びずまんぶろぐ

びずまんぶろぐ

ロサンゼルス駐在⇒転職して東京で外資系勤務のしがないサラリーマンのブログ。妻と娘の3人家族。

殆どの女性が知っていて、殆どの男性が知らない言葉は「○○」である

「女の子がだいたいみんな知っていて、男が全く知らない言葉を捜してみよう」

 

その昔僕が大学生のときのバイト先の同僚たちとの飲み会で出た話題を、最近ふと思い出した。

今から考えるとなんとも馬鹿なテーマだが、こういう馬鹿な話題は若いときには無駄に盛り上がるし、時間を忘れて議論に興じてしまうものである。

 

そのとき、飲み会に参加していたのは5人。男女比は男3人女2人だった。

僕以外の男2人、女2人を仮にA太、B夫、C子、D美、としよう。

時間はバイトを夜の11時に上がった後に呑み始めたため深夜1時ごろ。店内も終電が過ぎ喧騒がひと段落はしたものの、金曜日の夜、まだちらほらと落ち着いた盛り上がりを見せている。

場所は掘りごたつを備えた半個室風の「和」の空気漂う、普通のチェーン系の居酒屋だった。

 

なぜそのような流れになったのかは全く覚えていない。

何はともあれ、そのような馬鹿な議題は、その場にいたみんなで真剣に議論をするのに格好のネタだった。

 

深夜1時過ぎ、少し眠気や疲れも見え始め、ドリンクは3杯目にさしかかり、A太やB夫は生ビールからハイボールや焼酎にシフトしていた。

C子は徳島県出身の酒豪で、熱燗を飲んでいた。D美はまだ20歳になったばかりのおとなしい女の子で、カシスオレンジをちびちび飲んでいる。

 

まず、捜索対象に選ばれたのは「化粧品」。

なるほど、理にかなった目の付け所だった。女性はすべからく化粧をするが、男性は化粧などしない。当然知らないワードも出てくるだろう。

よくしゃべるC子が酒を呑み、さらに饒舌になっていた。徳島訛りの混じった口調で、ビューラー、ファンデーション、グロス、チーク、なんてワードを次々と繰り出していく。

当たり前ではあるがこの議論、「女性が知っていて男性が知らない言葉を捜す」というその性質上、基本的には「女性がワードを出す」「男性が知っているかどうかを判定する」という流れにならざるを得ない。

男性陣は繰り出されたワードを次々と判定していった。

出てくるワードのなかには、男性陣3人のなかでひとりかふたりが知らない、という、ものはいくつかあったが、それでも3人のなかのひとりは少なくとも知っているものばかりだった。

化粧品はCMなどをはじめとして、男性の目や耳にも触れる機会が多いため、意外と繰り出される言葉に馴染みがあったのだ。

また、付き合っている彼女が化粧品についてあれこれと話してくる、といったことも、意外と男性陣が化粧品の名称を知っているひとつの要因であった。盲点だった。

 

一通り「化粧品」ジャンルの捜索が終わった。

犯人、もとい「殆どの女性が知っていて、殆どの男性が知らない言葉」はいまだ見当たらない。

案外、探してみるとないものである。

 

深夜1時半、疲れとテンションの持続時間が切れてきたことから、「この話題もうそろそろよくない?」という空気が流れ始め、捜索活動の先行きに暗雲が出始めていた。

B夫に至っては次のドリンクと追加のおつまみを探すために、メニューをながめている。

 

 

 

「デニール、とかどうですか?」

 

 

それまでおとなしかったD美がぼそっとつぶやいた。

 

 

デニール。

 

 

聞き慣れない単語がその場を走った。

 

なんだそれは。

デニール?

デニーロならかろうじて知っている。

「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の初期に(偽者が)よく出ていたやつだ。

しかし、デニールは聞いたこともない。

 

「なにそれ!?」

 

男性陣3人が口を揃えた。

 

「えっ、タイツとかストッキングの濃さの基準ですよ。私は黒タイツなら80デニールが好きですかね。」

D美が控えめに言った。

「えっ!私60くらいかなぁ。若い子とか40とかが普通ちゃうん?」

C子がかぶせてくる。

 

C子とD美によれば、どうやらタイツの濃さにはだいたい20刻みで数値が付けられ、その数値ごとに分けて商品化されているらしい。

薄ければデニール値は低く、濃ければデニール値は高い。

黒タイツで言えば40デニールはかなり薄めで地肌が透けるレベル、100デニールになるとかなり厚めで真っ黒で暖かいんだとか。

確かにいわれてみれば、黒タイツにも薄ーいのから、まじめな女子高生が穿いているような真っ黒なのまで、みたことはあるのだが、単純な個体差だと思っていた。

そして、C子は60デニール、D美は80デニールを穿いている、という今までバイトの仕事上の関係では絶対に知ることのなかった個人情報も手に入れた。

 

 

「それや!絶対にそれ以上の言葉はないやろ!」

 

 

捜索隊は歓喜に包まれた。

特に、男性陣はよくわからない興奮にも包まれた。

(僕たちは3人とも黒タイツが好きだった。)

 

その後も、「何デニールの黒タイツが好きか」とか、「黒タイツデニール別性格診断」なんて話題にも発展し、「デニール」に関する話題は盛り上がり、「デニール」はその日のMVP的存在となった。

 

なんといっても、男性陣は無駄に「デニール」と言いたかった。

ただ単純に、言いたかった。

そしておそらくみんな「デニーロ」のことを思い浮かべながら言っていたに違いない。

少なくとも僕はそうだった。

 

 

深夜三時ごろ、飲み会は終わりを迎えようとしていた。

一生分のデニールを言った僕たちは、なんだかよくわからない充実感に満ちている。

 

お会計を済ませ、僕たちは席を立った。

先に女性陣が掘りごたつから出てブーツを履き、その後で男性陣が出た。

C子とD美の後ろに男性陣が続いて店の出口に歩いていく。

 

その日、D美は黒タイツを穿いていた。

掘りごたつでよくは見えなかったが、D美が今日黒タイツを穿いていることは、その場にいたみんなが認識していた。

20歳らしいミニスカートからのぞく黒タイツが、あざとくも可愛らしかった。

 

店を出る間際、僕はD美にこう言った。

 

「へぇー、それくらいが80デニールなんかぁ。」

 

セクハラともとられかねない発言だったかもしれないが、これだけデニールについて語り合ったその日ならOKだろう、と僕は判断したのだ。

 

「いや、これは60デニールなんですよぉ~。」

 

いや、80デニールが好きなんちゃうんかい!

と突っ込みたかったが、そのときは「へぇー。」と軽く流した。

 

女心はよくわからないな、と思った。

同時に、僕は60デニールの厚さを一生忘れないだろうな、と思った。

 

 

【M-1グランプリ2017感想】とろサーモンの優勝に思わず涙が出た

こんにちは。びずまんです。

 

M-1グランプリを今年もみました。

 

 

僕はM-1を第1回から観続けてきていて、イチ関西人としては、「笑い」の感度を高く保つためにも開催される限りは毎年必ずみていきたいと思っている番組です。

そんなM-1グランプリの歴史の中でも、僕が忘れられない衝撃は、何と言っても2003年の笑い飯の「奈良県立歴史民俗博物館」のネタ。「M-1といえば?」と質問されれば、必ずこれが最初に浮かぶほどの衝撃でした。

2002年には談志師匠から「お前らここへ出てくる奴じゃない、もういいよ。俺、褒めてんだぜ。わかってるよな?」とテツandトモが言われて会場が凍りついたことや、2003年と2004年に千鳥が2年連続トップバッターで2年連続最下位だったのも思い出深いし(そこから考えれば、今の千鳥のお笑い界での立ち位置は非常に感慨深いものがあります。当時の「さっちゃんとカブトムシを取りに行く」というただただ下ネタで悪ふざけしてるだけのネタをM-1のトップバッターで平然とやってのける千鳥も大好きでした。M-1と言う舞台にもかかわらず一貫して「自分たちのやりたいことをやりたいようにふざける」をやっていたのは千鳥と笑い飯だけだったような気がします。)、2004年の南海キャンディーズの登場、麒麟の田村が発した「頑張れ俺たち!」のアドリブ、過去大会で一番レベルの高かったと言っても過言ではない2005年大会でのブラックマヨネーズの圧巻の優勝、2005年にすでに雰囲気があったチュートリアルがそのスタイルを完璧に完成させて優勝した2006年、いまや知らない人はいない存在となったサンドウィッチマンがその名を世間に轟かせた2007年大会、2008年大会のオードリーのブレイク。

いまざっと思い返しても僕ですらこれだけのことが一気に思い出せるほど、M-1グランプリが濃い大会であることにお笑い好きであれば異論はないと思います。

個人的には2002年〜2006年の大会の空気が好きで、特にクリスマスもしくはクリスマスイブに決勝戦をやっていた大会は、真のお笑い芸人達がしのぎを削りあう姿を街が浮ついているのを横目に家でコタツに入りながら見届ける、と言うあの空気がなんともいえず好きでした。そう言う意味でも、2005年大会(12月25日)はやはり歴代最高の大会だったと思います。

 

2008年ごろから少し空気が変わってしまったような気がして、特に2015年の復活以降を僕は「第2章」的な捉え方をしていました。

もちろん依然として面白いし、楽しくみていたのですが、2005年や2006年のようなひりつくような熱気が足りなかったと言うか。

中川家礼二のようにM-1世代の漫才師や、博多大吉先生のような現役で雛壇もやるような芸人を審査員として迎えたことは面白いな、と思うし、M-1の顔であった島田紳助の代わりのポジションに入った上沼恵美子もいい味出していますけど。

 

大会として一つの完成形となった2017年のM-1グランプリ

とはいえ、今回のM-1グランプリの大会形式や審査員は、一つの完成形だったと思います。2008年以降のM-1グランプリの中では一番M-1らしいM-1を観たというか、久しぶりに「M-1を観たなぁ」という感動がありました。

 

会場が温まりきった状態でネタができることにより、他の本線から勝ち上がってきた決勝進出コンビよりも敗者復活戦の勝者が得をしてしまう(実際、敗者復活戦から勝ち上がったコンビが最終決戦に残る確率は異様に高かった)ことを解消するために考案された「笑神籤(えみくじ)」システム。

毎回1組が終わるごとにくじを引いて次の出演者を決める、と言う方式で、「順番によるメリット」を少しでも平準化しようとした試みで、ネットを見ていると色々と賛否はありますが、個人的には1組目から最終組までを公平にみることができてよかったと思いますし、それもあってか、会場も1組目から温かかったような気がします。

ただ、その分全体的に力が入って観ることになったような気がするというか、疲れてくると言うか、最後の方は若干食傷気味になったところはありますが。(特にミキの2本目はちょっと頭が痛くなった)

観る側からすれば、あらかじめ順番が決まっていた方が番組全体のテンポや構成的にもいいかなぁ、とは思うんですが、賞レースとしてはより公平になったかな、と。出演者側からすればめちゃめちゃキツいんでしょうけど。

 

そして、審査員のバランスも7人であること、それぞれの審査員の好みや審査基準のバラけ方、なども今までで一番よかったなー、と。

松本人志か博多大吉が「5人の審査員(2016年は5人)はキツい。好みの笑いだから2点足しとこか、と言うような評点ができないから、より審査する目線でみてしまう。」ということをどこかで言っていましたけど、お笑いというのは、「上手さ」や単純な「笑いの量」だけでは割り切れない面白さがあると思いますし、それ以外の部分を評価する審査員の「遊び」の部分があってこそ面白い賞レースが生まれると思うので、今回の審査員はよかったな、と単純に思いました。

 

最高だったかと言われれば「うーんどうかな。」と答えてしまうとは思うんですが、大会としては非常にまとまりのあるいい大会だったな、と。ある意味、これが大会としての完成形なのかなぁ。

 

それぞれのコンビに対する感想

せっかくなので、「もし僕が審査員だったら」という点数とともに、個人的な感想も述べていきます。

 

ゆにばーす(87点)

個人的には川瀬名人のキャラがもともと好き、という色目もありましたが、今までのM-1の一番手で一番面白かったんじゃないかな、と思いました。キャラが強すぎることによってできる変な空気に陥ることもなく、ネタの完成度も高かったのではないでしょうか。ただ、まだ優勝できるほどの実力はないのかなぁ。

 

カミナリ(83点)

上沼恵美子は褒めていましたが、個人的にはあんまり。2016年の衝撃を上回ることはできなかったかな。間が独特で、何組かまとめて漫才を観るときにはこういうコンビも観たいな、という気持ちがあるんで貴重な存在だとは思うのですが、ネタ自体もそれほどいいものではなかったような。

 

とろサーモン(86点 / 2本目のネタ 1位)

はっきり言って、一本目のネタは面白くなかったです。何を言っているかわからない部分もあったし。とろサーモン独特の「怖いもの見たさを見ているような感じ」が混じったような空気間もあまり出せてなかったかな。中川家礼二の「とろサーモンの出来は久保田君のテンション次第で決まる」というコメントが的を射過ぎていて、「なるほどな!」と思いました。

それでも2本目のネタは最終決戦進出3組の決戦ネタの中では一番輝いていたと思います。優勝、という結果には文句はありません。

 

スーパーマラドーナ(85点)

昔から知ってるけど、あまり進歩してないなぁ、と。面白いし上手いんだけど、爆笑したり、「うわぁすごいなぁ!」と唸ったり記憶に残るような漫才をしているところをみたことがないです。面白いんやけどなぁ。少なくとも、昨年までの大会形式で敗者復活戦から勝ち上がって変に盛り上がってしまった結果最終決戦に進んでしまう、ということが起こらなくてよかったな、と思いました。

 

かまいたち(90点)

もはや貫禄すら出てきましたね。キングオブコントの王者、という肩書きがなければ、最終決戦に残ってもおかしくなかったと思いますが、お客さんや審査員の期待値が高過ぎたのかな。でも、千鳥もかまいたちも関西ローカルの番組で大活躍していたコンビなので、改めて、全国区になって本当によかったな、と思います。

 

マヂカルラブリー(82点)

上沼恵美子とのバトル(?)がネットニュースになってましたね。個人的にはネタ自体はそこまで悪くなかったな、と思いましたけど。(ネタ後のインタビューと審査員とのやり取りは見てられなかったですけど)

 

さや香(89点)

知らなかったコンビを知れた、今後売れるかも、という期待を持たせてくれた、という意味では、今大会での特別賞をあげたい存在でした。ネタも面白かったし、コンビ暦や年齢に比べて「巧いなぁ」と思わせると同時に、いい意味での「若さ」もネタに現れててよかったです。一番割り切って楽しんでやってたかな、というのも高評価でした。テレビの前で、ネタが終わった後に思わず拍手しそうになるくらい盛り上がりました。

 

ミキ(88点 / 2本目のネタ 3位)

手数の多さとテンポの良さ、テンションの高さを武器にする「正統派M-1芸人」のような気がしました。力技でお客さんを笑わせにいくスタイルというか、NON-STYLE、パンクブーブー、トレンディエンジェル、とかこの系統ですよね。(NON-STYLEを漫才スタイルで括ってしまう、というのもおかしな話ですが。)

M-1で実力以上に評価されすぎる傾向があるタイプの漫才コンビだと思うので、個人的にはあまり得意ではないんですよね。面白いけど優勝するほどではない、といつも思ってしまいます。審査員の誰か(松っちゃんかな?)が「一つ一つのボケはそこまで面白くない」と言っていたような気がするんですが、まさにその通りやな、と。

案の定、2本目では見ているのが少ししんどくなってしまいました。(過去のNON-STYLE、パンクブーブー、トレンディエンジェルの時もそう思ってました。)

 

和牛(94点 / 2本目のネタ 2位)

和牛も、今までは「安定して面白いけど優勝するほどは面白くない」コンビ、という印象があったんですが、決勝1本目のネタはめちゃめちゃ面白かった。今大会で一番笑いました。ネタの完成度や新しいことをやろうとしている感じ、盛り上がり方(最後のスティーブ・ジョブズ風の両親への手紙発表会、は腹抱えて笑った)、どれをとってもすごかったな、と。

その分、2本目のネタがいつもの和牛に戻っていて、勿体無いな、という感じはしましたが、1本目のネタによって、僕の中では和牛に対するイメージが少し変わりました。

また、和牛は今回と前回、予選の第3回戦以降で披露したネタを全て変えてきていた(つまり同じネタは繰り返していなかった)らしいです。他のコンビは一番大事な準決勝と決勝の1本目にいわゆる「勝負ネタ」を披露するのが定石だと思うんですが、同じ賞レースの流れの中で、「同じネタを披露する」ということを彼らの哲学が許さなかったんでしょうか。そう言ったサイドストーリーを楽しめるところも、M-1の面白いところやな、と思うんですよね。

 

ジャルジャル(92点)

漫才をみせられた、というよりも「一つの完成した芸をみせられた」という感覚に陥りました。よくあのネタを考えついて、あの舞台でやりきったな、と。笑ったというよりは感動した。最終決戦に進めなかったのは、そういったところが良くも悪くも評価されたからかな、と思います。リーダーか巨人師匠が「バカはわからないネタ」と言っていましたが、この「面白み」みたいなものをどこまで噛み砕くか、というのもこのネタの一つの要素かな、という感じなんですよね。

もともとジャルジャルのネタってそれほど好きじゃなかったんですけど、今回のネタはこの大会の中でもある意味光っていてすごくよかったな、と思います。

 

今大会には、「とろサーモンの優勝」というドラマがあった

その中でも優勝したのはとろサーモンでした。

この優勝に対しては賛否両論当然あるでしょうし、今後売れていくコンビでもないんだろうな、というのが正直な感想なんですけど。

でも、今回の優勝がとろサーモンで本当によかったな、とは思ってるんですよね。

 

とろサーモンは10年以上前から知っていて、特に2006年〜2008年のとろサーモンはすごかったんです。

  • 2005年 オールザッツ漫才 準優勝
  • 2006年 第27回ABCお笑い新人グランプリ 最優秀新人賞
  • 2006年 オールザッツ漫才 優勝
  • 2007年 笑いの超新星 最優秀新人賞
  • 2008年 第38回NHK上方漫才コンテスト 最優秀賞

ただ、当時から好き嫌いの分かれるネタをやっていたし、僕自身も、「おもろいなぁ」と思うこともあれば、「なんかあと一息欲しいなぁ」とか「おもんないなぁ」と思うこともある、という不思議な存在でした。

ケンドーコバヤシがボケの久保田のことを「芸人としては100点、人間としては0点」と評していて、その「人間としては0点」の部分がちょいちょいネタに現れてそれが面白いと感じる時もあれば、イラっとする時もあるんですよね。基本的にはイラっとするんですけど。

 

ただ、そんなとろサーモンが、2017年という彼らの栄光の時代からは長い時を経たM-1の決勝戦という舞台に立った、というところがもうすでにドラマではないか、と思っていたんです。とろサーモンの決勝戦進出が決まった段階で。

 

そして、下馬評をひっくり返してのまさかの優勝。

 

とろサーモン、特にボケの久保田からは、「売れたい!売れたい!売れたい!」と心の中で思っているくせに「M-1芸人みんな死んでまえ!」「M-1なんかおもんないねん!」と言ってしまう、という非常に情けない人間性がプンプン漂っているんですが、そんな彼らがM-1という大会で優勝する、というのは展開として非常にドラマチックだったわけです。

だって、とろサーモン久保田なんか面白くなかったらただのクズですからね。そんな彼が面白さで評価されたんだから、それはもうドラマだし、ロックじゃないですか。

 

現に、彼らの優勝が決まった瞬間、思わず大量の涙が溢れてきました。

 

「売れていない芸人の悲哀」みたいなものを背負った芸人が優勝する、というのは過去のブラックマヨネーズの時も思いましたが、やっぱり思わず涙が出るものなんだなぁ、と。それまでのコンビの想いなんて全然知らないのに、全て報われたような感覚になってしまうんですよね。

審査員のみんなも号泣していました。上沼恵美子、リーダーはわかるとして、博多大吉先生が泣いている、ていうのは意外で、胸にジーンとくるものがありましたね。

 

まとめ

総じて、今大会はレベルが高く、安心してみていられる大会でした。

逆に言えばM-1からニュースターが生まれる「爆発力」みたいなものはなく、ある意味でいうと平凡な大会であったようにも思いますが、個人的には、とろサーモンの優勝というドラマで全て持っていかれたいい大会だったなぁ、と。

少なくとも、大会を観終えた感想としては、2008年以降の大会で一番良かったです。

 

とろサーモン、売れて欲しいような売れて欲しくないようなそんなコンビなんですけど、でも今後も頑張れ!

応援しています。

 

それではっ!

 

 

憧れのGoogle本社とApple本社に行ってきた。意外と普通のオフィスだった。

どうもびずまんです。

 

先日、ロサンゼルスから北上して、シリコンバレーに行ってきました!

目的は、前々から気になってたことを確かめるため。

 

そうです。

 

ITオタク達の憧れの聖地… 

 

 

GoogleやAppleの本社ってどんな感じなん!?

 

 

というわけで、Googleの本社とAppleの本社(新・旧)に行ってきました。

 

どこにあるの?

Google や Apple をはじめとする多くのIT系企業は、シリコンバレーと呼ばれるエリアに位置しています。

シリコンバレーとは通称で、地域的には、カリフォルニア州サンフランシスコの南に位置するサンノゼという都市の周辺を言います。

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僕が住んでいるロサンゼルス(地図右下)からサンノゼまでの距離は約560km(350マイル)で、東京大阪間くらいの距離です。

車で時速120〜130km(75〜80マイル)くらいで高速をぶっぱなして(アメリカなのでそれくらいでみんな走ります)、約6時間の距離てところでしょうか。

 

ちなみにWikipediaによると、シリコンバレーとは以下のような定義になっています。

シリコンバレー (Silicon Valley) は、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部のサンフランシスコ・ベイエリアの南部に位置しているサンタクララバレーおよびその周辺地域の名称。特定の一箇所を公的に指す地名ではなく、ある程度広い地域一帯の通称として使用される。
名称は、多数の半導体メーカー(半導体の主原料はケイ素、英: Silicon)が集まっていたこと、および地形(渓谷、英: Valley)に由来する。この地域からはアップル、インテル、ナショナル・セミコンダクター、Google、Facebook、Yahoo、アドビシステムズ、シスコシステムズなどに代表されるソフトウェアやインターネット関連企業が多数生まれ、IT企業の一大拠点となっている。

 意外と「シリコンバレー」って名前は聞いたことがあっても、どの辺を指すのか、定義は何なのか、って知ってる人少ないんじゃないでしょうか。

サクラメント(上の地図のサンフランシスコの右上、カリフォルニア州の州都)に住んでいたこともあるうちの奥さんですら、「シリコンバレーって具体的にはどこなん?」と言っていたくらいですから。

というかそもそも、僕はロサンゼルスに来るまで、カリフォルニア州がどこかとかロサンゼルスやサンフランシスコがどこかとか、ラスベガスがどこかとか、ほとんど分かってなかったんですけど。

 

まあ兎にも角にも、サンノゼ(シリコンバレー)にやってきました。

いざ、聖地AppleとGoogleへ!

 

行く前の期待と実際に行ってみて

GoogleとかAppleの本社って、無駄に凄そうなイメージありませんか?

何と言ってもIT企業の二大巨塔、GoogleとAppleですよ。

すごくないわけがあるだろうか、いやない。(反語)

僕は勝手に宇宙船みたいなオフィスを想像していました。

もちろん社屋のデザインは奇抜。

オフィスの外壁はアーティスティックにデコレーション。

社員はみんなガラス張りのでっかい部屋のコワーキングスペースなんかで仕事したりピンポンしたりビリヤードしたりしてて。

ヘイ!ジョニー!あの新しいプロジェクトのアプリケーションのコードはうまく動いたかい?ムシャムシャゴキュゴキュ。なんつってピザ齧りながらコーク飲んでコーディングについて語り合ったり。

そこで愛が生まれたり生まれなかったり。らじばんだり。

皆さんもだいたいそういう感じのオフィスを想像されていることでしょう。

ええ、僕もそうでしたよ。

 

そんな憧れの聖地、AppleとGoogleの本社を見よ!どーん!

 

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Apple本社

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Google本社

 

あれ…めっちゃオフィス…

 

いや…めっちゃ機能的…

 

なにこの敗北感。

あたい、こんなのはじめて…。

 

かろうじて今年に移転したAppleの新社屋が少しだけ宇宙っぽかったですが、あまり近くまで行くことはできませんでした。残念。

 

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Apple新社屋

 

ちなみに、Googleの本社キャンパスは大学くらい広いので、いたるところに乗り捨て可能なGoogleカラーのシェアバイシクルがありました。このアイデアは素敵。いいなぁ。日本の大学とかでもやって欲しい。

まぁ僕、大学ほとんど行ってなかったけど

 

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まとめと感想

まとめるとこんな感じ。

  • 思ってるより外観はめっちゃオフィス
  • 内観はわからないけど多分思ってるよりめっちゃオフィス
  • オフィスキャンパス内を移動できるシェアバイシクルめっちゃ良い
  • わざわざこの観光のためにシリコンバレーに来るほどのことはない

今回実際に行ってみて、「世界的な大企業、しかもIT業界という先鋭的な分野の企業の社員でも、こんな普通のオフィスで仕事してるんやなぁ」と思えたことが収穫でした。

ちょっと安心したと言うか。「あ、ちゃんとオフィスやん。」と。

まぁ中身は日本のオフィスと比べて全然違うんでしょうけどね。

 

今の僕の気持ちを現すとするなら、就活中の女子が、丸の内OLがありえないくらいちっさいカバンだか財布だかを持ってランチにくり出すのに憧れて丸の内OLになってみたはいいけど、意外とみんなお弁当とか持ってきてご飯済ませているんだ、どこにいてもみんな同じなんだね、そうだよね、私たち、人間だもの。という現実に気づいたような感じでしょうか。うん、違いますね。

iPhone の アイコン整理機能が何気にiOS11でアップデートされていた

どうもびずまんです。

 

2日連続でiPhone絡みの話題です。

 

仕事疲れたなー、ちょっと気分転換しようかなー、って時は、だいたい外にコーヒー買いに行ったり、散歩しに行ったりするんですが、たまにネットサーフィンしたりもします。その時に読むのは他愛のないことばっかりなんですけれど。

最近のトレンドは、「30代の貯金事情」とか「持ち家派 vs 賃貸派」のやりとりとか、「iPhone」を中心としたガジェット系の記事とかですかね。

一番面白かったのは「持ち家派 vs 賃貸派」の議論@発言小町でした。思わず出社して間も無く朝の貴重な時間を30分も使って読みふけってしまいましたよ。(仕事しろ)


今日はそんな仕事の合間の気分転換に発見したiPhoneのちょっとした新機能について。

 

iPhoneのアイコン整理機能が地味にアップデートされてた

昔はアップデートがあるためにチヤホヤされていたiPhoneやiOSも、最近ではもうOSや機種そのもののアップデートではそこまで騒がれることもなくなりましたね。

「iOS新機能まとめ」みたいな記事も昔はよく読んでいたけど、最近はなんとなくそんなのも読まなくなって、新機能にはついていけなくなってきたようにも思います。

っていうか、話外れますけどiOSの更新しない女子結構いますよね。しかも大量に。

しつこく迫り来る「iOSの更新が必要です」の通知を無視し続けることのできるメンタルの強さには感服しますけど、そのメンタルの強さなんなんですかね。僕なら2、3回アタックされると、「わかった!わかったから!」と更新しちゃいます。なんならご飯も奢っちゃいます。押しに弱いのです。

iOSの更新をしない女子は、そんな僕をよそ目に、今日もそのメンタルの強さでしつこく迫り来る「今度よかったらご飯行きませんか?」とか「来週の土曜日暇してない?」とかをスルーし続けてるんでしょうね。恐ろしや。

 

まあそれはいいとして。

iPhone 8 Plus を購入したと同時に、iOSも最新のものにアップデートしたんですけど、どうやらアイコン整理機能に新機能が追加されていた模様。

 

ホーム画面のアイコンを長押しして、場所を動かしたりフォルダ分けしたりするあの機能なんですけど、どうやらアイコンを一気に動かせるようになったとか!

すげー!無駄にすげー!

今までは一個ずつチマチマやるか、一度フォルダにまとめて一気に動かすかしかできなかったんですが、パソコンのように複数選択できるようになったようです。

 

そのやり方がこちら。

 

アイコン一括整理のやり方

1.まずはアイコンのどれかを長押しして、アイコン整理モードにします

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2.整理したいアイコンのどれか一つを持ち上げ(?)て、移動させます(右下のアイコン)

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3.先ほど持ち上げたアイコンをキープしながら、別の指でまとめたいアイコンをタップします(右下に3つまとまってます)

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こんな感じです。やってみると簡単ですよ!

 

今まではiPhone で指を2本以上使って「同時押し」をしなければいけないアクションってあんまりなかった(ピンチなんかをのぞいて)と思うんですけど、iPhone X の登場で新しいジェスチャが増えてきたようですね。

 

まとめ

やった!これで楽々ホーム画面の整理ができる!

とか思ったんですけど、よく考えたら最近ホーム画面の整理とかほぼしてないやん。

便利になったことはなったけど、あんまり使わないかもな、というのが正直な感想…。

 

新しいパソコンとかもそうですけど、最初のうちはちゃんとフォルダ分けして整理してたはずなのに、だんだんとデスクトップにファイルだらけになるの、僕だけですかね?

 

Siriみたいな行動を学習してくれるデバイスや機能が勝手にフォルダ整理してくれたりすると、かなり便利だと思うんですけどどうでしょう?Appleさん。

 

それでは!

iPhone 8 Plus が大きすぎるんじゃないかと心配している人へ。マジで1日で慣れます。

(2018/09/13 iPhone XS Maxに関する記述を追加)

どうも、びずまんです。

 

先日、携帯をiPhone 6 から iPhone 8 Plus に変更しました。

巷で「iPhone 8はコスト的にもアリ。ただ、iPhone 8 Plusを買うくらいならiPhone Xを買ったほうが良い」と言われ、存在意義すら疑われているiPhone 8 Plusを。

 

という訳で、買う前に気にしていた部分と、買ってからの感想をつらつらと述べてみたいと思います。

iPhone 8 Plus の購入を迷っている人が万が一いたなら、参考になれば良いな。

 

ちなみに購入したiPhone 8 Plus は、64GBのスペースグレイです。

結論から言うと、購入して約1週間が経ちますが非常に満足しています。

 

(2018/09/13 追記)

新しく発表されたiPhone XS Max はiPhone 8 Plus とほぼ同サイズです。

 

iPhone 8 Plus : 158.4(幅)×78.1(奥行き)×7.5(高さ)ミリ、重さ202グラム

iPhone XS Max :  157.5(幅)×77.4(奥行き)×7.7(高さ)ミリ、重さ208グラム

 

iPhone XS Max をご検討の方も、ぜひ参考にしてみてください。

 

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iPhone 8 Plus を購入する上で検討したこと

ざっと挙げるとこんな感じでした。

 

  • 携帯で良い写真が撮りたい。デュアルカメラとポートレートモードは必須。
  • できれば片手で軽く扱えるサイズがいい
  • できれば指紋認証は捨てがたい

 

まず、デュアルカメラとポートレートモードは必須だったので、iPhone 8 Plus かiPhone X のどちらかしか考えていませんでした。

というか、この条件で行くと、iPhone Xしか考えていませんでした、と言った方が正しいでしょうか。アウトカメラだけではなくインカメラにもポートレートモードを搭載し、かつ、サイズは片手で操作できるくらいコンパクト。

最初は僕もiPhone X を購入するつもり満々でした。

 

が。

 

色々と購入した人のレビューをみていると、Face ID の認証があまり好評じゃなかったんですよね。

「指紋認証って楽だったよね。」という感想が多く、確かに、iPhoneを顔の正面にいちいち持ってきてロック解除するのメンドくさいなぁ、会議中にこっそりロック解除してメールとかチェックしたいもんなぁ、と。

 

それじゃあiPhone 8 Plusにするか!と思ったのですが、唯一のネックはサイズでした。

iPhone Xの方が少し縦長ですが、画面サイズはほとんど変わらない(考え方によってはiPhone 8 Plusの方が大きい)し、インカメラのポートレートモードは写真サンプルをみてみたところ、そこまで精度が良さそうではない(というか、インカメラでポートレートモードを撮る機会がおそらくあまりない)、ということを考えると、残る課題はサイズのみ。

 

iPhoneは4の時から使ってきましたが、iPhone 6 になった時も、「デカイなぁ」と思いましたし、知り合いの人がPlusを持っているのを見るたびに、「下敷きやん!絶対使いにくいやん!」と罵っていました。

「いやいや、意外とそんなことないで!すぐ慣れるで!」と返されるたびに、「何強がってんねんこいつ」と嘲笑っていました。

 

そんな僕が。

 

iPhone 8 Plus に手を出す日が来るなんて…っ!

 

サイズの大きさはびっくりするぐらいすぐ忘れる

僕の手のサイズは、めちゃめちゃ大きい、と言うほどでもなく、男性の手のサイズの平均〜少し大きいくらい、と言う感じです。

購入する前は、片手でサッと操作することができなくなることを恐れていましたが、なんのことはない、普通に片手で操作できます

たまに無意識に両手操作をしている時もありますが、ちょっとしたメッセージの返信なんかは、片手でパパッと打ち込みできちゃいます。

また、キーボードの設定で、右端(もしくは左端)に寄せることができるので、基本スタイルは右端寄せにしています。こうすることで、利き手である右手での文字入力が簡単になります。

 

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※設定は、左下の地球儀マークを長押しして、出てきたキーボードマークの配置設定を変えるだけ。もちろん、いつでも中央寄せや左端寄せに戻すことも可能。

 

ただ、大体のズボンのポケットにはスッポリと入るんですが、スーツのジャケットの外側のポケットに入れると、お尻がひょっこり飛び出ます。

ですので、持ち運びする場所は常にズボンのポケットの中に変わりました。

 

そして、不思議なことに、1日もすれば、iPhone 8 Plus が、元々のiPhone 6 と全く同じサイズに見えてきます。「あれ、これってそんなにデカくないんじゃね?」と思って、奥さんのiPhone 7 と比較するとやっぱりデカイんですけど。

人間の慣れってすごいな、と思いました。

 

ちょっとくらい「デカイなぁ」と我慢しながら使うことも想定しましたが、要らぬ心配でした。

今の所、iPhone 8 Plus がデカすぎて扱いづらいな、不便だな、と思ったことは全くありません。手の小さな女性はわかりませんが、手が小さくない男性には、マジでiPhone 8 Plusをオススメしたいです。大は小を兼ねるぞ!

 

デュアルカメラとポートレートモードが想像以上に素晴らしい

これ、本当にこだわって良かったと思います。

iPhone 8 を検討している人は、マジでiPhone 8 Plusを検討対象 に入れてみて下さい。カメラの質がまるで違います。

そして、確実にカメラの質に感動します。

とりあえず、サンノゼのシリコンバレーエリア旅行に行った時にポートレートモードで撮ったカリフォルニアロールの写真を一枚参考まで。

 

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もうね、一眼レフの単焦点レンズカメラ不要なレベル。

人物写真も何枚かポートレートモードで撮ってみましたけど、完成度高すぎてビビります。携帯写真の概念が覆りますよ。

 

ただ、良いカメラで撮ると、女性からは「顔のシミやシワが鮮明に映るから撮らないで!」と言われがちになるので、注意が必要です。

 

まとめ

僕の中では、(アウトカメラの)デュアルカメラとポートレートモードは必須、後の部分は使いやすさ重視、だったんですが、iPhone 8 Plus にして、正解だったと思っています。

まぁ、iPhone X にしててもなんだかんだ、「最高!」みたいなことを言ってるんでしょうけど。

 

iPhone 8 Plus を「サイズがなぁ…」と検討対象から外している方には、是非とも「思ってるより大きくないし、びっくりするくらい一瞬で慣れるよ!」と伝えたいです。

 

僕も購入前に同じように「iPhone Plus 大きすぎる」みたいな感じで検索をして、いろんな人の意見も見ていたんですが、やっぱり「意外と大きくない」とか「すぐ慣れる」みたいな意見が圧倒的に多かったんですよね。

ただ、購入前はそれでも信じきれず、「強がってるだけじゃないの?」という気持ちが拭いきれませんでした。

でも実際に自分で触れて使ってみると、なるほどやっぱり思っているほど大きくないし使いにくくもない。

ぶっちゃけ使用感はiPhone 6 時代とほとんど変わらないです。

 

だからこそ。

同じように不安に思っている人達へ。

 

iPhone 8 Plus は思っているより大きくない!

そして、使っているとマジで一瞬で慣れます!

 

だからiPhone 8 Plus も購入候補にどうか入れてやってください。

 

それでは!

 

 

関取花というアーティストを知って欲しいけど知って欲しくない

関取花、というアーティストがいます。

 

「今夜くらべてみました」というテレビ番組を観ている人は、もしかしたら彼女を知っているかもしれません。

Goose house(旧PlayYou.House)というグループ(プロジェクト?)を知っている人も、もしかしたら彼女を知っているかもしれません。

 

テレビでの紹介で「ひがみソングの女王」なんてキャッチフレーズを付けられてしまったせいで、バラエティ番組に対する基礎能力が無駄に高いせいで、彼女の本当の良さが伝わっていない気がするので、今日は彼女の話をしてみようと思います。

 

関取花は、いわゆる「弾き語りアーティスト」です。

弾き語りとバンドは大きな目で見ると音楽、という括りで一緒ではありますが、弾き語りには、バンドには絶対に出せない哀愁がある、と思っています。弾き語りとバンドは、全く別物なのです。

 

弾き語りアーティストは時として、自分を勇気付けるために歌を作って歌を歌います。そして、その自分に対する歌が、自分と同じように感じている人も勇気づけられればいいな、とも思っています。情けねぇなぁ、なんて思うんですけど、そのどうしようもなく情けない感じがどうしようもなくダサかっこいいんですよね。バンドはただカッコよくあれば良いけど、弾き語りアーティストには絶対的に情けなさが必要。カッコイイ弾き語りアーティストは例外なく情けないです。何だろうかあの感じ。裸の大将みたいな感じ。どうでもいいですけど裸の大将はやっぱり芦屋雁之助ですよね。ドランクドラゴン塚地はなんか違う。

 

そして、時として弾き語りアーティストは、突発的に得体の知れないほどの素晴らしい楽曲を生み出します。突然変異としか言いようがない未知の産物。ある日突然にぽろっと生まれ落ちるんですよね、不思議と。

 

 

関取花の、「もしも僕に」という楽曲がまさにそれ。

 

 


関取花 もしも僕に

 

 

なんて、どうしようもなく情けなくて、どうしようもなくかっこいい曲なんや、と、どうしようもなくなってしまうのです。ああ良いなぁ。かっこいいなぁ。どうしようもないなぁ。

 

この曲を聴くと、「ひがみソングの女王」なんてキャッチフレーズが非常に勿体無いな、と思ってしまいます。そういうのじゃないやん。めっちゃええ曲歌ってるやん、って。

 

僕はこういう楽曲を聴くと、自分の言いたいことを言われてしまった、という若干の悔しさのような感情を持ちながらも、それでも胸の空くような思いをします。よくぞ言ってくれた、と。

そして、関取花は、何と言ってもバランス感覚が素晴らしいんです。ちょうど生活や人生と同じくらいのバランスで明と暗のコントラストを楽曲で表現してしまうところとか。25歳そこそこで体現できるバランス感覚ではないな、とは思うのですが、女性って、そういう所の成熟は早いですよね。僕の友達にも似たような絶妙なバランス感覚を持った子がいるよなぁ、なんて。

 

でも、僕がここまで弾き語りアーティストに心惹かれてしまうのは、もしかしたら、自分が弾き語りをしていたから、街のライブハウスで少ないお客さんを相手に、素晴らしい楽曲を奏でる数々の弾き語りアーティストを観てきたから、かも知れないな、とも思います。彼らの思いを知っているから、そのフィルターで色々と頭の中で景色を作り上げてるから、よく聴こえてるだけなのかも、と。

 

そして、そういうアーティストの良さって、いろんな人に伝わってほしいんだけど、同時に、知れ渡って欲しくないような、そういう感情がわいてくるんです。俺だけが知っているんだぞ、わかっているんだぞ、と、心の中でほくそ笑むのが好きなんです。いや、ほくそ笑んでいるかどうかはわかりませんけど。

 

…非常にまとまりのない文章をつづってしまいましたが、結局何が言いたいのかというと。

 

関取花がすばらしい。

だから知って欲しい。

だけど知って欲しくない。

 

だから、関取花というアーティストを見つけてください。

そして、心の中でそっとほくそ笑んでください。

 

びずまんでした。

 

通じる英語を喋るには?まずは発音の「意識」を変える!

ハローエブリワン。びずまんです。

 

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先日の記事でも書きましたが、アメリカに来て2年ほど経って、ようやく英語を聞き取れるように、そして喋れるようになってきました。ちょっと前までは電話なんかで、よく「What's that?(は?なんて?)」と聞き返されていたんですが、そんな惨めな思いをすることも少なくなってきました。

 

bizman.hatenablog.com

 

というのも、いろいろと考えてみると、あることを意識するようになったのが、一番の上達の要因かな、と。

 

 

その要因とは何か。

 

 

 

単語?ノンノン。

 

文法?ノンノン。

 

 

 

そうです。発音です。

 

英語の発音に対する意識が低い駐在員

留学等で若い年齢でアメリカに来て、毎日英語ネイティブに囲まれて生活している日本人たちには発音がすごくきれいな人が多いんですが、少し年齢が上がってからアメリカに来て、しかも仕事上で「日本語を使う機会」>「英語を使う機会」、という駐在員の人たちは、とても発音が下手な方が多いです。

少なくとも僕の周りの駐在員たちは、何年アメリカに住んでいようがカタカナ英語の人ばかり。そしてよくアメリカ人に「What's that?(は?なんて?)」と聞き返されたりしています。(まあそれでも生活にほとんど支障はないんですけど。)

さらに、発音がわからないことによって、聞き取りができていない場合もあります。

後述しますが、例えば「L(エル)」の発音。「role(役割)」という単語をアメリカ人が発音すると、オーゥ」という感じです。これを、発音に対する意識が低い人、「role」を「ロール」だと思っている人が聞くと、オーゥ」「role(役割)」だと認識できない(聞こえない)、ということが起こります。

(※ちなみに、これは僕が遭遇した実例です。僕の隣にいた駐在員のひとが、「role」を聞き取れずに、「ワットイズロー?」と聞き返していました。しかも、「ロー」を「L(エル)aw」の発音で。)

 

英語の発音に対する意識の重要性

じゃあ僕が発音が上手なのか、というと全くそんなことはないのですが、幸いにも奥さんがある意味ネイティブスピーカー(奥さんのお母さんが日系アメリカ人)で、日常的に奥さんに正しい発音を教えてもらえる環境にあるので、発音に対する意識だけは無駄に高いです。意識高い系男子です。

 

ただ、正しい発音を習得するには、舌や喉や顔の筋肉なども関わっているため、相当の練習が必要です。実際に、僕はいまだに「ar」「er」「ir」の発音ができません(自分の間違った発音と正しい発音の違いすらわからない)し、「s」と「sh」の発音も意識してはいますが、たまに間違えます。

 

でも、できていなくてもとりあえずはそれでいいと思っています。

なぜなら、まずは「意識を変えること」が非常に重要だからです。

知っているのと知らないのとでは大違いです。

 

やっかいなことに、英語という言語は、第二言語として喋る人が多すぎるうえに、第一言語でも様々な発音がある(British、American、etc...)ため、正しい発音はあってないようなものです。

それゆえに、日本人のカタカナ英語でも英語の訛りのひとつとして、変にある程度通じてしまいます。特に、カリフォルニア州なんかのアジア人の英語に慣れている人は、変な発音で喋ってもだいたい普通に聞き取ってくれます。(聞き取れてなくても聞き取れた部分だけで勝手に解釈してくれる場合も多い。)

 

でも、確実に通じない場合や、発音を知らないと聞き取れない場合も出てきます。そういった場合、なぜ通じなかったり聞き取れなかったりするのか、という理由の95%が発音です。

 

 

…どうですか?

 

発音の重要性、伝わりました?

 

 

というわけで、まずは意識を変えることだけを実践してみてください。

意識が変わると、違いがわかるようになります。

※これ、本当に重要です。意識しないと、違いすら認識できません。

 

英語の「正しい発音」を知ろう!

英語の発音の意識を変えるために、めちゃめちゃイイ記事を見つけたので、

まずはその記事を参考にしてみてください。

 

diamond.jp

 

特に、「L(エル)」と「Th」を正しく発音できている日本人駐在員にはほとんど遭遇しません。「Th」は、舌を噛んで発音しろと学校で習っただろう!と「Thank you」や「That is...」が会話に出てくるたびに心の中で思います。まあ僕も最初はできてなかったんですけど。

ちなみに、何回か出てきている「What's that?」も、正しい発音は「ゥワツダッ?」ですので、覚えておくように。ここテスト出るぞー。

 

上の記事で紹介されている6つの発音のほかに、僕が特に意識していることも補足しておきます。

 

語尾のT(ティー)は消える。たまに語中のT(ティー)も消える

これは地域によって違う場合もあるんですが、北米英語では、語尾のT(ティー)は基本的に消えます。破裂してなくなります

僕がまだアメリカに来て間もないころ、銀行から掛かってきた電話で、セキュリティ確認のための質問として、「What is the name of your first ペッ?」(僕が登録した情報)と聞かれ、「What is ペッ!?」と聞き返したことがあります。斉藤さんじゃないんだから、と。なんだ「ペッ」って。と。

そのとき銀行の方が「ほら、アニマルとか、いろいろあるじゃない。」とやさしく答えてくれたので、そこでようやく意味がわかったのですが、「pet」の正しい発音は「ペッ!」になります。

この出来事があってから、消失音の「T(ティー)」はすごく意識するようになりました。

ちなみに、日本では「コストコ」と発音するCostcoも、「T(ティー)」が消滅するので、正しい発音は「コスコゥ」になります。但し、間違っても日本では「コスコゥ」と発音しないようにしてください。糞ちびるほどイジられます。

 

語中のT(ティー)はたまに「ラ行」もしくは「ダ行」の音になる

「Party Night」はパーリナイです。以上。

これを覚えるだけで、消える「T(ティー)」とラ行に変わる「T(ティー)」を覚えられるので、とりあえずパーリナイだけは必ず今日覚えましょう。ありがとうオリラジ藤森先生

 

「T(ティー)」がほかの音になってしまう場合や、「T(ティー)」のほかにもいろいろ消えてしまったり音が変わってしまう場合があったりするんですが、多すぎるのでここでは割愛します。

以下のサイトが非常にまとまっていてわかりやすかったので、興味のある方は一度読んでみてください。

 

englishbootcamp.jp

 

S(エス)とSHの音は別の音

「Sea」は「スィー」、「She」は「シー」です。

この二つが別の音だと知らない人、結構いるんじゃないでしょうか。かく言う僕も、奥さんに指摘されるまで知りませんでしたが、英語の早口言葉で、

she sells seashells by the seashore

というのがあるくらいなので、英語の中では「S(エス)」と「SH」は明確に別の音として扱われています。

ちなみに、「sit down」を「スィッダウン」(T消える)ではなく「シットダウン」、と発音すると、「うんこしてください(Shit down)になりますので、くれぐれも気をつけましょう。日常生活で「うんこしてください」と誰かに命令することは偏った性癖をお持ちのSM女王の方以外はおそらくないので。

 

同様に、「J(ジェイ)」と「G(ジィ)」と「Z(ズィー)」とか、「B(ビー)」と「V(ヴィー)」も違うので、気をつけましょう。まずは意識が大事!

 

「ア」には4種類くらいの音がある

例えば、「just」と「have」の真ん中の「ア」の音は違う音です。特に、「have」の「ア」の音は本当によく出てくるので、覚えておいて絶対損はないです。顎を曲げ気味にしてエの口の形でアと言う感じですかね。

英語の母音の「ア」は4種類くらいあるらしいのですが、僕はとりあえず「U(ユー)」系の「ア」と「A(エイ)」系の「ア」の二種類を特に意識しています。(厳密に言うと「A(エイ)」系の「ア」も何種類かに分かれますが)

この2種類の「ア」の違いを説明している動画でわかりやすくて僕のめっちゃ好きな動画があるので、ぜひともご覧ください。この人の動画、面白いくてタメになるので大好きです。ほかの動画もオススメ。

 


リスニングできるかな?!英語英会話一日一言-Q1341

 

 ちなみに、4種類の母音の「ア」の説明をしている動画も見つけましたので、こちらも参考まで。

 


英語って「ア」の発音がたくさんありません?【母音の『ア』は4種類】

 

まとめ

発音についていろいろと書いてみましたが、英語の発音の重要性は、英語を喋れるようになりたいと思っている人に、本当に知って欲しいと思っています。

なぜなら、正しい発音を知ると、英語の習得が楽しくなってくるからです。

最初に紹介した【ネイティヴに通じる英語になる「たった6個の正しい発音」】のサイトの講師の方も、こう述べています。

 

 今まで覚えていた「カタカナ発音」を、たった6つ直すだけなのに、「話す」と「聞く」の悩みがイッペンに解決されるんだ!!

 そしてね、ここが、ものすごい「大切なポイント」だから、心して聞いてね!

 大切なのは、「英語がネイティヴに通じる!」って思えると、一気に、「英語って楽しい!」ってなっていって、もっともっと、「英語がやりたい!」っていう気持になっていくってことなんだ

 だって、あんなに「まったくわからなかった英語」を、1語でも、2語でも、正しく聞いたり、話せたりできるようになるっていうのは、本当に、本当に、ほんと~に、嬉しくて、楽しいことなんだよ!

 

さらには、発音がよくなると、アメリカ人も「英語上手だね!」と褒めてくれるようになります。(お世辞でもうれしい)

 

英語を学ぶ上で、いままで発音よりも文法や単語を重視していた方々へ。

 

発音、大事ですよ~!

 

以上、びずまんでした。

それでは!

ロサンゼルスのソーテル(Sawtelle)で丸亀製麺を食べてきた(日本との比較するよ)

どうもびずまんです。

 

せっかくLAに住んでるのに、LAらしい事を一つも書かないのもどうかと思い、今日はSawtelle Japantown(ソーテルジャパンタウン)に新しくできた「丸亀製麺」の食レポをしてみたいと思います。

 

ロサンゼルスに丸亀製麺ができたぞ

日本以外の各国に203店舗(執筆時点)ある中で、アメリカ本土では2017年9月14日に、意外にも初めての出店となったのが、カリフォルニア州ロサンゼルスはSawtelle Japantown(ソーテルジャパンタウン)、いわゆる日本人町の一角。

 

MARUGAME UDON

2029 Sawtelle Blvd., Los Angeles, CA 90025

TEL : (424)317-2222

SUN-WED 11AM-11PM (L.C 10PM)
THU-SAT 11AM-12AM (L.C 11PM)

Marugame Udon | Just another WordPress site

 

UCLA(アメリカでも有数の有名大学)の近くという事で、大学生を始め若い人でごった返していました。

 

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店に入るまでにだいたい15分くらいは外で並びました。

日曜日の夜でこれくらいなので、平日の夜はもっと多いのかもしれません。

というか、おそらくこういったUDONやTEMPURAをセルフで取っていくシステムにアメリカ人が慣れていないせいで長蛇の列ができてしまっているのでしょう。

ビジネス街の店舗の客(サラリーマンやOL)と店員のおばちゃんの息の合った流れ作業をぜひとも見習って欲しいです。長蛇の列などものの数分で片付けてしまうあの連携。日本代表の香川と長谷部以上に息が合っています。サッカーはよく知らないんですけどサッカーで例えちゃったりなんかして。

How to Orderを掲げてはいますけど、もはや誰も見ていない。というか、看板配置が低い。

 

そんなこんなで15分くらい外で待っていました。

後ろではアメリカ人の学生たちが、ワクワクして会話しながら待っています。

グループの中にひとりだけ前に来たことがある、という人がいて、ほかの人にメニューの解説をしていました。

 

「Mentai Cream is like ... Chowder! I wanna try that one, too.(明太クリームは、なんていうか、チャウダーみたいな感じ!あれも試してみたいんだよね!)」

 

チャウダー?笑

 

丸亀製麺LA店のメニュー

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うん、高い。

 

いや、ぶっちゃけ言うとLAの他の飲食店に比べると全然安いんですけどね。

って言うか、日本が安すぎるんですけどね。

 

ということで、まずはメニュー選択。

 

僕は Nikutama Hot + Kakiage + Sweet Potato Tempura

奥さんは Kake Hot + Chicken Tempura + Shrimp Tempura

 

残念だったのは、てんぷらの種類が少なく、たまごの天ぷらがなかったこと。日本で一度だけ丸亀製麺に行ったことがある奥さんは、そのとき食べたたまごの天ぷらの美味さに非常に感動していらっしゃり、「丸亀製麺行きたい!丸亀製麺行きたい!」と連呼していたので、たまごの天ぷらがないと知ったときのテンションの下がり具合は尋常ではありませんでした。「たまごの天ぷらのために来たといっても過言ではない」との遺言を残しながら、粛々とえびの天ぷらをピックアップしていました。(えびのぷりぷり具合にはご満悦でした。)

 

てんぷらピックアップを済ませると会計へ。値段は二人で税込み$20以内に収まりました。日本の感覚からすれば、「高っ!」て感じだとは思うんですが、LAの外食の相場からすると、税金や、場合によってはチップを入れると、ひとり$10以内に収まるのはめちゃめちゃ安いほうです。

そして会計を終えると、トッピングコーナーへ。

日本と同じように天かすやネギはかけ放題なのですが、そこには日本では見かけない緑の物体が。

 

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( ゚д゚)パクチー(Cilantro)?

 

もうね、フォー感覚。

アメリカ人からするとアジアンヌードルは全部一緒やと思っているんですかね。

でも、このパクチーを大量にかける人が結構いるからさらに驚きだったんですけど。

 

実食

実際食べてみてどうだったかといえば。

 

 

微妙…

 

 

日本の丸亀製麺のクオリティを期待していたんですが、麺は少し粉っぽくて太めで、特においしい、というわけではありませんでした。

また、日本の丸亀製麺の入れ放題のネギは厳選された国産青ネギを使用しているため、ネギ自体がものすごくおいしい(ぶっちゃけネギだけでうどんが食える)んですが、こちらのネギは日本産ではないものを使っているようで、太くて辛味が少し強く、それも非常に残念でした。

 

まとめ

全体的には、LAで食べる日本食としてはコスパは悪くないほうかな、と思いましたし、実際に若者を中心に非常に流行ってはいたんですが、いかんせん日本の丸亀製麺と比べてしまうと値段は高いわ味のランクは落ちるわで、わざわざ食べに行く理由は無いかな…というのが正直な感想。

同じLA在住の日本人にも、特別に勧めるかといえば、そんなこともないし、私自身もおそらくもう行くことは無いかもしれません。

 

日本の丸亀製麺が恋しいです!

 

それでは!

ズーム(6694)が飛び跳ねた

どうも、びずまんです。

 

全く投資の話をしておりませんでしたが、ここのところ私の日本株は好調です。

というのは別に日経平均があがっていることとはあまり関係がなく、単純に保有している銘柄がグングン伸びているからです。

 

【関連記事 】

bizman.hatenablog.com

 

その銘柄とは、今年3月28日に東京証券取引所JASDAQスタンダード市場に新規上場された、いわゆるIPO銘柄、株式会社ズーム(6694)です。

 

単純にズーム製品のファン

バンドをやったことのある人なら、おそらく誰しもがこの会社を知っているでしょう。なぜなら、音楽専門のハンディレコーダーやMTR、エフェクターなど、バンドをやっているとさまざまな場面でズーム製品と出くわすからです。

特に僕はズームのハンディレコーダーには非常にお世話になりました。本当に安くて質がいい製品が多くて、信頼できる会社です。

 

 

結構歴史の長い会社だと思うんですが、そんな会社がいよいよ上場するぞ!という情報をバンドで知り合った知り合いのFacebookの投稿でたまたま知った僕は、早速この銘柄をウォッチリストに入れて、上場来しばらく、様子を伺っていました。

 

上場日に最高値を付け、その後ズルズルと株価が下降

公開価格は1,520円、初日に一時2,331円の高値をつけたものの初日終値は1,885円。そして、IPO銘柄の中では圧倒的に人気がなく、取引数も少なければこれといった注目も浴びず、2週間ほどでズルズルと1,446円まで下がってしまいました。

 

ただ、この株、調べてみれば調べてみるほど、なぜそんな値段が付いているのか不思議なほどの優良株。

 

僕は基本的には現在のPBRとPERをベースに、将来性や会社の財務健全性、将来の業績予想値をいかに保守的にみているか、などを参考に株を買います。

 

特に重視しているのはPBRで、将来性や会社の財務健全性に大きな問題がなければ、基本的にPER10~20程度、PBR1.00以下の銘柄は迷わず買います。なぜなら、PBR1.00以下なら長期保有する上でほとんど不安になったりすることがないからです。(※またいずれ、PBRやPERについての考察も書きたいです)

ズーム(6694)の株価が1500円~1800円でうろうろしているときは、PBRは1.00以下、PERも10~20の間におさまっていて、条件だけみると格好の投資対象でした。

 

そして、将来の業績予想値をいかに保守的にみているか、については、私が実際に会社の決算予想などをしているからこそ重要視する観点だと思います。

経験上、ビジネスがうまくいっている時は、会社の決算予想を保守的に作ります。つまり、収入予測は控え目に、費用予測は余裕を見ます。

なぜそんなことをするかというと、予想よりも実績が上回ったら、単純に社内外のみんなが喜ぶからです。会社でこういう予想数値を作っている人たちは、私のように常に数字を扱っている経理のプロなので、特別変なことが起こらなければ、どれくらいの決算に着地するかははじめからだいたい感覚でわかっています。わかっていながら、決算予想を保守的に作るのです。

そして、ズーム(6694)の今までの決算予想と実績の比較、今期の決算予想で用いている為替レート見込みなどから、この会社が決算予想を保守的に作っていることは一目瞭然だったので、今後の好業績のポテンシャルがあり、十分に信頼できる会社でもあると判断しました。

 

さらには、配当予想も一株33.00円と、株価1,600円で計算をすれば配当利回り2%を越していました。

 

買ってみたら飛び跳ねた

ということで、買わない理由はなかったので、株価が下がった段階で何度かに分けて購入してみました。

 

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何度か「過剰に上がり過ぎているかな」と思ったときは少量を売って、下げたらまた買う、ということをしていますが、配当もありますし、基本的には長期保有目的です。

 

会社の実力が評価されて、9月ごろからじわじわと株価が2,000円程度まで上がってきていたのですが、今週、好決算発表(とは言え、想定の範囲内)と1.88%の自社株買いを材料に、、、

 

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株価が飛び跳ねました! ※2017年11月16日の終値 2,470円

ワーイ!今夜は焼肉じゃーい!

 

ちなみに、ズーム(6694)の配当落日は12/27です。年末(配当落日)に向けて、さらにもうひと踏ん張り、株価も上がっていくんじゃないかな、と睨んでいます。

 

応援している会社の株価が騰がると嬉しい

投資をやっていない人からすると、ギャンブルに勝ったような感覚で投資でお金が増えてうらやましい、と思われるのかもしれませんが、実際には、投資をやっていると、お金がただのパラメータに見えてくるので、お金が増えた喜びよりも、

  • 応援している会社が評価された
  • 自分の想定していたシナリオが的中した

ということのほうが嬉しかったりするんですよね!

特に、自分の目論見が当たった、という事に関しては、「ホレ見たことか!」みたいな。自分が目をつけていた無名のアーティストがめっちゃ売れた、みたいな感じですかね。星野源的な。

 

というわけで、ズームさんありがとう!

これからもズーム製品愛用させていただきます!

 

ちなみに今日のご飯は唐揚げでした。

それでは!

 

草間彌生という無限を描く狂気(Infinity Mirrors@The Broad/Los Angeles)

どうもびずまんです。

先日奥さんと、Los Angeles Downtown にある The Broad という現代美術館に「草間彌生 : Infinity Mirrors」特別展をみてきました。

 

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草間彌生といえば、カボチャと水玉。

 

昔、香川県にある直島という現代アートをテーマに観光開発している島にひとり旅で行ったことがあるので、それぐらいのイメージはもとから持っていました。

みなさんも、FacebookやInstagramなどで女子が二人で水玉のカボチャの周りで写真を撮っている写真をみたことはありませんか?あれです。僕調べでは、関西圏に住む女子大生の3人に1人は行っている計算です。

 

正直にいえば草間彌生に関する知識はそれぐらいのものしかなく、しかも、実際に水玉のカボチャをみたことのある僕としては、特に感動をしたとかそういった思い出も無かったので、今回の特別展は奥さんに誘われてなんとなく行ってみた、という感じでしかありませんでした。

 

そもそも、僕はあまり「アート」がわからない。

 

音楽も「アート」の中に入れるのであれば別ですが、絵画とかオブジェとか、今まではそういったものがいまいちわからなかった。音楽でたまに「ブルッ」と身震いするような感動を味わうことはあっても、アートをみても、「ほぉ」としか思わなくて、どうも僕の中では、音楽>アート、という位置付けになっていて、敢えてアートを鑑賞しよう、という気持ちが湧いたことはありませんでした。

 

もちろん、サブカル系男子を気取ってみたこともある僕は、芸術鑑賞も趣味です、みたいな顔をして、美術館に行ってみたことがないわけでは無いのだが、それはもはや芸術を鑑賞するためではなく、サブカル系女子を釣る餌として行っていたわけで、どちらかというとサブカル系女子を鑑賞したかったわけで、その真意にはサブカルチャーどころかアートのカケラもありませんでした。サブカル系女子たちはそんな当時の僕のよこしまな気持ちを見透かしていたのか、はたまた単純に僕がモテなかっただけなのか、いずれにせよ僕がサブカル系女子と一緒に一眼レフを持って公園にデートに行ったり古着屋巡りをしたりする、なんて機会はとうとう訪れることはなかったのですが。

 

話をサブカル系女子から水玉系ババアもとい草間彌生に戻そうと思います。

 

そんなこんなで先日の日曜日。

草間彌生にやられました。

素晴らしかった。

 

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Infinity Mirrors

草間彌生が表現しようとしているもっとも重要な要素は、「無限」だといいます。鏡によって無限に続く世界、果てしない水玉。

後述する「最初の部屋」から出ると、まずは草間彌生からのメッセージビデオを見ることになるのですが、彼女は「無限」という概念について語っていました。一人の人間として、生きていくことの希望は無限であり、また、その歩みや希望を後世に伝えていくことによってさらにその無限は広がっていく、といった内容だったような気がするのですが(違っていたら申し訳ない)、その時はじめて、彼女の表現したいことがストンと落ちたような、そんな気がしました。

 

展示の順序としては、まず、主題であるIfinity Mirrors の名にふさわしい、真っ暗の鏡の部屋に、街灯に似たオレンジや青、赤、緑などの夜景に近いライトが照らされ、無限にライトが続くように計算された空間に入るところからスタートします。

ぜひ実物を見て欲しいので画像は掲載しませんが、Google 画像検索をすれば色々と出てきますので、気になる方は探してみてください。

 

部屋に入った瞬間。

初めて、アートで「ブルッ」と身震いをしました。

 

あっ、これか。と。

 

幸せと希望と無限。

それを描く狂気。

 

生きるという意味すらもストンと腑に落ちたような、そんな気すらしました。

 

そこから、水玉、カボチャ、などをはじめとした代表的な展示や最近の作品たち。どれも良かったのですが、やはり最初の部屋のインパクトには勝てませんでした。音楽アルバムでいうと、アルバムタイトルの曲が1曲目に入ってて、結局その曲がそのアルバムのキラーチューン、みたいな感じですかね。

 

ただ、もう一つ素晴らしいな、と思ったのは、特別展の最後の部屋。

部屋に入る前にいろんな色や大きさの水玉のシールを渡され、部屋を出る前にどこかにシールを貼っていってくれ、と頼まれました。

部屋は、真っ白ながらも、ソファやテレビ、ライト、ダイニングテーブルなど、生活空間を模したもの。

 

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観覧者がアートに参加できるということ、無限を紡ぐということ、そしてそれらが美しく設計されていること。

この部屋の展示だけでも、行って良かったなぁ、なんて思いながら、食器棚の奥にひっそりと、奥さんと二人で色違いの水玉を貼ってきました。

 

この展示を通して、草間彌生、というアーティストに対する見方が180度変わりました。何がアートをアートたらしめるのか、いまだにそれはわかりませんが、それでも、彼女の作品を素晴らしいと思う人が多い、ということは、やはり何かがあるのかなぁ、なんて。

 

あと、

 

アートのすばらしさを享受できるようになった今の僕なら、サブカル系女子と一緒に一眼レフを持って公園デートに行ったり古着屋巡りをできるかもしれないなぁ、とも思ったのですが、既婚者である僕はもうそんな機会に巡りあうことはないのでしょう。

 

それもまた、無限。

 

それでは!