新iPhone の発表イベントにワクワクすることは今後もう無いのか
新iPhoneの名称は「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」でほぼ確定だというニュース記事を読みました。
これを書いているのは2018年の9月12日23時(日本時間)。
発表イベントまで数時間(日本時間で同13日2時からの予定)ありますが、その発表内容もほとんどが漏れており、今年もまた予定調和の発表が執り行われることになるかと思うと、懐古主義と言われてしまうかもしれませんが、昔は良かったなぁ、と思ってしまいます。
iPhone 5くらいまでの発表イベントは、毎回ドキドキワクワクしていました。
そのドキドキワクワク感が、ここ数年はもう全くありません。
これとか、今見ても鳥肌立つんですけどね。
おそらく、いま初代iPhone を渡されたとしても、容量は少なく、動きはモッサリ、やりたいゲームやアプリが動かないじゃないか!となるんでしょうけど。
それでも、あの時のドキドキワクワク感はすさまじかったんです。
同じように、
初めてファミコンを起動した時、
初めてポケモンをプレイした時、
初めてたまごっちを育てた時、
初めて帰り道でエロ本を見つけた時、
初めてお小遣いを貯めて自分でCDを買った時、
初めてパソコンをさわった時、
初めてインターネットの海原に飛び出した時、
初めて好きなバンドのライブを見に行った時、
初めてバンドでステージに立った時、
初めて海外に行った時。
今でも思い出せるくらいのあのドキドキワクワクは、大人になってからはもう滅多に感じられなくなりました。
当然、今同じことをやってもドキドキワクワクを感じることはありませんし、初代iPhone を使いたいとも思いません。
ドキドキワクワクを感じることのできなくなった理由が、自分が歳をとりいろんなことを経験し大人になってしまったからなのか、時代が変わりあまりにも多くの便利なものに囲まれた環境になったからなのかはわかりません。
そういった意味で、いまの小学生や中学生が、私みたいなおっさんの話を聞いたときに、どう思うのかは非常に興味があるところです。
インターネットがあって当たり前の時代を生きてきた子供達は、僕と同じようにドキドキワクワクして大きくなってきたんですかね。
最近になって、あの時のようなドキドキワクワクをまた感じるためにはどうすればいいのかな、ということをよく考えています。
そして少しずつ、何かがみえはじめているような気がしています。
まだ具体的な方法論はわかりませんが、少なくとも、自分から何かを見つけ出さなければいけないんだろうな、となんとなくボンヤリと思っていて。
ああそうか、外部からあのドキドキワクワクを与えてもらう時代はもう終わってしまったんだな、と。
かといって、行ったことのない場所に行くとか、やったことのないことをやるとか、そういったことではなくて。
もっと、極端に言ってしまえばそもそも別の人間に生まれ変わるような感覚が必要なのだろうな、とふと思うのです。
物理的な話ではなく、精神的な話なのかもしれません。
以前までの自分ならこういう選択をしないな、という選択をヨシとしてみる、というのもひとつの方法です。
現に、僕もいくつかそういうチャレンジをしていて。
例えば、「こんな記事書いて意味あるのかな?」という記事もとりあえず書いてアップロードしてみるとかね。この記事のことですけど。
やってみると、「なるほどな」と思う新たな発見があったりするんですよね。
もう少ししたら、詳しくまた別に書いてみたいと思っています。
ドキドキワクワクが減っていく一方で、ここ数年、ジワジワホクホク、という感覚は増えてきていました。
これも、年齢なんですかね。
でも、ジワジワホクホク、悪くないんですよねぇ。
むしろ、その感覚が、今の自分にとっては一番大事なものなのかもしれません。
どうせなら、ジワジワホクホクを噛み締めながら、ドキドキワクワクをできる限り増やしていきたいな、と思っています。
その方法を、少しずつでも試していければな、と。
あ、新iPhone にも、一応、期待はしていますよ。
今日のところは、このへんで。