痩せ型の僕が睡眠時無呼吸症候群を改善するためにやったこと
この記事では、僕と同様に痩せ型で「寝ても寝ても眠気が取れない」「軽度の睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれない」と悩んでいる方にオススメの対策を紹介していきたいと思います。
僕は自分が軽度の睡眠時無呼吸症候群かもしれない、と自覚して対策して以降は、以前と比べて昼間の眠気の感じ方や生産性が驚くほど改善しました。
数年前に気づいて対策を始めたのですが、
「30年近くもこんなに快適な睡眠を無駄にしてたのか…!」
と愕然としましたね。
それでも早めに気づけてよかったですけど。
当時の僕と同じように「寝ても寝ても眠い」「昼間ありえないくらい眠い時がある」と悩んでいる人は睡眠時無呼吸症候群(SAS)を一度疑ってみたほうがいいかもしれません。
ちなみに、僕は本格的に「睡眠時無呼吸症候群」と診断されたわけではありません。
この記事では、僕にごく軽度の睡眠障害の疑いがあり、それがいくつかの対策で改善した体験談を書いています。
ですので、もし医師から本格的に「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と診断された場合には、医師の指示に従うことをお勧めします。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疑いが発覚
「寝てる時、たまに呼吸止まってるよ」
いまの奥さんと結婚前に一緒に住みだしたころ、そんなことを言われてとてもびっくりしました。
なぜなら、睡眠時無呼吸症候群 = デブの病気、と思っていたから。
まさか自分が睡眠時無呼吸症候群?
痩せ型(というかガリガリ)の僕が?
と、それまで僕は自分が眠っているときに呼吸が止まっているかもしれない、なんてことは1ミリも考えたことがありませんでした。
僕は健康診断で毎回、BMIが「痩せ過ぎ」と「痩せ気味」のちょうど間くらいに位置し、そのせいでいつもBMIだけ「要経過観察」扱いにされてしまうくらい痩せています。
そんな体系なので、睡眠時無呼吸症候群なんて全く自分に縁のない病気だと思っていました。
確かに、寝ても寝ても昼間にあり得ないくらい眠いときがたまにあったり、何度か1 : 1 のミーティングで目を瞑ってウトウトしてしまったこともあったけど。
単純に自分が人よりも睡眠時間を必要とし、眠気を感じやすく、眠気に打ち勝てないくらい意志薄弱なだけだと思っていました。
なんということ…!
まさか寝ている時に呼吸が止まっていたとは。
その時の衝撃たるや。
いまの奥さんとは付き合うとほぼ同時に一緒に住みだしたんですけど、心底一緒に住んでよかったな、と思いましたね。
そんな大事なことを気づかせてくれたからこそ、結婚を決意したと行っても過言ではありません。(過言です)
その後、すぐに病院に行って検査。
検査の結果、特に大きな病気などはなさそうだったんですが、医師曰く、舌や鼻の穴の形、アレルギー症状(僕は花粉やネコやハウスダストに反応します)などの要因でときおり呼吸が止まり、睡眠が不十分になってしまうことはよくあること、とのことでした。
もう少し精密に睡眠時無呼吸症候群を検査するには泊まり込みで機械をつけて行う必要があるらしかったので、とりあえずはできることをやって様子を見てみて、改善がみられなければ精密検査をすることに。
幸運にも僕はそれから継続して行なっている対策が功を奏し、それからというもの6時間以上寝ていれば、昼間にありえないくらいの眠さに襲われることはほとんどなくなりました。
たまにありますけどね。
そんなときはソッとトイレに逃げ込みます。
「あれ、あいつトイレ長くね?」
と周りから思われているかもしれませんがまあいいでしょう。
昼間14時ごろのトイレとか、5つある個室全て開かずの扉かっていうくらいあかないですから、同志は僕だけではないはず。
対策1 : ブリーズライト
まず、僕は鼻炎持ちで鼻が詰まっていることが多く、無意識に口呼吸になり朝起きると口の中がカッサカサ、ということがよくありました。
というかほぼ毎日そんな感じでした。
特にアレルギーもある時期は、起きている時ですら鼻呼吸が困難なくらい。
そこで、鼻呼吸を促すためにブリーズライトを使うことにしました。
正式には「鼻腔拡張テープ」というようですが、鼻にバネのようなものが入ったテープを貼って鼻の穴を少し広げ、鼻の通りを良くするものです。
僕はより鼻を広げる力の強い「エクストラ」の透明タイプを使用していますね。
Amazonの定期購入で毎月4箱(32枚)オーダーしていますが、ブリーズライトを使用してからというもの、起きた時に口の中がカッサカサ、ということがなくなりました!
どうしよう…あたいもうあんた無しじゃ生きていけない…
一度知ってしまったら、もう戻れません。
もちろん、しっかり鼻呼吸ができていることによって、睡眠の質も劇的に改善しました。
鼻詰まりがち、口呼吸しがち、朝起きたときに口カッサカサ、という方は絶対にブリーズライトした方がいいです。
人生変わります、マジで。
顔を洗わずに貼ったり、化粧水や乳液を使った後に貼るとすぐに剥がれてしまうので、出来るだけ顔の脂が取れて、何も付いていない状態で貼ってください。
貼った後にスキンケアをすれば大丈夫です。
月々1,700円程の固定費がかかりますが、それだけで快適な睡眠が得られるなら安いもんだと思いませんか?
対策2 : 抗ヒスタミン薬(アレグラ)
医師から、アレルギー性鼻炎を抑えるために1日1回引用するタイプの抗ヒスタミン薬をなるべく毎日(症状が出ていない時も)服用するように指導されました。
僕がアメリカにいたときにスーパー等でも一般的に販売されていた抗ヒスタミン薬(いわゆるアレルギー薬)はクラリチン、アレグラ、ジルテックなど。
日本でも同じ薬品名で処方されたり、薬局でも買えたりしますね。
それぞれジェネリックの安いものも簡単に手に入ったのですが、僕はもう3年ほどアレグラもしくは大手スーパーKrogerブランドのジェネリック品をずっと愛用しています。
どちらも日本で販売しているアレグラもしくはそのジェネリック品のアレルビと同様、フェキソフェナジン塩酸塩が有効成分として入っていますが、アメリカで販売しているものはフェキソフェナジン塩酸塩180mgを1日1回1錠で服用するのに対して、日本のアレグラやアレルビは1日2回、1回に1錠(60mg)を服用するものが一般的です。
基本的にアメリカで販売されている医薬品は欧米人の身体のサイズに合わせて日本よりも効き目が強く(有効成分の摂取基準が多く)設定されている場合が多いですが、僕はいままでそのアメリカ基準でアメリカの薬を服用してきました。
アレグラについてのフェキソフェナジン塩酸塩の含有量が多かったことについてはこの記事を書きながらいままさにその事実を知ったのですが、いままで特に不調を感じたことはなくよく効いてくれていると思います。
僕は日本人男性の中でも痩せ型の方なので、摂取しすぎなのかもしれませんが…
クラリチンについても少しだけ試したことがあるのですが、僕にはあまり合わないと感じたので、ずっとアレグラを愛用しています。
僕を診察してくれた医師曰く「抗ヒスタミン薬はそこまで違いはないから、好きなものを使ったらいいよ」ということでした。
また「ジェネリック品でも中身は全く変わらないから、安いの使えばいいよ」とも。
日本だったらアレグラではなくアレルビの方が安いので、アメリカで買ったものが無くなったらアレルビを買うと思います。
抗ヒスタミン薬は劇的に症状を抑えてくれるわけではないのですが、飲み忘れた日は症状がキツく出るので「あ、やっぱり効いてるんだな」といつも飲み忘れた日に思います。
まとめ
僕のように、痩せ型であってもアレルギー性鼻炎や骨格が原因で気道に空気が通る十分なスペースがなくなり呼吸が止まってしまうことは多々あるようです。
肥満の人は首回りの脂肪で気道が狭くなって呼吸が止まることがあるのですが、なにも肥満だけが気道が狭くなる要因ではない、ということですね。
昔の僕と同じように「いっぱい寝ても昼間にあり得ないくらい眠いときがたまにある」なんて人は睡眠時無呼吸症候群を一度疑ってみて、診察を受けてみるのもいいかもしれません。
もしくは、僕と同じようにアレルギー性鼻炎で睡眠の質が悪くなっているのかも、と悩んでいる人は僕がやっている対策をひと月ほど試してみてください。
冗談抜きで人生変わりますから。
それでは!