株式投資は「ギャンブル」なのか
どうも。びずまんです。
2016年ももうすぐ終わりが近づき、私はこの12月に20代最後の一年を迎えました。
実は今年、アメリカで結婚もしました。
そんななか、日々考えることは、
「このままでいいのだろうか」
ということです。
幸せいっぱいの新婚生活、ということもなく、
個人的にはただただ生活が続いていて、
もちろん幸せではあるのですが、その分不安も感じてしまいます。
そんななか、最近興味を持っているのはアーリーリタイア。
仕事は嫌いではなく、むしろ好きではあるのですが、
いかんせん、組織というものは大きくなればなるほど中身はほとんどが政治です。
そういったしがらみがすごく嫌いなのです。
しがらみから解放されて、好き勝手に仕事がしたい。
でも、転職はどう考えてもいい選択肢だとは思えない。
そういう人って結構いるんじゃないかな、と思います。
じゃあ、どうやったらしがらみから解放されるのか、と考えると、「組織」に依存しなくてもいいような「自分の基盤」を作るしかないんじゃないかな、と思うんですよね。
それじゃあ「自分の基盤」ってなんなの?という話。
少し考えて思いつくところで、
1.組織に依存しない確固たる収入源
2.十分な貯蓄
3.どこにいっても通用するスキル、知識、人脈
こんなところじゃないですかね。
で、考えたら、1.~3.の中で、1.2.については、株式投資でなんとなか状況を改善できるんじゃないの?と思ったわけなんです。
株式投資で状況が悪化した
で、実は2年ほど前から株式投資を始めていたんですが、ところがどっこい、これがまあ面白いくらいに最初のころは損が膨らみました。
最初はほんとに丁半博打の世界で、ぼろ株に手を出して一瞬でさっくり50万円くらい損失を被りました。もうね、そのときの気持ちといったら。「死にたい。。。」どころの騒ぎじゃなかったですよ。そこからもその損失を取り戻そうといろいろやってたらさらに50万円損失が増えてました。20代にとっての100万円って大きいですよ。
まあでも今考えると当然なんですけどね。
知識も経験もないのに、ギャンブル感覚で儲けを出そうと思ってたので、丸腰で戦争に出かけて勝って帰ってくるよりも難しいことを本気でできると考えてたわけですから。
で、それからはしばらく、株式投資から遠ざかりました。
親から、「株式投資はギャンブルや。あんたは博打の才能はないから絶対に手をだしたらあかんで。」と言われていたので、そのときは、「ああ、親の言うことを聞いておけばよかったな。」と思ったものです。
株式投資に再チャレンジ
そんな中、少し前から株式投資に再チャレンジしています。もちろん、今回はちゃんと勉強して、リスク管理をしっかり行っておりますが。
きっかけは、いろいろと政治、経済、社会、お金のことや将来のことなどを勉強していくうちに、生きていることそのものがとらえ方によっては「ギャンブル」だということに気づいたからです。
例えば、現金。日本人って現金好きですよね。資産のポートフォリオを見ても、こんなに現金を預貯金している国って、実はなかなかないんですよ。
日本人の保有資産の平均は、現預金で60%程度(保険や年金資産も含めると80%程度)ですが、アメリカ人の保有資産の平均は、現預金でたった15%程度(保険や年金資産も含めると40%程度)です。
これがどういうことかというと、アメリカ人は現預金もリスク資産である、ということを知っているんです。
仮に、現金100万円を銀行に預けているとしましょう。そうすると、この100万円はさまざまなリスクにさらされていることになります。
1.インフレによる日本国内での貨幣価値の減少
例えば、5年後に物価が上昇して、1,000円で買えていたものが1,200円になったらどうでしょう。そうすると、現在では、100万円で1,000個買えるのに、5年後には833個しか買えないのです。つまり、日本国内でインフレが起これば、「現在の100万円の価値」は下がってしまうのです。
2.為替による全世界的な貨幣価値の減少
今、僕は日本円と米ドルを両方持っているので実感としてわかるんですが、「円安」が進むと、円の価値って下がるんです。当たり前のことですが、これ、「日本円」だけしか持っていない人って、感覚としてわからないんですよね。でも、実際に、海外旅行なんかをする際にも、「1ドル=80円(円高)」のときに10万円程度で済んだことが、「1ドル=120円(円安)」になると、15万円かかっちゃうんですよ。冷静に考えるとこれすごいことだと思いませんか?めちゃめちゃリスクですよ。
3.銀行から引き出せなくなるリスク
これは、おそらくないとは思うんですけど、リーマンショック、サブプライムローン問題とかも、「大丈夫だろう」から始まったことなので、なんとも言えないですよね。
4.日本円が破綻して価値がゼロになるリスク
日本、日本円がどうなるかも、ぶっちゃけわからないですよね。
企業の倒産と同様ですよ。株式会社日本が倒産したら、日本円の価値はなくなってしまうんです。
ざっと思いつくところではこんなところです。
どうですか?リスクだらけじゃないですか?
現金、突っ込んで言うと、日本国通貨だって、流通している金融資産のひとつでしかないんです。そんなリスクのある金融資産を保有しているにもかかわらず、利率0.001%って、めちゃめちゃ割に合わないと思いませんか?ナメてるとしか思えないですよね。そうです。このリスクに気づいている人が少ないことがわかっていて、銀行からナメられてるんですよ。実際に、銀行はその集めたお金で投資をしているわけですから。
その場その場で最適な選択をできる瞬発力が大事
何をするにもリスク、だとしたら、いろいろなオプションを取れる方がいいですよね。
その場その場で「最適」と思ったことを選んでたら、短期的には人と比べて損をしているように見えるときもあるかもしれませんが、長期的には「ギャンブル」に勝つ確率は高まると思うんですよ。
で、大体のことは成功・失敗してみないと本質がわからない。成功・失敗すると、ある程度のことがわかるようになるから、いざ何かが起こったときに、タイミングよくそのオプションを取ることができる。
僕からすると、もうすでに自分の人生を生きている、ということは競馬場にいて、馬券を買わないといけない状況と同じなんです。
そんな中で、毎レース、「あなたは1番人気の馬しか馬券は買えません。」と言われるのって、すごくリスクの高いことだと思いませんか?
というわけで、2017年は、株式投資のこともいろいろ書いていこうと思います。
よいお年を!