会員登録不要のANA国内線無料Wi-Fi を使ってみた。気になる速度は?
びずまんです。
ただいま嫁ちゃんの里帰り出産のために、実家の福岡に向かう機内で記事を書き始めています。
ところで、飛行機内でメールの返信する、ってなんかデキるサラリーマンっぽくてすこし憧れませんか?
ですが、わざわざお金を払ってまでWi-Fiを飛行機内で使うこともないので、僕は飛行機のWi-Fiサービスをこれまで利用したことがありませんでした。
そんななか、JALは2017年6月、ANAは2018年4月から国内線のWi-Fiサービスを無料化しました。
現在ではJAL、ANAでは一部機材を除き国内線のWi-Fiサービスが無料で利用できます。
今回、東京羽田発福岡行のANA便を利用したので、ANAの国内線無料Wi-Fiがどれくらい使えるのか実際に使って試してみました。
結論から言うと、まだまだ速度が遅すぎて普段通りのインターネット利用ができるレベルではなく、あくまで「おまけ」程度かなぁ、というのが正直な感想でした。
Wi-Fi接続までは登録等不要でスムーズ
空港の無料Wi-Fiサービスや街中で使える無料Wi-Fiサービスの中には、名前などの情報を入力して会員登録したりと面倒な手続きが必要なものもあります。
しかしANAの機内無料Wi-Fiサービス利用ではメールアドレスを入力するだけ。
会員登録等は不要なので、Wi-Fiに接続するまでは割とスムーズでした。
以下ではiPhone(iOS)を利用したWi-Fi接続の手順を掲載しますが、AndroidやPCなどでも同様の手順で接続できるのではないかと思います。
1. Wi-Fi通信のみをオンにし、ANA-WiFi-Service に接続
機内モード中に、Wi-Fi接続のみをオンにし、"ANA-WiFi-Service"に接続します。
2. 「インターネット接続はこちら」をクリック
ブラウザを開くとANAのサービスサイトに自動的に接続するので「インターネット接続はこちら」をクリックします。
3. さらに「インターネット無料接続 こちらから」をクリック
画面の指示に従って「インターネット無料接続 こちらから」をクリックします。
4. Eメールアドレスを入力し利用規約に同意して「接続」
注意書きや規約を確認し、「接続」をクリックします。
5. 無事インターネットに接続完了
無事に手続きが完了し、インターネットに接続されます。
また、入力したEメールアドレスに確認のEメールが送信されてきます。
回線速度や使用感
インターネット接続までの手続きはだいたい2〜3分程度で完了しました。
動画閲覧やアプリのダウンロードはサービス利用規約上できない、ということになっていますので、インターネットブラウジング、Eメールの確認やtwitter などのSNSのほかに、ピッコマなどの電子漫画アプリの使用も試してみました。
実際に使ってみた感想としては、回線速度がかなり遅くて、ストレスなくインターネットを利用するにはまだほど遠いというのが正直なところでした。
- Webサイト閲覧: ページ移動などに時間がかかり、若干ストレスを感じる
- Eメールの確認: 文書データのみであれば快適(写真や添付ファイルなどのダウンロードは遅い)
- twitter などのSNS: 文書データのみであれば快適(写真や動画の読み込みは遅い)
- ピッコマ(漫画アプリ)の閲覧: 画像の読み込みに時間がかかりストレスがある
また、実際に回線速度をウェブアプリで計測してみると…
少し見づらいですが、
下り(ダウンロード)速度: 0.55Mb/s
上り(アップロード)速度: 0.18Mb/s
というテスト結果がでました。
普段の携帯電話の4G LTE回線では平均して下り速度10Mb/s程度。
下り速度が1Mb/sでだいたい「写真が多い、動画が貼られているサイトを開くときに時間がかかる」程度ですので、0.55Mb/sはかなり遅いですね。
回線速度を考えると、現時点(2018年9月時点)ではあくまで文字のEメールのやり取りやちょっとした調べもの等をするためのインターネット接続と割り切った方がよさそうです。
まとめ
無料化されたANAの国内線無料Wi-Fiサービスを使ってみた感想でしたが、登録不要で気軽に利用できるもののやや速度不足、といった結果に。
機内無料Wi-Fiサービスを使って普段の感覚でインターネットを利用できる、ということはありませんでした。
現時点では仕事上のEメールのやり取り等、限定的な使い方しかできない、と考えておいた方が良いと思います。
とはいえ技術の進歩は速いので、機内Wi-Fiも近い将来、3G回線や4G LTE回線程度のインターネット速度になってくれることを期待しています。
今日のところはこのへんで。