びずまんぶろぐ

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ロサンゼルスで働く意識低い系ビジネスマンのブログ。株式投資や生活についてつぶやきます。

米トイザらス経営破綻にみる「実店舗」の今後


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どうも。びずまんです。

 

米トイザらスが経営破綻し、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請したようですね。

headlines.yahoo.co.jp

 

トイザらスに限らず、最近米国では大手スポーツ店をはじめ、いわゆる「小売店」の大手がどんどんと破産申請をしたり、経営が悪化したりしています。

その理由は言わずもがな、Amazonをはじめとする「オンラインショッピング」の浸透でしょう。

かくいう私も、何かを買う場合は、食品を除いて90%以上を(米国)Amazon.comで買っています。

日本にいたころは楽天を愛用していました。

その頃もやはり8割くらいは買い物を楽天で済ませていました。

オンラインショッピングと実店舗のメリット比較

高齢者をはじめとして、一部の人はまだ実店舗での買い物を好むかもしれませんが、オンラインショッピングの仕組みに慣れる、というハードルさえ超えてしまえば(そもそもそのようなハードルももはや低すぎると思いますが)、Amazonや楽天には、実店舗はどうしたって勝てないのでは、と思います。

オンラインショッピングのメリットとしては、以下のようなものがあります。

  • 圧倒的な品揃え
  • 実店舗を上回る安値
  • 家で受け取ることができる便利さ
  • 豊富なレビューによる商品への事前知識
これらは、買い物をする、という点において、圧倒的なメリットになるのです。
一方で、実店舗のメリットといえば、
  • その場で商品が手に入る
  • 場合によっては値切り交渉ができる
  • 実物を目で見る、触る、など確かめることができる
  • 店員さんとのコミュニケーションで商品知識を深めることができる
  • たまに可愛い店員さんと触れ合うことができる
くらいなもんです。
いかんせん、店員さんってやつは可愛いことが多いので、こちらのメリットも見逃せないのですが、買い物をする、という点においてはすこしメリットとは言いづらいかもしれませんね。
この中で、「その場で商品が手に入る」については、オンラインショッピングも「即日配達」「翌日配達」などのサービスが出てきて、送料無料でも「2日後配達」程度が当たり前になってきた関係もあり、比較した際に明確なメリットとは言えなくなってきています。
さらには、送料も無料となることが多いので、送料の有無、といった比較もしづらいでしょう。
「値切り交渉」についても、なかなか場面が限られてしまいます。
「店員さんとのコミュニケーションによる商品知識の向上」についても、オンラインショッピングの「商品レビュー」に取って代わられている感じがします。

実店舗の今後

そうなってくると、もはや実店舗の存在意義としては、「実物を目で見る、触る、など確かめることができる」ことと、「たまに可愛い店員さんと触れ合うことができる」ことだけなのではないでしょうか。

実店舗の今後を考ると、それらのメリットを生かした店舗でないと、生き残りが難しいと断言できます。
オンラインショッピングヘビーユーザの私ですが、服飾関係とか、雑貨関係は未だに実店舗で購入することも多いです。
やっぱり、生地感、色味、サイズ感、形、なんかは実物を見ないとわからないですし、「自分に似合うかどうか」も実際に試着などをしないとわかりません。
「かっこいい」と思っても、自分に全然似合わなかったりすることもありますからね。
(とはいえ、服飾関係はTシャツとかパーカーとか、安くて失敗しづらいものに関しては少しずつオンラインショッピングも導入していますが…)
 
このように、今後、「実店舗」は五感に働きかける戦略、「オンラインショッピング」は情報と理性に働きかける戦略、という差別化が必要になってくるでしょう。
必然的に、今後は「実店舗」として展開できるジャンルも限定されていくのではないかと思っています。

それでも実店舗は生き残れない

とはいえ、それでも僕は実店舗はオンラインショッピングに淘汰されていくと睨んでいます。
というのも、アメリカには「返品」の文化が浸透しており、これがいずれ日本にも流入する可能性があるからです。
アメリカの小売店大手が日本の小売店大手よりも経営悪化が進んでいる最大の理由は、この「返品」の文化にあります。
 
アメリカでは、一度買ったもの、一度着たもの、一度封を開けたもの、でも、基本的に「気に入らならければ」返品できます。
「不良品であれば」ではなく、「気に入らなければ」返品でき、そして、全額返金を受けることができるのです
この文化、個人的には未だに全然なじまないのですが、アメリカでは本当に当たり前で、どこの小売店にも「返品レジ」なるものがあり、そしていつも長蛇の列ができています。
 
なにが問題かというと、この返品の文化は、オンラインショッピングも例外ではない、ということです。
つまり、返品の文化によって、実店舗の最大のメリットであった、「実物を目で見る、触る、など確かめることができる」ということが、オンラインショッピングでも可能になるのです。
 
例えば水着が欲しい場合、アメリカの若者たちは当たり前のように、オンラインショッピングで5着くらいの気に入った水着をオーダーし、家でゆっくり試着し、気に入らなかったもの(場合によっては全部)をすべて返品してしまいます。
(ずる)賢い人は、例えば結婚式のドレスなどの1度しか着ないようなものをオンラインでオーダーし、一度パーティなどで着て、そのあと返品したりもします。
こういったことは、悪知恵が働く人だけがやっているわけではなく、アメリカでは本当に普通に行われているんです。
 
日本ではなかなか浸透しにくい文化かもしれませんが、技術的には可能ですよね?
僕は、近い将来、日本でもこういったことが当たり前になる日が来ると思っています。

まとめ

こういったビジネス、流通、社会のあり方の変化は、ある程度止めることのできないものでしょう。

そうであれば今後は、変化をどう先読みし、受け入れ、利用するか、ということを考えていくべきではないでしょうか。

 

少なくとも、僕は怖くて実店舗をベースとしたサービス会社の株はもはや買うことができません!

 

それでは!