30歳サラリーマンが教える人生が変わるマジでイイ曲120選 その1(01~10)
こんにちは。びずまんです。
僕は、小学生高学年から音楽を聴きはじめました。
最初に自分で借りたCDはなんだったか忘れましたが(懐かしの8cm CDでした)、音楽が好きだった、という記憶だけは残っています。
放送委員になって、テープにダビングした好きな曲を校内放送で流したりもしました。とは言っても、モーニング娘。とか、流行りのJ-POPが中心だったような気がします。
中学生のときに、とある曲と出会い音楽にどっぷりとハマり、ギターを始め、バンドを組みました。
今でも親友と呼べる友達とも音楽を通じて知り合いました。
音楽に詳しい友達に、いろんな音楽を教えてもらったりもしました。
ライブに行き始めたのも、このころです。
初めて行ったライブは、BUMP OF CHICKENのライブでした。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの解散ライブで、モッシュやダイブも経験しました。
高校に入り、大学を卒業するころまで、一般のバンドサークルに入ったり、何組かバンドをやったり、CDを作ったりもしました。
社会人になり、しばらくしてバンドを辞めてからも一人で弾き語りを続け、暇さえあればプロアマチュア問わずにライブを観に行きました。
社会人をしているだけでは出会うことのなかった人々や世界ともいっぱい出会い、話しました。
そんな中で、今まで、数え切れないほどの名曲と出会いました。
僕の思想の半分くらいは、音楽に作られたんじゃないか、というくらい、音楽はずっとずっと僕の人生のそばにあります。
ロックやフォークの思想に、少なからず影響されてきました。
アメリカに来てから少し音楽との距離も離れましたが、今でも新しい音楽との出会いや、音楽から受ける刺激は新鮮なものです。
僕が大好きなアマチュア(?)ミュージシャンの井上ヤスオバーガー氏が、こんなことを言っていました。
「いいものを見つけたら、分け合いなさい。そしたら世界中がいいものばっかりになるよ。」
僕は音楽に、何度も人生を変えられました。
そんな人生を変えてしまうようないい音楽が、もっともっと広まればいいな、と思い、この記事を書いています。
もし、この記事で出会った音楽に、
心を打たれたら、
人生を変えられたら、
ぜひ、周りに広めてください。
そしたら、世界中がいいものばっかりになるから。
目次
続きの記事も現在更新中です。
選定基準
紹介したい曲を書き出してみたところ、とてつもない数になってしまったので、曲を選定するに当たって、以下のようなルールを定めました。
- 1アーティストにつき1曲だけ
- 自分の人生に影響を与えた
- 自分の思い出とリンクしている
- 曲それ自体が何の思い出補正もなく良い、と思える
こういったルールを定めたにもかかわらず、120曲ものボリュームになってしまいましたが、ぜひとも最後までお付き合いいただければと思います。
また、何種類かにカテゴライズしていますが、何がバンドで何がグループか、何がプロで何がアマチュアか、は独断と偏見で分けました。
邦楽バンド(プロ)編(01~51)
01.K / BUMP OF CHICKEN
1曲目は、僕がこんなに音楽にのめりこむきっかけになった曲。
初めて聴いたのはたぶん僕が中学2年生のころかな。
今聴くと、すごく中二病臭い歌詞だなぁ、と思うと同時に、あのころの感覚が鮮明に蘇ってくるというか、いずれにせよ感慨深い曲です。
歌詞は物語調になっており、聴き終わると一冊の小説を読んだような感動を与えてくれます。
大人になった今では少し幼稚だなぁ、と思うところもあるのですが、曲そのものの良さもあって、やっぱり僕にとっては未だにすばらしい曲です。
余談ですが、一時期、「K」というのをハンドルネームに使っていました。
そして、音楽を通して知り合った女の子が初めての彼女だったのですが、その子に、ケー君、と呼ばれていました。
とてもとても恥ずかしむず痒い過去です。
02.世界の終わり / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
人生で一番思い出に残っているライブは、彼らのライブです。
高校1年生のときに、友達の紹介で知ったTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTというバンド。
ワケがわからないけどなぜかカッコいい歌詞、骨太なバンドサウンド、思わず叫んで踊りだしたくなるような楽曲。
その時の僕には、すべてが異次元で、全てがかっこよかったです。
このバンドを知ったすぐ後に、MUSIC STATIONにおけるt.A.T.u.事件*1があり、学校では友達とその話題で持ちきりになりました。
そして、ほどなくして解散ライブ。
これは行かねば、と一人で参加し、初めて経験するダイブとモッシュの嵐。
あんなに楽しかったライブは後にも先にもありません。
あれは、よかったなぁ。
そんなミッシェルの代表曲でもある、世界の終わり。
今聴いてもたまらなく痺れます。
03.東京 / くるり
高校の終わりごろから聴き始めて、大学時代と社会人時代を通して、
おそらく人生で一番聴いたバンドはくるりだと思います。
なぜそんなにくるりにハマったのか、理由は良くわかりませんが、
理由はよくわからない、というところも含めてくるりの良さなのかな、と思います。
特に、京都音楽博覧会というくるり主催の公園でやってる野外フェスにおけるくるりは絶品です。
9月ごろ、昼は暑く、夜は少し肌寒い季節。
日が沈み、夕焼けになり、辺りが暗くなってくる時間。
気温が変わりゆき、明るさも変わりゆく時間帯に、オオトリのくるり登場。
芝生に座りながら力を入れず、なんとなく聞き入るゆったりとした音楽。
あの瞬間が、たまらなく好きでした。
アメリカに来て、くるりのライブに行けない事がなによりも残念です。
くるりの中でも、影響が大きかったのは、やっぱり初期の「東京」。
好きな曲はほかにももっとあるんですが、あえて選びました。
この曲は、後期の力の抜けた感じではなく、まだ、ロックバンド然、としたバンド感を前面に押し出しています。
それでいて、邦楽ロックの中では他に類を見ないような楽曲。
大学のころに、繰り返し繰り返し聴きました。
04.俺たちの明日 / エレファントカシマシ
「さあがんばろうぜ!」
という歌い出しとともに、胸にずどんと響くミヤジの声。
ウコンの力のCMの楽曲としても使われていたので、
サビを知っている人は多いと思うのですが、
この曲のいいところはどちらかといえばメロだと思っています。
1番は、大親友に声をかけられているような気持ちにさせてくれ、本当に勇気をくれます。
2番は、「10代、20代、30代」の人生に対する正直な想いをストレートに届けてくれます。
こんなに力強いメッセージ性のある曲って、なかなかないと思うんですよね。
仕事でくじけそうな人、とくに、がむしゃらに頑張るしかないサラリーマンに、絶対に聴いてほしい一曲です。
05.いつかのメリークリスマス / B'z
僕の年代は、B'zからはすこしズレるんですよね。
ただ、中学3年生のころに、ベストが出たんです。
確か、冬。
それでね、買ったか借りたかしたんですよ。
ある女の子とその時メールをしてて。
音楽関係で知り合った女の子だったから、普段は会う機会が少なくて。
「B'zのベスト聴いた!?」
「どの曲が好き!?」
みたいなメールを送ってね。
B'zを口実にメールのやり取りをして。
中学3年生でまだまだヘタレだったから、その流れで告白とかしちゃって。
それで成功したんですよ。
それがちょうど、中学3年生のクリスマスかクリスマスイブ。
僕にとっての
「いつかのメリークリスマス」
は、中学3年生のクリスマスだったのです。
まさに、思い出の1曲。
ちなみに、上の方で書いた僕のことを「ケー君。」と呼んでいた女の子がその子です。
06.FOUR SEASONS / THE YELLOW MONKEY
「まず僕は壊す。」
とはじまり、
「全部欲しいから。」
と締められる。
ロックバンドとしてのイエモンのすごさをまざまざと見せつけられる曲。
僕がこの曲を知ったのは、イエモンを知ってから大分後だったんですが、この曲を発見した時の衝撃ったらなかったです。
個人的には、トリビュートアルバムのフジファブリックのカバーが好きなんですけどね。
何かを変えないといけないと感じた時、いつもこの言葉を思い出しています。
「まず、僕は壊す。」
それにしても、「人様に迷惑とコーヒーはかけちゃいけない」なんて歌詞、どうやって思いつくねん。
07.群青日和 / 東京事変
椎名林檎がバンドを始めたらしい!
ということでリリースされたデビューシングル。
そのころ実家で加入してたケーブルテレビの音楽チャンネルで見たミュージックビデオがめちゃめちゃかっこよかったのを覚えています。
そして、椎名林檎がエロ可愛い。
同時期に流行っていた倖田來未のエロカッコイイが全く分からなかったのですが、この椎名林檎こそがエロカッコイイだ、と思っていました。
楽曲の完成度もさることながら、当時同じようにバンドをしていたからこそ、バンドの演奏のすさまじさに度肝を抜かれました。
メンバーとして、亀田誠二やPE'Zのヒイズミマサユ機にスポットライトが当たった記念すべき作品でもあったと思います。
最近では、椎名林檎だろうが東京事変だろうが、あまりわけ隔てのない印象がありますが、東京事変が始まった時、この楽曲からは、「これは椎名林檎ではないのだ!」という強いメッセージを感じたような気がしました。
08.STAY GOLD / Hi-standard
中学2年生ごろから高校2年生くらいのころ、僕の中ではメロコア全盛期でした。
その中でも特に輝きを放っていたのが、ハイスタことHi-standard。
そのころバンドをやっていた高校生たちは、猫も杓子もハイスタだったような気がします。
そんなハイスタの、代表曲中の代表曲。
いつまでも金ぴかでいてね、というこの感じは、日本語歌詞では出せないですよね。
イントロのあのギターリフも、当然練習しましたよ。
聴くだけで、あのころのキッズたちは血が沸き上がるハズです
バンドっていいなぁ、と教えてくれたバンドです。
09.GREEN & GOLD / MO'SOME TONEBENDER
高校生の時、夜中にパソコンをしながらケーブルテレビの音楽番組を流しっぱなしにしていたことがあります。
夜中の2時ごろ、テレビから流れてきたのが、当時名前を聞いたことも見たこともなかったようなバンドの曲。
それが、MO'SOME TONEBENDERでした。
衝撃でした。
早速、CDを買いました。
買ったCDを、確か受験勉強をしながら繰り返し聴いていたような覚えがあります。
そんな中、すごく心に引っかかった曲が、GREEN & GOLDでした。
エフェクトバリバリのサウンドに、キャッチーさの全くない楽曲構成。
音の洪水のなかを泳ぐイメージ。
漫画で例えるなら、オノナツメさんの漫画、って感じでしょうか。
心地よすぎる浮遊感と、よくわからない解放感。
ぼくらグリーン 胸にはゴールド
クライマックスはまだだよ
この一節が、たまらなく好きです。
たまたま発見した至極の一曲、ということで、僕の胸に強く残っています。
10.サヨナラCOLOR / SUPER BUTTER DOG
「サヨナラからはじまることがたくさんあるんだよ」
これを、サヨナラCOLORって言っちゃうセンス、たまらなくないですか?
このバンドを知ったのは、ヴォーカルである永積タカシさんのソロプロジェクトであるハナレグミ経由でした。
そもそもはファンクバンドなんですけど、永積さんの歌声の底力がこれでもかっ!と出た曲ですね。
そして、その中でも特に好きなのが、今は亡き忌野清志郎さんとのセッション。
ハナレグミのかっこよさと、忌野清志郎のかっこよさ、楽曲の素晴らしさ。
音楽っていいなぁ、音楽好きでよかったなぁ、と、涙が止まらない。
いつまでも、この曲は、僕の心に住み続けるんやろうなぁ、と思います。
次回に続く
書き出したら、一曲一曲に感情が溢れすぎて、長くなってしまったので、何度かに分けて書いていこうと思います。
この中の一曲でも、もしかしたら全部が、あなたの生活に彩を添えますように。
それでは!
*1:出演予定のt.A.T.u.が出番になっても出てこず、急遽、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTが代役を務めることになった事件。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTは本来披露する予定だった曲のほかにもう1曲披露することになった。生放送でミスをできないという条件であるため、口パク楽曲を流すことで有名なMUSIC STATIONにおいて、緊急事態であったためセットも何もなく、ドラムとアンプとマイクスタンドのみの生演奏を全出演者の前で生放送で披露した。生演奏を即座に披露できるほどの実力を見せつけ、さらにその演奏があまりにもかっこよすぎたため、伝説の夜、と呼ばれている。