びずまんぶろぐ

びずまんぶろぐ

ロサンゼルス駐在⇒転職して東京で外資系勤務のしがないサラリーマンのブログ。妻と娘の3人家族。

Excuse me が言えない日本人

f:id:biz_man:20180910224320j:plain

 

びずまんです。

 

アメリカ・ロサンゼルスから日本に帰ってきて以降、すごく気になってることがあります。

 

それは、日本人が知らない人に対して「すみません」と滅多に言わないこと。

 

これね、本当に嫌なんですよね。

特に東京はひどい。

 

先日の出来事

先日の土曜日に電車に乗ってたとき、僕の目の前に4人家族が立っていました。

僕が扉付近の扉の端っこと座席の角にいて、その4人家族がちょうど扉と反対側の扉の間くらいにいたでしょうか。

 

車内はというと、座席は埋まっているけれども立っている人はまばらで、そこまで混んでいる訳ではない、といった程度。

4人家族の構成は、お父さんとお母さん、そしてお母さんに手を繋がれている4歳くらいの女の子とお父さんに抱っこされている2歳くらいの男の子でした。

 

女の子とお母さんが喋っているやりとりを、あぁいいなぁ、可愛いなぁ、なんて思いながら横で見ていました。

僕ももうすぐ親になることもありますし。

 

と、そこに隣の車両から移ってきた40〜50代の男の人と女の人が。

結構な勢いで歩いてこっちに向かってくるな、と思ってみていたら、その家族のお母さん+女の子ペアとお父さん+男の子ペアの間をズカズカと突破していきました。

かなりの勢いかつ突然の出来事だったため、お母さんや女の子にもガンガンとぶつかっていって。

それでも何も言わずにそのままズカズカと通り過ぎていったもんだから、その家族はあっけに取られて、しばらくその男の人と女の人を見つめた後、お母さんはハッと我に返ったように女の子に「大丈夫?」と声をかけていました。

 

その後、お母さんはまたジッとその通り過ぎていった男女の後ろ姿を見つめたまましばらく固まってしまっていましたが、少ししてから戸惑いながらも旦那さんと普通の会話を再開していました。

 

僕も呆気に取られながらもその一部始終をみていて、怒りのような悲しみのような、なんともいえない気持ちになりました。

というか、自分の子供がそんな目にあったら、ブチ切れてその男女を呼び止めていたかもしれません。

 

そのお母さんももしかしたら同じような気持ちだったかもしれせん。

でも、あまりにも異様な出来事に「もしかしたらあの男女は変な人だから関わらない方がいい」とか「あの人たちは何か障害や病気があって仕方ないことなのかも」といった考えが働いたのかもしれません。

 

日常的に起こる同様の出来事

この一例はかなりひどかったものですが、ここまでひどくないにせよ、同様の出来事は本当に日常的に起こります。

満員電車で無言でぶつかりながら人をかきわけていく人、駅のホームで後ろから追い抜かしざまにぶつかってきた上に謝りもしない人、扉が空いて降りようとしているのに全く避けずにまっすぐにぶつかってくる人。

 

過去の記事でも少しネタにしましたが、特に東京は本当に多くて、僕もちょっと本気で戸惑っています。 

bizman.hatenablog.com

 

これ、でもね、こんな狭ーい日本では、一人一人が意識しないと改善できないんじゃないかな、とも思うんですよね。

だから、これを読んだ人だけでもせめて意識を変えてもらいたいな、と思ってこの記事を書いているのです。

 

というのも、僕も昔は意識できていなかった人間だからです。

アメリカに住んでいた時に体験したとある出来事が起こるまでは、そんなことで周りの人が不快に思う可能性がある、ということをすっかり忘れていました。

 

日本はもともと国土が狭いくせに、東京、大阪、などに人口が集中しています。

さらに、いまだに会社や学校が始まる時間もほとんど一緒なもんだから、「通勤ラッシュ」なんてもんがあり、そのせいで日本人は狭い場所に人が行き交うことにとても慣れています

言い換えれば、一人一人のパーソナルスペースが狭いし、他人のパーソナルスペースを犯すことに対して、そこまで特別意識を持っていない。

あまりにも狭い場所で人が行き交っているもんだから、他人のパーソナルスペースを犯さないと生活できないですからね。

ずっと大阪で生活してきて中学生の頃から電車で通学していた僕も、狭い場所に人が行き交うことに慣れていた一人でした。

 

でも、こういったことに慣れている人って、全世界的に見ればものすごく少数派なんですよね。

決して当たり前じゃないんです。

僕にそれを気づかせてくれたのは、ロサンゼルスのとあるスターバックスで出会ったおばさんでした。

 

僕の意識を変えるきっかけになった出来事

ある日、コーヒーを買おうとスターバックスに入った僕は、コーヒーを買う前に少しトイレに行きたくなったので、店の奥にあったトイレに向かって歩いていました。

レジには何人かの人が並んでいて列ができていたんですが、店の奥に行くためにはその列を横切って行かなければなりません。

ちょうど少し隙間が空いていた箇所があり人にぶつからずに通り抜けられそうだったので、僕はそこを横切りました。

難なく誰にもぶつかることなく通り抜けることができたのですが、その瞬間に、その列に並んでいたおばさんに

「Hey!」

と呼び止められました。

まだアメリカに行って間もない頃だったので、呼び止められたことにドキッ!とした僕がそのおばさんの方を見ると、おばさんはとても怒りながら

「You have to say "Excuse me"!」

と僕に言ってきました。

「こういう状況では"すみません"と声を掛けて通らないとダメよ!」と。

最初は何を言われたのかわからず、ただただ怒らせてしまったことに「I'm sorry...」と言って足早にトイレに向かってしまいました。

 

この出来事はいまでも僕の心の中に残っているくらいで、それからというもの、他人のパーソナルスペースに対する意識はとても高くなりました。

アメリカ、少なくとも僕のいたロサンゼルスでは、周りの人も同じような状況では必ずと言っていいほど「Excuse me」「Excuse us(通り過ぎる人が複数いる場合)」と他人に声をかけていました。

他人のパーソナルスペースを犯すことは、少なくとも声をかけて許しを得るべき行為なんだ、という認識をみんなが持っている、ということです。

 

それを教えてくれたおばさんには、今は感謝の思いしかありません。

 

「すみません」と声を掛けあおう

確かに、日本はアメリカなんかと比べればあまりにも狭すぎます。

フレックスタイム制度のおかげで、東京にいながらにしてなんとか満員電車を逃れられている僕も、もし満員電車で毎日通勤していたらすぐに気が狂ってしまうだろうな、と思うくらいです。

そんな中で、他人を思いやる気持ちなんて持てなくなってしまうのもわからなくもない。

 

でも、だからこそ、意識だけでも変えていかないといけないんじゃないかな、と思います。

 

駅で外国人観光客を見かけた時、僕は日本という国を誇れません。

どうかぶつかられたりすることなく、嫌な思いをせずに、楽しんで帰ってほしい、と思ってしまいます。

 

日本は礼儀正しい国、素晴らしい国、という幻想は、もう捨てましょう。

まずは「すみません」の一言から、礼儀正しさを取り戻しましょう。

 

今日のところは、このへんで。

ピッコマで無料でサクッと読める!オススメ漫画10 選

びずまんです。

2ヶ月ほど前から「ピッコマ」というアプリにハマっています。

 

ピッコマはまあ最近ありがちな条件付き無料漫画アプリの一つですが、漫画のラインナップやアプリの使い勝手がなかなかいい。

 

目次

 

ピッコマってどんなアプリ?

簡単にピッコマとはどんなアプリかということについて説明したいと思います。

 

ピッコマは面倒なアカウント登録不要で漫画が読めるアプリです。

広告などでは、「無料で40,000話が読み放題」となっています。

f:id:biz_man:20180909163308p:plain

 

ほとんどの漫画が「待てば¥0」というカテゴリに属しており、そのカテゴリの漫画は、最初の1〜数話が無料ですぐさま読めて、その後は1話ずつ24時間後に無料で読めるようになります。

ちなみに、ピッコマでの1話は週刊漫画の1話分のおよそ半分の量。だいたいピッコマで1話読むのに、約1分〜3分かかるくらいです。

つまり、通勤電車や寝る前のちょっとした時間に読むのにピッタリ。

 

無料でどこまで読めるか、については漫画によって差があり、最初の数話分までしか無料ではないものもあれば、最後まで「待てば¥0」で読めてしまうものもあります。

最新話や最終話付近については「待てば¥0」ではないことも多いので、課金してピッコマ上で読むか、実際にその漫画を買うか、になります。

 

ピッコマ上で課金して続きを読むのは、普通に漫画を買うよりも若干高くついてしまうような印象です。

ですので、僕は続きが気になる漫画は実際に購入することをオススメします。

 

書籍版しかない漫画については買うのは少しめんどくさいのですが、ここで掲載されている漫画はすでに電子書籍化されている可能性が高い(というかほぼ100%ではないでしょうか)ので、僕は続きが気になった漫画については貯めている楽天ポイントで購入し、電子書籍アプリの楽天koboで読むようにしています。

また、Kindle Unlimited で無料で読める作品も多いようです。

 

 

そこで今回は、そんなピッコマである程度の量を無料で読める漫画かつあまり有名ではない漫画の中から、超絶独断と偏見によって、「面白いから読んでみて!」とオススメしたい漫画をご紹介していきたいと思います。

カイジシリーズやアカギ、将太の寿司、orange、など有名どころもあったりしますが、そこらへんはあえて外しています。

 

「ピッコマ」でオススメしたい漫画10選

自閉症君の母、やってます

【ピッコマ無料区間 : 11話 / 14話】【kindle unlimited 掲載 : ×】

自閉症のお子さんを持つ作者が、子供が自閉症であることを受け入れていく過程、自閉症くんとの向き合い方、母の心の内、などを細かくもコメディタッチで描いた漫画。

僕ももうすぐ子供が生まれる身として、子供とは何か、子育てとは何か、ということを考えさせられ、思わずウルっときてしまうこともありました。

無料で読める話数は少ないのですが、ピッコマで無料でなければ出会うこともなかったかもしれない漫画ですので、出会えてよかったなぁ、と思っています。

  

ナンパルチア〜女を誘惑する絶対法則〜 

【ピッコマ無料区間 : 63話 / 67話】【kindle unlimited 掲載 : ○(途中まで)】

「普通に女の子と付き合いたいだけの大学生・永井誠輝は、やること成すこと全て変態行為に繋がってしまう不幸な星の下に生まれていた。」という、なんともラブひな的な主人公が、昼はブサイク3浪浪人生だが夜になるとあらゆる恋愛テクニックを駆使するイケメンに変身する兄・将司から恋愛テクニックを教わり、意中の女性・明日香と仲良くなっていく...という少し邪道なラブコメです。

ラブひななどよくあるラブコメでは、勝手に周りが主人公のことを好きになっていくパターンが多いのですが、この漫画では、主人公はとにかく恋愛テクニックを習得したり練習したりするなど、ちゃんと努力します。

最後の方では、恋愛テクニック対決、みたいなバトル要素もありとても面白い。

タイトルはなかなかふざけていますが、読んでいくうちに続きが気になって毎日24時間経つのが待ち遠しいです。

まだ僕は56話までしか読んでいないので無料区間ですが、最後の数話は買ってしまうかもしれません...。

 

女子刑務所へ入っていました

【ピッコマ無料区間 : 8話 / 11話】【kindle unlimited 掲載 : ×】

こちらも無料区間は8話と少なめですが、女子刑務所に入っていたことのある作者が、女子刑務所内の実態や実際に刑務所内で出会った受刑者のストーリーなどを漫画にしています。

有名どころでは、出会った受刑者仲間として和歌山毒物カレー事件の林真須美受刑者などが出てきます。(この事件自体、結構謎の多い事件なので調べてみると面白かったりするのですが)

女子刑務所内がどのようになっているのか、なんて普通に生活をしていたら知ることもないので、非常に面白かったです。

 

 

鬼畜島(連載中 - 2018/09/10現在)

【ピッコマ無料区間 : 40話 / 45話(2018/09/10現在)】【kindle unlimited 掲載 : ×】

「こんな漫画売っててもいいのかというぐらいにグロい」「人にオススメできないくらいにヤバい」と巷で話題になっているグロバイオレンス漫画です。

読み始めは、本当に「え、いいの...?」と思ってしまいますが、数話読んでいるうちに慣れ、怖いもの見たさの方が勝って面白くなってきます。

大まかなあらすじは、とある廃墟研究サークルの大学生達が、無人島とされていたはずの島で豚の仮面をかぶり残虐な殺戮を行う大男を始めとした異形の家族と出会いサバイバルを繰り広げる...といったもの。

わけがわからないと思いますが、本当にそういう話なので、まあとりあえず読んでみてください。

ただし、グロいの無理な人は要注意。

 

王様ゲーム 起源

【ピッコマ無料区間 : 46話 / 55話】【kindle unlimited 掲載 : ×】

同名のホラー小説(ケータイ小説)を漫画化したもので、これまた少しグロ系。

「王様ゲーム」シリーズはいくつかあり、ピッコマでは漫画化されている全てのシリーズ「王様ゲーム」「王様ゲーム 終極」「王様ゲーム 臨場」「王様ゲーム 起源」の4つを読むことができます。

僕も全てのシリーズを数話ずつは読んでみたのですが、唯一読み続けているシリーズは「王様ゲーム 起源」だけです。

大まかなあらすじとしては、ある日、とある村に「王様」を名乗る差出人から命令の書かれた手紙が届き、その命令に従わなければ、罰(主に死罰)が下される。最初は半信半疑だった村人たちも、一人、また一人と超人的な現象で死んでいく村人達を見るにつれて次第にその絶対的な力を確信し...というサバイバルホラーもの。

少しずつ減っていく村人達とともに、明らかになっていく(?)「王様」の謎。

読み進める手が止まりません。

 

クロカン

【ピッコマ無料区間 : 277話 / 277話】【kindle unlimited 掲載 :○(全巻) 】

「ドラゴン桜」「インベスターZ」「アルキメデスの大戦」などでいまや有名漫画家となった三田紀房先生の出世作。

野球部の監督として、非常識な指導方法で周りと軋轢を起こしながらも、野球部を強化し甲子園へ導いていく、黒木監督、通称クロカンの物語。

「ドラゴン桜」を始めとして、三田紀房先生の作品では、一見して非常識だが筋の通っている方法で何かと戦っていく、という構図がほとんど用いられていますが、この作品でその手法が確立されたんではないでしょうか。

少し昔の漫画ですが、今読んでも全く古くさくもなく、なんとなく流れはわかりつつもやっぱりとても面白いです。

待てばピッコマで全話読めてしまいますが、ボリュームが多く、全て読むには約1年かかりそうなので、早く続きを読みたい方は、kindle unlimited で読むか、買って読んだ方がいいかもしれません。

 

翔びなさい!アヒル

【ピッコマ無料区間 : 40話 / 40話】【kindle unlimited 掲載 :× 】

容姿にコンプレックスを持つ平凡なOLがキャバ嬢になり、潰れかけのキャバクラを再建しながら、キャバクラ嬢としても成長していく...という内容。

全40話でサクッと完結まで読めるので、これぞ暇つぶしにもってこい!の作品です。

主人公の七海は途中から「お前誰やねん...」というくらい変身します。

 

24時のイタズラな彼女(連載中 - 2018/09/10現在)

ピッコマ無料区間 : 26話 / 27話(2018/09/10現在)【kindle unlimited 掲載 :× 】

こちらも肩肘張らずにサクッと読める漫画。

バリバリキャリアウーマンの恋人ユカリから下僕扱いされながら、潰れかけのコンビニを経営するマコトは、4年前にキスを交わした不良少女のセナと再会。セナはコンビニのアルバイトに応募してきて...という三角関係ラブコメディ。どちらかといえばコメディ寄り。

すごく(いい意味で)くだらない内容なんですが、ポップで軽いので、ついつい読んでしまいます。

ちなみにこちらは毎週日曜日に連載しており、週に1話ずつ新しい話が解放されています。

 

嫁と姑デラックス(連載中 - 2018/09/10現在)

ピッコマ無料区間 : 105話 / 107話(2018/09/10現在)【kindle unlimited 掲載 :○(連載中?) 】

いかにもコンビニで売ってそう、主婦が好きそうな絵柄と内容です。

ほとんどの話が1話(ピッコマでは2話に分割されている)完結型の内容で、「嫁と姑」に限らず、様々なワケあり家族のストーリーが出てきます。

いつ読んでもいいし、いつやめてもいい、というこちらも暇つぶしにはうってつけの作品。

しかも無料区間がかなり多く、とりあえず「お気に入り」に登録しておき、暇なときに読むのがいいんではないでしょうか。

こういう漫画って、くだらないけど面白いんですよねぇ。

 

それでも僕らはヤってない

ピッコマ無料区間 : 64話 / 80話【kindle unlimited 掲載 :× 】

絵柄とタイトルから、「エロ漫画かな...?」と思って読み始めてみましたが、タイトル通り、こいつら全くヤりません。ヤりそうな気配すらほとんどない。

というのも、この漫画、テーマが「童貞・処女社会人の恋愛群像劇」だけあって、超プラトニック。

僕も、若干タイトルに騙された感はあるにせよ、楽しみながら読んでいます。

展開は「ヤりそうでヤらない」というダチョウ倶楽部的なノリがずっと続くのですが、王道のラブコメが好きな人にはオススメですかね。若干展開がマンネリ気味ではありますが。

つい最近完結したようですので、ピッコマでは全話無料で見ることはできないにせよ、終盤付近まで無料で読んで、続きが気になるようであれば購入して最後まで読むことができるようです。

 

今後もどんどん更新されるはず

いまや漫画は無料で読むのが当たり前の時代になってきました。

音楽や動画もそうなったように、漫画もまずは無料で楽しんで、続きが気になったり、本当に面白くて好きだと思ったら購入する、という流れは個人的にはいいと思うんですよね。

動画であればnetflix、hulu、Amazon Prime、音楽であればApple Music、書籍であればkindle unlimited のように、月額制のサービスがもっともっと漫画界にも浸透すればいいと思っています。

 

そんな流れの中で、無料で読めたり、月額制サービスで読める作品は今後どんどん増えていくでしょう。

個人的には、月額1,000円くらいで漫画読み放題、のサービスを是非とも早く作って欲しいですね。(今も似たようなサービスはありますが、若干読める漫画が少ない)

 

今日のところはこのへんで。

「大坂半端ないって」CMの日清カップヌードルの先見性半端ないって

大坂なおみ選手、全米オープンの優勝おめでとうございます!

 

そこまでテニスのファン、というわけではないですが、流石にグランドスラムの制覇ともなると、胸が熱くなってしまいました。

 

あくまでにわかファンの僕がテニスについて語ることはできないので、今回は日清の作ったCMについて。

 

「大阪半端ないって」

このCM、みたことありますか?

 


カップヌードルCM 「大坂半端ないって 篇」 30秒 / 大坂なおみ

 

今でこそ元ネタの「大迫半端ないって」はとても有名になりました。

ですが、このCMが放送されだしたのは、今年のW杯よりも少し前の2018/5/25から。

 

www.nissin.com

 

放送された当時、僕はこれをみて

「これ元ネタ分かる人、どれくらいおるんかな...?」

と、日清のクレイジーさに感心していました。

 

元ネタといえば、今では言わずと知れたこちら。

 


大迫 、ハンパないって!!フルバージョン

 

これ、2008〜2009年の全国高校サッカー選手権の当時から話題になって、以来、「大迫半端ないって」は大迫選手の代名詞のように扱われていました。

それでもその知名度はあくまでサッカーファンのみに留まり、サッカーに興味のない一般層には全くと言っていいほど浸透していませんでした。

 

それが、日清のこのCMが放映された当時の状況。

 

もっといえば、そもそも大坂なおみ選手のことを知らない、という人もかなりの数いたんではないでしょうか。

「大迫半端ないって」を知らず、さらには大坂なおみ選手も知らなければ、日清のCMはただのわけのわからないクレイジーなCMです。

 

そんな状況でこのCMを作り、放映する日清の遊び心にはとても感心していました。

元ネタから10年経っていたこともあり、「よくこのCM作ったな」「よくこのCM、企画会議通ったな」と。

 

これ以外にもカップヌードルのCMには遊び心とか風刺とかがふんだんに盛り込まれたものが多くて、個人的にはカップヌードルのCMには毎回ワクワクしていました。

 

これとかね。

こんなバカっぽいのをCMとして放送しちゃうところめっちゃ好き。

 


カップヌードルのCMが面白い

 

Jamiroquai の Virtual Insanity の替え歌で「ハラヘッターオーカップヌードルイツツタベラレールクラーイ」ってのもあったな。

興味ある方は「Jamiroquai カップヌードル」って探してみてください。

 

大迫選手はW杯でブレイク、大坂なおみはグランドスラム制覇

そして、カップヌードルCM「大坂半端ないって 篇」が放送されて約1ヶ月後、「大迫半端ないって」が大ブレイク

この大ブレイクを予期していたとしたら、日清マジ半端ないって!と思っていたんですが、「大迫半端ないって」がブレイクしたのち、全力で乗っかりに行くのかなと思いきや、逆にこのCM を目にする機会は減りました

理由はよくわかりませんが、さらにそこに男気を感じたり。

 

なんかね、カップヌードルのCMって、カッコいいんですよね。

もはや、商売っ気というか売ることをあまり目的にしてない感じがして。

日清の中で、カップヌードルのCMは全力でふざけてオッケーですよ、みたいな風土なんですかね?

 

でもそういうところにこそ、ミラクルは起こるもんで。

 

今度は、大坂なおみ選手のグランドスラム制覇

結果的に、日清カップヌードルは、大迫選手と大坂選手のブレイクをピタリと予言していた、と言っても過言ではない状況となりました。

 

もちろん、両選手ともにもともと素晴らしい選手なんですけどね。

大坂選手のスポンサーは日清ですし。

 

日清カップヌードルの尖ったCM

なんにせよ、僕は大坂選手のグランドスラム制覇のニュースをみたとき、カップヌードルのCMを思い出しました。

 

放送された当初は

「日清カップヌードル、マジクレイジーやな!(いい意味で)」

と思っていたのが、今では

「日清カップヌードル、半端ないって!」

に変わりましたね。

 

これからも、日清カップヌードルのCMには期待してますし、カップヌードル以外にももっともっとバカなCMが増えてくれればいいなぁ、と思っています。

 

今日のところはこのへんで。

 

 

ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』は本当に「失敗」なのか

Yahoo!ニュースなんかを読んでいると、「大コケ」だとか「公開処刑」とか、やたらとドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』に対する酷評が目立ちますが、果たしてそんなに酷評されるほど面白くないドラマなんだろうか…?

ちなみにこの記事には多少のネタバレも含んでいるので、ネタバレが嫌な人は引き返してくださいね。

 

個人的には結構好き

僕はこのドラマを一話からずっと観ているが、正直、個人的にはなぜかやたらと評価されている『義母と娘のブルース』よりも好き。どっちも観てるけど。

知らなかったことを色々と知ることができたし、毎回考えさせられる。

ちょっと泣いちゃうような回もあったし、1話もしくは2話完結型で気軽に観られるところも気に入っている。

 

役者陣もそんなに嫌いじゃない。

主役の吉岡里帆は定期的におっぱいを揺らして走ってるし(演出家がわざとやってるとしか思えない)、阿久沢さん役の遠藤憲一、半田さん役の井浦新、課長役の田中圭、なんかは結構ハマり役で。

 

ところがどっこい、世間での評価は全く芳しくないらしい。(少なくともニュースになるくらいには)

 

視聴率は取れていない

確かに視聴率は取れていないようだ。

『健康で文化的な最低限度の生活(以下、ケンカツ)』の9/4放送分の第8話が5.6%であるのに対して、同日9/4放送の『義母と娘のブルース(以下、ギボムス)』の第8話が15.5%と、かなりの大差。

なるほど確かに商業的な意味合いでいえば、ケンカツは失敗でギボムスは成功、といえるのかもしれない。

スポンサー目線、もしくは制作サイドからみれば、視聴率をとってナンボ、という世界であることも理解できる。

 

では、なぜ視聴率が取れていないのか。

本当に「面白くない」からなのだろうか。

 

テーマは重たいし制作には制約がある

少なくとも、僕は「面白くない」とは思わないし、ケンカツとギボムスのどちらかを選べ、と言われたらおそらくケンカツを選ぶだろう、と思うぐらいには毎週楽しみにしている。

おそらく、面白いか面白くないかは単純に好みの問題なのだ。

 

ただ、視聴率が取れない理由もなんとなくわかる。

 

まず、テーマが重い。

改めてになるが、このドラマは生活保護とその受給者の実態を、主人公である吉岡里帆演じる新人ケースワーカー*1の義経えみるの目線で描く、というわざわざ疲れた平日から、毎週観たくもないようなテーマ

仕事から帰ってきて、リラックスタイムにあえて観たい、とはならないだろう。

 

実際、第1話の初っ端からいきなり担当になったばかりの人が死ぬ

重い、重すぎるよ...。

 

ちなみに、僕は漫画も第1巻だけ読んだけど、この部分の描写については、割と漫画ではサラッと描かれていた反面、ドラマではものすごく気合いを入れて描かれていた

そこに気合いを入れたからこそ逆に視聴者が離れてしまったのでは...?なんて気も若干しないでもないけど、このドラマの描写も、個人的にはすごく良かったと思う。冗長というよりは、丁寧に描かれていた、といっていい。

 

そして、制作上、原作者から出された条件が、さらにこのドラマを「重厚な」ものにしているのではないか、とも思う。

昨秋にドラマ化の話が来ました。原作に対する熱い思いを感じたので、こちらからは①間違った情報を描かないよう監修をつけてほしい、②視聴者の偏見を助長するような表現はしないでほしい、という2点を条件にOKしました。

(引用:吉岡里帆主演ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』原作者に聞く(大西 連) | 現代ビジネス | 講談社

とあるように、原作者の柏木ハルコさんは「視聴者の偏見を助長するような表現」を避けるように、と注文をつけた。

その制約もあって、ドラマは毎エピソード、勧善懲悪的にドラマティックな感じには全くもって着地しない

借金を背負っていた受給者は債務整理を行って借金整理してバイトを始め、報告義務を知らずに息子がバイトをしていたことにより「所得隠しによる不正受給」が発覚した受給者は結局不正受給分を返済することになり、父親から虐待を受けていた新規受給申請者は虐待から抜け出し、アル中の受給者はアル中を自覚して脱却のための自助会に通うようになり...、と、基本的には「最悪の状態から一歩前進する」ところまでしかストーリーは描かれず、なんとなくエンディングテーマが流れ出し、なんとなく毎回終わってしまう。

確かに、現実はそういうもんのはず(というか、最悪のケースから抜け出せないケースも同じくらい多いだろう)だし、基本的にはいきなり全ての問題が解決してハッピーエンドになることなんてことはあり得ない。

そんなことをしてしまえば、「視聴者の偏見を助長する」ことになってしまう。

ましてや生活保護の不正受給者を世直し的に懲らしめる、みたいな構図ももちろんない。

 

だからこそ、このドラマは「娯楽」ではないのである。

そして娯楽ではないドラマは、連続ドラマにするには少々難しいのかもしれない。

 

ただ、娯楽ではないからといってそれが「面白くない」と断じてしまうのも違う気がするのだが、どうだろうか。

 

吉岡里帆の演技もそんなに悪くない

主演である吉岡里帆の演技もそんなにウケがよくない。

 

ただ、演技、と言うことに関していえば、吉岡里帆はしっかり役柄を演じられているんじゃないかな、と個人的には思っている。

少し前に話題になったドラマ『カルテット』での癖の強い狂った女役の吉岡里帆の演技は凄まじかった。とてもハマっていて、吉岡里帆の女優としての世間での評価は急激に上がったし、吉岡里帆の「ちょっと癖のある女」を演じる演技力には、僕自身も一目置いている。

 

ケンカツにおいては、ドラマ内で吉岡里帆演じる主人公は「ちょっと変わっているけど普通の人」くらいの感じで描かれている。のだが、その割には、かなり空気が読めない痛い感じが出ていて、その痛い感じが「吉岡里帆、感じ悪いよね」「あの子、あんまり好きじゃない」に繋がっているような気がする。

ただ実のところ、漫画では主人公はちゃんと「空気が読めない」「人の顔色というものが全くわからない」というキャラ設定になっているのだ。

そして、おそらくしっかりと原作を読み込んだであろう吉岡里帆はしっかりと空気が読めない痛い感じで主人公を演じている。

 

そういった背景から、ドラマ内では「主人公は痛いやつ」という共通認識を視聴者から得られないまま進んでしまっているせいで、結果的には「吉岡里帆=痛いやつ」になってしまっている、というわけである。

 

これに関しても、「吉岡里帆の演技がひどい」と言うにはあまりにもかわいそうというか、一方的な決めつけであるように思えてならない。

 

「視聴率が悪い」を理由に全ての評価をネガティブなものにして欲しくない

結局のところ、ケンカツは「視聴率が悪い」だけのドラマなのだ。

その「視聴率が悪い」ということが、ドラマそのものの質や役者の演技力にもハロー効果*2を与えてしまっているように僕は思う。

 

そして「視聴率が悪い」ということをドラマの評価の全てにしてしまっては、本当に面白いドラマが今後産まれる可能性をも潰してしまうのではないか、とも思えてならない。

いちドラマのファンとしては、Yahoo!ニュースなんかに踊らされずに、まっさらな気持ちでドラマを観ることができたらなぁ、とただ願うばかりなのである。

 

ちなみに、いま、楽天kobo(楽天の電子書籍サービス)で、漫画版の1巻が期間限定(2018年9月13日まで)で無料となっています。

漫画版ケンカツを読んだことがない方には、是非ともこの機会に漫画も読んでほしい。

 

それでは、今日はこの辺で。

 

 

*1:ケースワーカー:役所の生活保護を管轄する部署で受給資格や受給金額を正しく管理しつつ、受給者の「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するとともに、さらには生活保護からの自立を助長する役目の担当者

*2:ハロー効果:それが持つ顕著な特徴に引きずられて、他の特徴についての評価が歪められる効果。ある一つの特徴が悪い、もしくは良い、という印象だけで他の部分も同じように認知してしまう現象

転職を検討している人に外資系企業をおススメしたい7つの理由

f:id:biz_man:20180905144620j:plain

外資系企業に転職して4カ月が経ちました。びずまんです。

 

友達から、

「転職して、どう?」

「外資系ってどんな感じ?」

と聞かれることが度々あるんですけど、

「こんな感じやで」

と答えると、

「え、マジで!?」

とびっくりされることが多いです。

 

確かに僕も、今の会社に入る前は、

「外資系ってこういう感じやろ」

というイメージはあっても、実際に外資系に勤めている人から、

「外資系ってこういう感じですよ」

という話を聞いたことはありませんでした。

 

「外資系に勤めてる」って世間的にみると少数派なんですよ。

経済産業省の発表している【企業活動基本調査】および【外資系企業動向調査】によれば、2016年度の日本国内企業の常時従業者数は1,438万人、うち、外資系企業の常時従業者数は52万人。

あくまで調査による数値で多少の誤差はあるんでしょうが、それでも企業就労者全体のたったの3~4%しかいません。

 

50人のクラスなら、クラスメイトのうちたった2人しか外資系に勤めていない。

そう考えると、自分はなかなかレアな存在じゃないかと思えてきました。(厳密にいうと50人全員が企業に就労しているわけではないので、もっと少ないはず)

しかも僕は、日本企業、日本企業の海外駐在、日本国内の外資系企業、の3つを経験しています。

ここまでくれば、もしかして自分って学年に1人、くらいの確率の経歴なんじゃないのか…?

 

そこで今回はそんな僕が、

「外資系ってこんな感じだよ」

という話を交えながら、転職を検討している人にぜひとも外資系企業を勧めていきたいと思います。

 

「万人にとって外資系最高!」というわけではないかもしれません。

それでも、日本企業に勤めていて、少なからず古い体質に違和感を感じている人には、それが当たり前ではないんだよ、ということを知ってもらえたらいいなと思います。

 

目次

 

【前提】「外資系」と一括りに言っても多種多様

早速そんなこと言ったら元も子もないやん!

と突っ込まれそうですけど、これ、前提としてすごく大事。

 

企業の母国籍によって文化が違う

というのも、日本以外の国の出資企業を一括りに「外資系」といっても、その母国籍は多種多様です。

大きく分ければアメリカ系、ヨーロッパ系、アジア系、その他、の4種。

その中でも、例えばヨーロッパ系だと、イギリス系とドイツ系は全然違います。

極端なことを言えば、アメリカでも西海岸系の企業と東海岸系の企業では文化が違うでしょう。

 

さらには、日本法人における歴史やマネジメント方法などによっても文化は変わってきます。

日本法人の歴史の長さや、本国のマネジメント方針によって、日本法人がどれくらい本国の企業文化の影響を受けているかの度合いが違うのです。

 

要するに、「外資系」と一括りにしてみても、色々あるよ、ということを、まずは前提として覚えておいてほしいのです。

 

僕が現在働いているのは、ドイツ系企業

そんな中、僕が現在働いているのは、全世界で事業を行っているドイツ系企業です。

日本法人としての歴史はそこそこ長いですが、人事制度のベースとなる考え方なんかはほとんど全世界共通。

ドイツ系企業はわりと日本企業に近い雰囲気がある、という風に語られることが多いのですが、それでもやっぱり日本企業とは全然違うなぁ、と日々感じています。

 

ただ、いまから僕が語る内容はアジア系企業とは全然違うだろうし、「ザ・外資系」のイメージがあるアメリカ系とも違うと思うので、

「外資系はこうだ!」

ということではなく、あくまで

「イチ外資系企業にイチ個人が働いてみた感想」

というスタンスで読んでいただければ、参考になることもあるんではないでしょうか。

 

僕が外資系企業を転職先としておススメする7つの理由

前の会社(超ドメスティックな日本企業)との比較を中心に、外資系企業を転職先としておススメする理由を7つ紹介したいと思います。

 

①「ルール」が「ルール」としてそのまま運用されている

前の会社では、「ルール」を読んで字のごとく適用できないことがたびたびありました。

 

一番わかりやすかったのは、フレックスタイム制度。

前の会社にはフレックスタイム制度があったんですが、ほとんどの人が使うことを許されていませんでした

「フレックスタイム制度を導入している企業、という対外的な体裁を取り繕うために制度はあるけど、よっぽどのことがない限り、基本的にはうちの会社でフレックスは使えないから。」

と人事が言っていたのを聞いたことも。

そのときは、「まあそういうもんかな」と思っていたましたけど、いま改めて考えると、ちょっと何言ってるかわかんない

 

そんなことを普通に言っちゃう人事も、それを「そんなもんかな」と受け入れちゃう社員も、「あるある」かもしれないですけど、冷静に考えるとすごくおかしいですよね。

でも、社内文化ってホント、そういうもんで。

外に出て、別のものを知らないと、それがおかしいということがわからないんですよ。

 

今の会社では、コアタイムが10時~15時、所定勤務時間が7時間半(+1時間休憩)と定められていて、朝早く来て16時半に帰る人もいれば、僕のように10時に出社して18時半に退社する人もいます。

もちろん、「今日は9時間働いて、明日は6時間働く」などの日をまたいで調整することも可能。

労働時間の管理は上司の責任、ですが、基本的には本人が自分自身で管理しながら働くことが求められます。

 

そのほかにも、人事評価、有給、自宅勤務、残業時間、なんかも厳格にルール通り運用されていますね。

業務の都合をつけたうえで1週間連続して有給を取ることは問題ない、とかね。人によっては2週間有給を取る人もいますし。

 

僕も入社して間もないですが、9月の3連休に挟まれた4日間に有給を取って、遅い夏休みとして10連休を予定しています。

日本企業で働いてる友人には

「入社したばっかやのにそんなに有給取っていいの!?」

と言われたり。

そう言っちゃう感覚、わからないでもないんですけど、でもやっぱりその感覚、おかしいと思いませんか?

 

②理不尽で無駄な仕事が少ない

ええ、僕も前の会社にいた時は、作ってました。特定の人に対して忖度しまくりの社内説明資料

あとは、「前回あったからとりあえずよろしく」という理由だけで作らされる「昨年作った資料の今年版」とかね。

社外からもらった資料やシステムから抽出したレポートを社内用に上司の好みに合わせて作り直したり、挙句の果てには、会議前に事前説明&根回しのために時間を割いたり。

ぜーんぶ無駄だと思いながらも、やってましたよ。

何度か「無駄だからやめましょう」と上司に提言したこともありますが、曖昧な理由ですべて返り討ちにあいましたからね。

 

いまの会社では、そんなことをやる必要は全くありません。

社内説明資料もほとんどが外部やグローバル規模で作られたもの、もしくはシステムから抽出したレポートをそのまま使うだけで十分なので自分で別に作る必要ナシ。

資料はすべて会議中にスクリーンに投影して使用、もしくはスカイプ会議なら画面共有をするので、印刷をする必要もありませんし、必要な場合は資料の電子ファイルを事後共有するだけ。

いままでどれだけ無駄な時間と紙を使っていたのか、ということを思い知らされました。

 

③能力の低い管理職がかなり少ない

ほとんどの日本企業はまだ年功序列で役職が決まっているんではないでしょうか。

僕が前働いていた会社も、部長級(最速で40代後半)になるまでは基本的には年功序列で横一列に昇進するような仕組みでした。

部長級になるのも数年のズレがあるだけ。本社の役員になるのは一握りだけど、本社の役員になれなかった人もグループ会社の役職につけてもらえる、というなんとも「あるある」な人事制度でした。

 

年功序列の人事制度、というシステム自体が時代に即さなくなってきているとは思いますが、個人的にはシステム自体を否定するつもりはありません。

ただ、年功序列の人事制度においては、必然的に時として壊滅的なバカを上司や関係部署の管理職として相手にしなければいけないこともあるんですよね。

そもそも日本語が通じない、1ミリも自分の頭で考えない、前日に報告したことすら忘れる(しかも内容ではなくその事実自体を)、単純なことすらも間違える、というような、「今までこの人どうやって生きてきたんだろう…」とマジで心配になるくらいの方々が前の会社には大量発生していました。

日本の文化として、年上の方を尊敬する必要があることはわかります。

そして、僕もどうにかそういう人たちを尊敬しよう、尊敬しなければいけないんだ、と自分を言い聞かせ、尊敬できない自分はなんて器の小さい人間なんだ、と悩んだこともありました。

ただ、とうとう最後まで、僕は上司が壊滅的にバカだということにはどうしても耐えられませんでした

だってバカなんだもん!尊敬できねーよ!

こういったことに対するストレスも、前の会社を辞めた大きな理由のうちのひとつ。(もちろん、一方で人間的にも仕事的にも尊敬できる人もいっぱいいましたよ。)

 

今の会社で管理職についている人は非常に優秀な方ばかり。

というか、そもそも優秀じゃないと管理職になれません。

英語は管理職要件として必須、さらには3か国語以上喋る人もとても多く、会計士、税理士、弁護士、MBAなどの資格を持っている、などそれぞれがわかりやすくなにかしらの能力に長けています。

年齢はほとんど関係ないですし、会議などでも積極的にリードしていく姿勢が求められます。僕も今、年上の部下を抱える身です。

厳しい側面としては、管理職要件を満たさなければ降格、解雇勧告ということもあり得るんですけどね。

 

で、これは新しい会社に入ってから気づいたことなんですけど、

バカな管理職がいないって、もう、めっちゃストレスフリー!

話が通じる!指示や指摘が合理的!

 

年功序列を否定するつもりはありません、と書きましたが、やっぱり年功序列はもう限界かな…と思ってしまいます。

 

④ツール・システムが整っている

全世界規模で事業を行うためには、システムをしっかりと整備する必要があるので、グローバルに展開している外資系企業では、ツール・システムが揃っていて、しかもグローバル規模でちゃんと整備されていることが多いです。

 

今の会社では、まず入社すると全世界で共通の社員ID、eメールアドレスが支給されます。ハード面では、PC、ヘッドセット、iPhoneが入社当日に支給されました。

PCのログイン、社内ネットワークや各種システムには全て共通の社員IDでログイン等できるようになっており、自宅など、社外のどこからでもVPNを通じて社内ネットワークにアクセスもできるし、ヘッドセットを使って社外から自分宛の電話に出たり、iPhoneからスカイプ会議に参加することも可能です。

 

ありとあらゆるワークフローが電子化されていて、社員情報、勤怠管理、評価なども社員全員がアクセスできるシステムでしっかりと管理されています。

全てのシステムが同じ社員IDで管理されているので、別途設定しなくても、システムの通知がちゃんとeメールで届きますしね。

会議招集も、会議に呼びたい人と会議室をシステム(当社はOutlook)で空き状況を確認して案内メールを送るだけ。会議室手配も含めてそれで済んでしまうので、事前に一人一人にメールをしたり電話したりして調整する、なんてことは必要ありませんし、当然、会議前に総務部からプロジェクタを借りてくる、なんていう手間は断じてあり得ません。

 

トレーニング教材なんかも全世界共通のものが多く、採用面接や人事評価面接の仕方や評価シートなどもかなり細かく明確に定められているので、無駄が少なく、属人的な評価が横行する可能性も低いように感じています。

 

他の日本企業はどうかはわかりませんが、前の会社では、使っているシステムも古く、全てのシステムが個別に動いていてツギハギだらけで、管理も行き届いていない、という感じで、結局誰もシステムを使わなくなる、なんてこともしょっちゅうありました。

それどころか、このご時世なのに社内WiFiすら飛んでいなかったし。

 

こういう積み重ねが、効率化などの面で本当に大きな違いを産むんだ、ということも、今の会社に入るまでは知りませんでした。

 

⑤不必要な残業がない

今の会社では、だいたいの人が通勤ラッシュを避けるために朝の9時半〜10時に出社するので、定時は7時間半+1時間休憩とすると18時〜18時半になるのですが、19時にもなればオフィスはガラガラです。

まったく残業がない、というわけではありませんし、仕事がある時(と言っても無駄な仕事が少ないので、本当に稀ではありますが)は僕も残業をすることはありますが、それでも、どんなに遅くても21時を超える、なんてことはあり得ません。

 

基本的には残業は避けるべき、と認識されているのです。

 

ただ、残業に対する考え方は業界や国によって本当に違うらしいので、あくまでこれは一例。

アメリカなんかは想像と違って、意外と残業が多かったです。

これも本当に人や業界、役職によるんですけど。残業、というより、時間ぴったりしか働かない人もいれば、四六時中働いているような人もいた、という感じかな?

 

少なくとも「必要のない資料を作るために残業」とか「上司や周りがまだ帰っていないから帰りづらくて残業」ということは外資系では殆どないんじゃないかな。

 

⑥ワーキングスペースが広い

細かいことですけど、今の会社の自分の机は、前の会社の1.5倍くらいの広さです。

コーナーデスクっていうんですかね?一人一人に90度の作業スペースが与えられており、机は全てパーティションで区切られて個別ブースになっています。

あとは、簡単な打ち合わせ用ブースが広くて、全てのブースにPC用の外付けモニターが置いてあったり。コーヒー、紅茶、お茶類が全て無料だったり。

すごく細かいことなんですけど、こういったオフィス環境にも、外資系企業は日本企業に比べてしっかりと充実させている傾向があるように思います。

 

実際、仕事に集中できる度合いも以前に比べて高まっているような気がしますね。

 

これはアメリカで働いていたとき、とある不動産会社のオフィスを見学に行った際に教えてもらったことなんですけど、オフィスの環境って生産性に直結するんだとか。

 

僕が見学に行ったオフィスには、広いワーキングスペース、一人に一つ与えられたロッカー、お客さんに配る用のカッコイイ資料を簡単に作成できる資料作成室、メッチャ広くてオシャレな休憩スペース、キッチン、フリードリンクとフリースナック、レクリエーションルーム...など様々なものがあり、非常に快適なオフィス空間が作られていました。

 

そこで実際に働いていた人のなかに、日本でもサラリーマンとして働いたことのある人がいたのですが、

「アメリカに来て知ったんですけど、本当にオフィス環境によって生産性ってめっちゃ変わりますよ!」

とおっしゃっていました。

 

前の会社では、「奴隷船かよ!」ってくらい小さなスペースに机がギチギチに詰められていたんですけど、そういう会社って、結構多いんじゃないですかね?

 

⑦英語を使う機会が多い

僕は今の会社を英語教室がわりにも使っています

給料をもらいながらレッスンを受けているんです。

 

今の会社での社内公用語は英語。

もちろん、日本人同士のみで話す時は 日本語ですけど、日本人以外が一人でも参加しているミーティングや別の国の担当者と電話会議をする際は英語ですし、社内資料も殆どが英語です。

仕事では日本語と英語を使う割合がだいたい50 : 50、もしくは英語の方がやや多い、という感じでしょうか。

 

海外駐在を終えたあと日本で働くにあたって、僕はせっかく身につけた英語力を下げたくはありませんでしたが、残念ながら日本企業で働いている限りはなかなか英語に触れる機会は多くありません。

かと言ってお金を払ってレッスンを受けたり、独学で勉強したりするのは大変。少ない機会のレッスンや独学では、生きた英語をキープすることはなかなか難しいですしね。

 

その点、公用語が英語の外資系企業であれば、働いているだけで生きた英語のレッスンを受けているのと同様の効果が得られるのです。

しかもお金を払う必要なし!

むしろお金を貰える!

 

英語を喋れるようになりたい人は、是非とも外資系に行くべき!と思いますね。

 

「いやいや、英語ペラペラじゃないと外資系なんて入れないよ」

と思われるかもしれないですが、意外とそうでもない人も結構いるんで、安心してください。素人に毛が生えたくらいの英語力さえあれば、あとは入ってからなんとかなりますよ!

 

この記事を通じて伝えたかったこと

どうでしょう。

あなたも、僕の以前勤めていた会社に対する不満と同じような不満を持っていませんか?

 

確かに、外資系企業ってどうしても人の出入りが激しいし、少しドライなところもあります。

前の会社の方がファミリー感が強くて、仲のいい同僚や先輩後輩は多かったです。

 

それでも、仕事の上で納得できないことも同じくらいに多かった。

 

今の会社では、納得がいかない、理解できない、ということが本当になくて、仕事によるストレスをほとんど感じなくなりました。

結局は、僕が仕事に求めていたのは働く上での「納得感」やったんやな、と思いましたね。

 

ストレスがなくなったおかげで、夫婦げんかも減ったような...?

 

転職する前、僕はとある人から

「そんな恵まれた環境にいて不満を持つなら、どこに行っても不満を持つよ」

ということを言われたことがあり、その言葉を真に受けていました。

そして、転職をすべきかどうか、転職をしても結局一緒なんじゃないか、と長い間悩みました。

 

確かに、「不満」に対する感度が高い人、低い人の違いはあるでしょうし、そういった意味では、僕が言われたことは一理あるのでしょう。僕はその感度が高いのかもしれません。

 

でも、人間やっぱり「合う、合わない」の方が大きいんですよね...!

 

僕は、昔の自分と同じように合わない環境に合わせようと苦しんでいる人に、苦しんだり悩む必要はないんだよ、ということ、僕のように転職をするのも一つの手だよ、ということをぜひとも知ってもらいたいと思っています。

 

そして、転職をするなら、外資系がおススメですよ。

 

それでは!

 

 

それでは!

ふわふわかき氷はなぜふわふわなのか

かき氷は断然ふわふわ派。びずまんです。

 

先日、妻と買い物に行った帰りにサンマルクカフェに寄りました。

そこで食べたのが、ふわふわかき氷。(抹茶金時)

 

そこで、ふとわき上がった疑問。

いままで何気なく食べていたけど、

「ふわふわかき氷ってなんでふわふわなんやろ?」

 

まあこのご時世、ちょっとググるとその理由や作り方なんてすぐにわかっちゃうんですけどね。

ですので、あえてそんなことをここでダラダラと焼き直して書くつもりはありません。

別のことをダラダラと書きます

もし万が一、本当に詳しい理由を知りたくてこのブログに迷い込んでしまった人には、この言葉を贈りたいと思います。それでは聴いてください。「ググレカス」。

 

まあ簡単に書くとですね、氷が凍る時間がゆっくりだとか、氷の水の質がどうだとか、削り方がどうだとか、そういうことらしいんですけど。

違う!違うんや!あたいが知りたいのは、そういうことじゃないんや!

と僕の中のなにわ娘が難しい女心を炸裂させるのです。

 

というわけで、かき氷がふわふわになる本当の理由はいったん置いといて、かき氷がなぜふわふわなのか、少し考えてみたいと思います。

 

その道30年のおばちゃんが丹精込めて削り出している

こないだサンマルクにその道30年風のおばちゃん、いたかな…?

という疑問があるにはあるのですが、あの氷の削り出しだけをみると、そんじょそこらの若造に削れるかってんだい!てやんでい!としか思えない。

いるんでしょう。おばちゃん。各サンマルクに。きっと。

時給はおそらく1,200円くらいで。

氷をふわふわに削り出すだけの簡単なお仕事。

笑顔の溢れる職場。

そんな毎日が、いつまでも続くと思っていた。

そう、あの事件が起こるまでは。

次回へ続く...。

 

朝、早起きしてヘアアイロンとか使っている

まあ、ふわふわにはなりますよね、確実に。

インスタグラムに愛犬や街中の猫の写真を中心に載せて、たまに空に自分の手をかざしながら

晴れたっ!

 

#サキちゃんとデート

#天気最高

#春先取りコーデ

#めっちゃ楽しかった

#また二人でデートしようね

とかいう投稿をしてたら、もう間違いなし。ボトムスは確実にフレアスカートです。

ただ、食べてみたら中身はドロドロ、という可能性が高いので、気をつけましょう。

かき氷の話ですよ。もちろん。

 

長芋を混ぜている

食べ物をふわふわにする、といえば、もうこれしかない。

長芋をすりおろして、混ぜる。

これだけで、だいたいのものはフワフワになる。

そうそう、作り方は簡単。

よく生地と捏ねて、あとはキャベツをさっくり混ぜ合わせて...

 

...ってコラ!

だいぶ最初の方でかき氷関係なくなっちゃたよ!

もういいよ!

ありがとうございましたー。

 

というハライチオチくらいしか思いつかなかったんですけど、

ブログ記事をうまくまとめあげるってどうすればできるんですかね。(切実)

 

それでは。

 

 

C&Kというアーティストの「ドラマ」という曲のMVの中毒性

日本に帰ってきてから、ものすごくドラマをみるようになった。

 

今クールも月曜日と木曜日以外は追っかけているドラマがあり、

それを食後の楽しみとしている。

OLかって。

 

いや、もはやイマドキのOLはドラマなんぞみずに

相席屋や恵比寿横丁にでも繰り出して自分なりのドラマを探しているはずで、

だからこそテレビでやっているドラマなんて視聴率も下がる一方なのだろう。

 

まあでも僕は、ドラマというものは素晴らしい、と思うのですよね。

全くみなくなった時期もあったけれど、

それでも、割と昔からずっとドラマは好き。

 

www.ntv.co.jp

 

土曜日にみている(録画している)「サバイバル・ウェディング」

というドラマの主題歌が最近気になっている。

 

ドラマのあらすじはといえば、ざっくりいうと、

波瑠が演じる主人公の女性(波瑠が演じるのはだいたい痛い女性が多い気がするが、ご多分にもれず、このドラマでもそこそこ痛い)が紆余曲折あって

「半年以内に結婚しないとクビ。だから必死で婚活をして、その記録をコラムにする。」

という条件で雑誌の編集者兼コラムライターとして雇われて、、、

という内容。

 

めちゃめちゃ面白いかといえばそこまでではないのだが、

まーなんとなくみてしまうぐらいにはうまくまとまっている。

(原作は小説らしい)

 

で、主題歌が、C&Kというアーティストの「ドラマ」という曲で、

これが結構いい曲なのだ。

 


C&K - ドラマ

 

オマージュと遊び心たっぷりのキモかっこいいダンス

C&Kというアーティストは全然知らなかったんですけど、

ドラマで聴いて、気になったのでYoutubeで調べてみた。

 

なんだこれは。

MVめっちゃいいやんか。

 

歌い手は、香川真司を長細く伸ばした感じのお兄さんと、長友佑都から強そうな感じを抜いた感じのお兄さん。ね、もうその時点でちょっと可愛いでしょ。

 

個人的に好きなのが、2:16くらいからの、二番のサビ。

マイケルジャクソンの「スリラー」のダンスとももいろクローバーの「行くぜっ!怪盗少女」のダンスのパクリというかオマージュであることは明白なんだけど、

それを細長い香川真司と強くなさそうな長友佑都がやることによる化学反応たるや。

サイコーにキモカッコいい。

 

一般的にはオリジナリティが褒めそやされ、パクリやオマージュに対しての風当たりはあまりよくないように思う。

個人的には、パクリやオマージュはもっとどんどんやって欲しいし、そういうことに対して、パクられ側も含めて寛容な世の中になればいいな、と思う。

著作権の問題等があるので、なかなか難しい分野もあるにはあるのだろうけど。

 

最近日本でも、三浦大知とか、星野源とか、アイドル以外のアーティストがダンスを楽曲の一要素として入れるケースが増えてきた。

そしてアイドル側も、欅坂46とか、本格的な楽曲を歌うケースが増えてきた。

海外では結構ダンスと楽曲の融合は当たり前だったのに、考えてみれば、日本では今までこういった流れが意外となかったような気がする。

あったのかな。気付いてなかっただけかな。

 

今後はもっともっといろんなアーティストに踊って欲しいものである。

だって単純にかっこいいもん。

 

くるりとかもね。踊って欲しいよね。

 

 

東京こわい

f:id:biz_man:20180830233613j:plain

特に新宿とか池袋。

 

何が怖いって、もう人がね、四方八方からやってくる。まさに猪突猛進。

「あれ、ここモンスターストライクのステージだったかな?」という錯覚さえ覚えたり覚えなかったりする。

 

そこそこ混んでないところで立ち止まってても突っ込んでくんのね、あいつら。こっちガン見で。もう恐怖でしかない。東京こわい。

 

一体彼ら彼女らは何をそんなに急いでいるんだろうか。

人の気持ちをわかる人になりなさい、と誰かが言ってた。

少しだけ考えてみたいと思う。

 

うんこ漏れそう

これは許せる。

生理現象だし、うんこ漏れそうなら仕方がない。

ただ、奴らはティッシュ配りのバイト君たちにすら目もくれない。

もしうんこ漏れそうであるならば、最悪の事態も想定して、サッとティッシュを奪取するんじゃないか、と思う。ティッシュを奪取してダッシュ、なんつって。

そこらへんを鑑みると、どうも彼ら彼女らはうんこ漏れそう、というわけではなさそうである。

 

待ち合わせに遅刻しそう

これはそもそも遅刻しそうなこと自体に自己責任も含まれるので、あまり同情する気にもならないのだが、なるほどうんこ漏れそうな人よりも数は多そうである。

しかし果たして待ち合わせに遅刻しそうなくらいで、あんなに周りが見えなくなるだろうか。

東京にきて、高校や大学時代の友人、同じように転職をした前の会社の同僚、といった人たちとの交流が復活したりもしたが、奴らはだいたい待ち合わせ時間に現れない。

約束のお店に先に入って待っていると、約束の時間を2、3分過ぎたあたりで「すまん!ちょっと遅れる!」と当然のように具体的な予定到着時刻の報告もなく、ヘラヘラしながら連絡を送ってくる。

社会人のくせにホウレンソウがなっていない。

おかげで、一人飲みの愉しさに目覚めてしまったくらいだ。

「ごめんごめん!ヘラヘラ!帰る間際に部長にヘラヘラ頼まれちゃってヘラヘラがヘラヘラでヘラヘラ。あ、おねえさん、僕、生ヘラヘラで!」

なんて具合で奴らは現れる。

携帯電話、とりわけインスタントメッセージの普及で、もはや待ち合わせ時間には少し遅れてもオッケー、みたいな風潮に昨今なってしまっている気がする。

少し脱線してしまったが話を戻そう。

つまり、待ち合わせに遅刻しそうな人、というのはもはや急がなくなってしまったのではないだろうか。

そういう観点からすると、どうも彼ら彼女らは待ち合わせに遅刻しそう、というわけでもなさそう。

 

実は自分は周りから見えていない

発想の転換。

そもそも自分は周りから見えていないのではないか。

シックスセンス的なあれであろうか。

 死者は自分で死んだことに気づいていない、というあれであろうか。

あの子役はどうなってしまったのであろうか...。

 

とすると、今書いているこのブログも、もしや実は誰にも見えていない...?

 

というオチを帰りの駅の乗り換えの時に思いついたあたりで、

サラリーマン風のおっさんに豪快にぶつかられた上、

なんかブツブツ言われた。

 

やはり東京はこわい。

30歳既婚で海外駐在中に転職活動をして日本に帰ってきた話

f:id:biz_man:20180830010016j:plain

タイトル通りなんですが、アメリカ駐在中に転職活動して日本に帰ってきちゃいました。

5月から東京で、外資系企業で働いています。

 

いやもうね、帰ってきてから実はもう4ヶ月くらいが経ってるんですけどね。

夏、暑すぎない?

いつの間に「30度は涼しいよねー」みたいな感じになったの世論?

 

周りからしたらビックリなこともやってみたら案外そうでもない

bizman.hatenablog.com

この記事で紹介したとある事件をキッカケに登録した転職エージェントから、あれよあれよと話がまとまりましてね。

また改めて転職のこととかそこらへんのいろんなことを記事にしていきたいなとは思っているんですけど。

今回、海外駐在途中に転職をして帰国してみて思ったのは、「やってみると意外となんてことはないんやな」ってこと。転職もひっくるめていろんなことが。

 

海外駐在中にアメリカから日本の転職エージェント使ったり、面接のために会社には「従兄弟の結婚式です」って嘘ついて日本に帰ってきたりしてたんですけど、ほんと、なんとかなるもんやな、って。

 

これでも、転職を考え出してから具体的な転職活動に踏み切るまで、かれこれ5年くらいかかってて。

「ホントに転職するのがいい決断なんかな...?」

とか、

「こんな恵まれた環境で不満を持つなんて、どこに行っても不満を持つんやないかな...?」

とか。

 

色々考えてたんですよ、僕なりに。

真剣に悩んでたんですよ、僕なりに。

 

うん、杞憂だったね。

 

実際にやってみると、条件面もめっちゃ上がったし、今の会社の文化もめっちゃ合ってるし、働く時間は減ったし、反対気味だった親もなんか知らんけど誇らしげやし

 

僕はたまたま運が良かっただけかも知れませんが、

5年間悩んでいたことに関しては、

そんな悩むほどのことでもなかったな

と今では断言できます。

 

そして「一回転職をしたことがある」という経験それ自体が、自分にとってものすごくプラスになった。

 

「転職をした」という経験から学んだこと

最悪、ダメだったら・気に入らなかったら環境を変えたらいいや

 

と思えるようになったのが、僕にとっては一番の収穫。

 

物事を俯瞰してみられるようになったというか、少なくとも、会社のこととかあんまり前より気にしなくなりましたね。

 

前はなんというか、

自分が納得いかないことも、この会社でうまくやっていくためには納得しないといけないんだ...!

みたいな葛藤というか苦しみみたいなものがあったんです。

 

「納得できないこと」って、どこにいっても絶対あると思うんですけど、「一つの会社でずっとやっていくためには、それを納得しなきゃいけない」と勝手に思い込んじゃうんですよね。

そして、その思い込みってものすごく苦しい。

だって、納得できないもんはどうやったって納得できないもん

 

転職をする前は、「一つの会社でずっとやっていかなきゃいけない」みたいな思い込みもあって(この思い込み持ってる人、多いんじゃないかな)、でも、どんどんどんどん納得できないことが増えて、それが気になって仕方がない...という負のスパイラルに陥ってました。

明らかに自分より頭の悪い上司にわけのわからない価値観を押し付けられたりとかね

 

でも、そういうのも、

「まぁでも嫌やったらそこから離れればそれで終いやん」

て考えると、不思議と全然気にならなくなるんですよね

実際にそれを頭ではなく経験として知ってると、今まで気になって仕方がなかった「納得できないこと」ってもはや自分ではどうにもできないことではないから。

自分でコントロールの効かないことが一番ストレスやったんやな、と今では思います。

 

同じような悩みを持っている人に何かを伝えていきたい

ブログも転職に向けてバタバタしていた事情でしばらく何も書いていなかったんですけど、再開してみようかな、と思っています。

僕は、ウダウダと転職について悩んでいた5年間は全然無駄じゃなかったし、むしろその5年間がなかったら今はない、と断言できるんですけど。

それでも、その末に結局転職をせずにズルズルいっていたら、と思うとほんとゾッとする

 

実際の行動の記録とかもまた書いていけたらな、と思っています。

 

そんな感じです。

 

それでは今日はこんなところで。

never young beachとYogee New Waves にみる邦楽ロックの行方

どうもびずまんです。

 

アメリカに来て、洋楽を聴く機会が日本にいた時よりも格段に増えたのだが、日本人として邦楽の行方も気になる為、主にYouTubeをソースに最近流行っているっぽい音楽も聴いている。

 

そんな中、最近気になったバンドがnever young beachYogee New Waves

たまたまなのか何かの因果関係があるのか、似たようなバンド名である。

英単語を三つくっつける、と言う手法は少し前のロックバンドがよく使っていた手法であり、過去への回帰であると同時に、ここ最近流行っていた「訳の分からない日本語を羅列する」と言うバンド名に対してのアンチテーゼなのかもしれない。

 

この二つのバンドが「今後の邦楽ロック」であるとするなら、20年ほど続いた「ギターポップロック」の流れが今まさに転換期にあるような気がしている。

 


never young beach - 明るい未来(official video)

 


Yogee New Waves / SAYONARAMATA (Official MV)

 

BUMP OF CHICKEN、ASIAN KUNG-FU GENERATION、RADWIMPS、サンボマスター、チャットモンチーをはじめとする邦楽ロック(度々「ギターポップロック」と称される)と、それらのバンドもしくはそれらのバンドが影響を受けたであろうバンドに影響を受けたバンドたちの時代がだいたい20年くらい、長らく続いてきていて、僕の青春時代の音楽の歴史もまさにそれだった。

考えようによってはMr. Childrenやスピッツなんてバンドもこの流れの中にいるのかもしれない。

余談ではあるが、このギターポップロックの初期にメロコアバンドも一瞬流行ったが、メインストリームに躍り出る前に衰退してしまったような気がする。(あくまで流行の、という意味で)

 

ギターポップロックの特徴は、キャッチーさと「バンドっぽさ」かな、と思う。

キー高めのヴォーカル、ドラマチックな曲展開、ギターサウンド主体の構成。

上述したバンドたちが、Oasis、Nirvana、Blur、GREEN DAY、Smashing Pumpkins、Weezer なんかのいわゆる洋楽ロックの影響を受けて育った感性を日本語ロックに昇華させた形が、桑田佳祐や宇多田ヒカルによって「輸入」されていた「洋楽っぽさ」に慣れてきていた当時の音楽シーンにガチッとハマったのだろう。

兎にも角にも、ギターポップロックの時代は、2000年ごろから続いていた。

 

あまりにもこの流れの中にハマるバンドが多すぎたせいで、僕も、「バンドとはこういうものだ」「曲構成とはこういうものだ」と思い込んでいた。

実際に僕自身が曲を作るときも、なんの疑いもなく、Aメロがあり、Bメロで少し変わったコード進行を使い、サビに移行する、2番のサビが終わった後にはCメロを挟んでもう一度サビに戻る、というありがちな曲構成が当たり前だと思っていたし、サビには当然盛り上がりが必要だと思っていた。

 

ところがどっこい、never young beachとYogee New Wavesの登場で、ハッとさせられた。

 

サラッとしたオシャレ感。

それでいてちょっと古臭くダサい感じ。

キーが高過ぎないヴォーカル。

起承転結のハッキリしない曲構成。

ギターというよりはベースとドラムが主体のサウンド。

なんでもない日常を切り取ったような世界観。

 

なんというか、一言で言うと昭和っぽい

というか、はっぴぃえんどっぽい。

 

そして明らかに、今までの音楽シーンの流れを素直にくんでいない感じがする。

やっとこさ音楽シーンに新しい流れができようとしているのかな、と思った。

 

ファッション業界と音楽業界には、流行のサイクルがあるらしい。

その周期がだいたい20年。

周期が巡るには、十分な月日がすでに流れている。

 

個人的な見解ではあるが、ギターポップロックは、ある種の虚構の中にドラマを見出していたように思う。

BUMP OF CHICKENの「天体観測」に感動した人のなかに、どれだけ午前二時踏切に望遠鏡を担いでったことがあるだろうか。

そんな経験がないのに「天体観測」に感動してしまうのは、「見えないモノを見ようとした」ことに類似する思いを誰しもが抱えたことがあるからだろう。

その一つの景色を共有するために、「天体観測」というドラマがバンドによって生み出されたという感じがする。

 

一方で、never young beachとYogee New Wavesの曲は、日常の中にドラマを見出している。

歌詞や世界観を辿れば、なんでもないことの中にドラマがあるのだ、と言わんばかりである。

この世界観は、非常に平成っぽいなぁ、と思った。バブル世代にはこの感覚は分からないだろうな、と思うのだがどうだろうか。

 

まとめ

この二つのバンドを初めて聴いたときに、かつてギターポップロックを発見した時のような感覚に陥った、つまりすごくハマった、鳥肌が立った、なんてことは決してなかった。

ただ、それにも関わらず、最近ではほぼ毎日この二つのバンドを聴いている。

それがなんなのかはよく分からないにせよ、彼らになんだかよく分からない魅力があることは間違い無いのだろうな、と思う。

 

僕は日本にいないので、これらのバンドが今どれくらいシーンで流行り始めているのかは肌感覚では分からない。

ただ、今後の音楽シーン20年の流れが、ここから始まるんじゃないかな、なんて言う淡い期待を抱きながらワクワクしているのも事実である。

こんなバンドが現れたのは本当に久しぶりだと思うのだが、これからはどんどんと、新しい音楽シーンを切り開いていくバンドが生まれてきてくれればいいなぁ、と思う。

 

余談。

最近のバンドのMVは女優さんやモデルさんが起用されてドラマ風に仕立て上げられるのが一般的なようだが、僕にとっては非常に喜ばしい。

Yogee New Waves の SAYONARAMATA に出演している岸井ゆきのさんが顔を洗っているシーンが非常に可愛いので、是非ともそれも観て欲しい。

 

さらに余談ではあるが、never young beachのヴォーカルの方の実のお兄さんが俳優の高橋一生らしい。似てねーなぁと思いながらMVを観ていると、たまに面影があるもんだから不思議。