ふわふわかき氷はなぜふわふわなのか
かき氷は断然ふわふわ派。びずまんです。
先日、妻と買い物に行った帰りにサンマルクカフェに寄りました。
そこで食べたのが、ふわふわかき氷。(抹茶金時)
そこで、ふとわき上がった疑問。
いままで何気なく食べていたけど、
「ふわふわかき氷ってなんでふわふわなんやろ?」
まあこのご時世、ちょっとググるとその理由や作り方なんてすぐにわかっちゃうんですけどね。
ですので、あえてそんなことをここでダラダラと焼き直して書くつもりはありません。
別のことをダラダラと書きます。
もし万が一、本当に詳しい理由を知りたくてこのブログに迷い込んでしまった人には、この言葉を贈りたいと思います。それでは聴いてください。「ググレカス」。
まあ簡単に書くとですね、氷が凍る時間がゆっくりだとか、氷の水の質がどうだとか、削り方がどうだとか、そういうことらしいんですけど。
違う!違うんや!あたいが知りたいのは、そういうことじゃないんや!
と僕の中のなにわ娘が難しい女心を炸裂させるのです。
というわけで、かき氷がふわふわになる本当の理由はいったん置いといて、かき氷がなぜふわふわなのか、少し考えてみたいと思います。
その道30年のおばちゃんが丹精込めて削り出している
こないだサンマルクにその道30年風のおばちゃん、いたかな…?
という疑問があるにはあるのですが、あの氷の削り出しだけをみると、そんじょそこらの若造に削れるかってんだい!てやんでい!としか思えない。
いるんでしょう。おばちゃん。各サンマルクに。きっと。
時給はおそらく1,200円くらいで。
氷をふわふわに削り出すだけの簡単なお仕事。
笑顔の溢れる職場。
そんな毎日が、いつまでも続くと思っていた。
そう、あの事件が起こるまでは。
次回へ続く...。
朝、早起きしてヘアアイロンとか使っている
まあ、ふわふわにはなりますよね、確実に。
インスタグラムに愛犬や街中の猫の写真を中心に載せて、たまに空に自分の手をかざしながら
晴れたっ!
#サキちゃんとデート
#天気最高
#春先取りコーデ
#めっちゃ楽しかった
#また二人でデートしようね
とかいう投稿をしてたら、もう間違いなし。ボトムスは確実にフレアスカートです。
ただ、食べてみたら中身はドロドロ、という可能性が高いので、気をつけましょう。
かき氷の話ですよ。もちろん。
長芋を混ぜている
食べ物をふわふわにする、といえば、もうこれしかない。
長芋をすりおろして、混ぜる。
これだけで、だいたいのものはフワフワになる。
そうそう、作り方は簡単。
よく生地と捏ねて、あとはキャベツをさっくり混ぜ合わせて...
...ってコラ!
だいぶ最初の方でかき氷関係なくなっちゃたよ!
もういいよ!
ありがとうございましたー。
というハライチオチくらいしか思いつかなかったんですけど、
ブログ記事をうまくまとめあげるってどうすればできるんですかね。(切実)
それでは。
C&Kというアーティストの「ドラマ」という曲のMVの中毒性
日本に帰ってきてから、ものすごくドラマをみるようになった。
今クールも月曜日と木曜日以外は追っかけているドラマがあり、
それを食後の楽しみとしている。
OLかって。
いや、もはやイマドキのOLはドラマなんぞみずに
相席屋や恵比寿横丁にでも繰り出して自分なりのドラマを探しているはずで、
だからこそテレビでやっているドラマなんて視聴率も下がる一方なのだろう。
まあでも僕は、ドラマというものは素晴らしい、と思うのですよね。
全くみなくなった時期もあったけれど、
それでも、割と昔からずっとドラマは好き。
土曜日にみている(録画している)「サバイバル・ウェディング」
というドラマの主題歌が最近気になっている。
ドラマのあらすじはといえば、ざっくりいうと、
波瑠が演じる主人公の女性(波瑠が演じるのはだいたい痛い女性が多い気がするが、ご多分にもれず、このドラマでもそこそこ痛い)が紆余曲折あって
「半年以内に結婚しないとクビ。だから必死で婚活をして、その記録をコラムにする。」
という条件で雑誌の編集者兼コラムライターとして雇われて、、、
という内容。
めちゃめちゃ面白いかといえばそこまでではないのだが、
まーなんとなくみてしまうぐらいにはうまくまとまっている。
(原作は小説らしい)
で、主題歌が、C&Kというアーティストの「ドラマ」という曲で、
これが結構いい曲なのだ。
オマージュと遊び心たっぷりのキモかっこいいダンス
C&Kというアーティストは全然知らなかったんですけど、
ドラマで聴いて、気になったのでYoutubeで調べてみた。
なんだこれは。
MVめっちゃいいやんか。
歌い手は、香川真司を長細く伸ばした感じのお兄さんと、長友佑都から強そうな感じを抜いた感じのお兄さん。ね、もうその時点でちょっと可愛いでしょ。
個人的に好きなのが、2:16くらいからの、二番のサビ。
マイケルジャクソンの「スリラー」のダンスとももいろクローバーの「行くぜっ!怪盗少女」のダンスのパクリというかオマージュであることは明白なんだけど、
それを細長い香川真司と強くなさそうな長友佑都がやることによる化学反応たるや。
サイコーにキモカッコいい。
一般的にはオリジナリティが褒めそやされ、パクリやオマージュに対しての風当たりはあまりよくないように思う。
個人的には、パクリやオマージュはもっとどんどんやって欲しいし、そういうことに対して、パクられ側も含めて寛容な世の中になればいいな、と思う。
著作権の問題等があるので、なかなか難しい分野もあるにはあるのだろうけど。
最近日本でも、三浦大知とか、星野源とか、アイドル以外のアーティストがダンスを楽曲の一要素として入れるケースが増えてきた。
そしてアイドル側も、欅坂46とか、本格的な楽曲を歌うケースが増えてきた。
海外では結構ダンスと楽曲の融合は当たり前だったのに、考えてみれば、日本では今までこういった流れが意外となかったような気がする。
あったのかな。気付いてなかっただけかな。
今後はもっともっといろんなアーティストに踊って欲しいものである。
だって単純にかっこいいもん。
くるりとかもね。踊って欲しいよね。
東京こわい
特に新宿とか池袋。
何が怖いって、もう人がね、四方八方からやってくる。まさに猪突猛進。
「あれ、ここモンスターストライクのステージだったかな?」という錯覚さえ覚えたり覚えなかったりする。
そこそこ混んでないところで立ち止まってても突っ込んでくんのね、あいつら。こっちガン見で。もう恐怖でしかない。東京こわい。
一体彼ら彼女らは何をそんなに急いでいるんだろうか。
人の気持ちをわかる人になりなさい、と誰かが言ってた。
少しだけ考えてみたいと思う。
うんこ漏れそう
これは許せる。
生理現象だし、うんこ漏れそうなら仕方がない。
ただ、奴らはティッシュ配りのバイト君たちにすら目もくれない。
もしうんこ漏れそうであるならば、最悪の事態も想定して、サッとティッシュを奪取するんじゃないか、と思う。ティッシュを奪取してダッシュ、なんつって。
そこらへんを鑑みると、どうも彼ら彼女らはうんこ漏れそう、というわけではなさそうである。
待ち合わせに遅刻しそう
これはそもそも遅刻しそうなこと自体に自己責任も含まれるので、あまり同情する気にもならないのだが、なるほどうんこ漏れそうな人よりも数は多そうである。
しかし果たして待ち合わせに遅刻しそうなくらいで、あんなに周りが見えなくなるだろうか。
東京にきて、高校や大学時代の友人、同じように転職をした前の会社の同僚、といった人たちとの交流が復活したりもしたが、奴らはだいたい待ち合わせ時間に現れない。
約束のお店に先に入って待っていると、約束の時間を2、3分過ぎたあたりで「すまん!ちょっと遅れる!」と当然のように具体的な予定到着時刻の報告もなく、ヘラヘラしながら連絡を送ってくる。
社会人のくせにホウレンソウがなっていない。
おかげで、一人飲みの愉しさに目覚めてしまったくらいだ。
「ごめんごめん!ヘラヘラ!帰る間際に部長にヘラヘラ頼まれちゃってヘラヘラがヘラヘラでヘラヘラ。あ、おねえさん、僕、生ヘラヘラで!」
なんて具合で奴らは現れる。
携帯電話、とりわけインスタントメッセージの普及で、もはや待ち合わせ時間には少し遅れてもオッケー、みたいな風潮に昨今なってしまっている気がする。
少し脱線してしまったが話を戻そう。
つまり、待ち合わせに遅刻しそうな人、というのはもはや急がなくなってしまったのではないだろうか。
そういう観点からすると、どうも彼ら彼女らは待ち合わせに遅刻しそう、というわけでもなさそう。
実は自分は周りから見えていない
発想の転換。
そもそも自分は周りから見えていないのではないか。
シックスセンス的なあれであろうか。
死者は自分で死んだことに気づいていない、というあれであろうか。
あの子役はどうなってしまったのであろうか...。
とすると、今書いているこのブログも、もしや実は誰にも見えていない...?
というオチを帰りの駅の乗り換えの時に思いついたあたりで、
サラリーマン風のおっさんに豪快にぶつかられた上、
なんかブツブツ言われた。
やはり東京はこわい。
30歳既婚で海外駐在中に転職活動をして日本に帰ってきた話
タイトル通りなんですが、アメリカ駐在中に転職活動して日本に帰ってきちゃいました。
5月から東京で、外資系企業で働いています。
いやもうね、帰ってきてから実はもう4ヶ月くらいが経ってるんですけどね。
夏、暑すぎない?
いつの間に「30度は涼しいよねー」みたいな感じになったの世論?
周りからしたらビックリなこともやってみたら案外そうでもない
この記事で紹介したとある事件をキッカケに登録した転職エージェントから、あれよあれよと話がまとまりましてね。
また改めて転職のこととかそこらへんのいろんなことを記事にしていきたいなとは思っているんですけど。
今回、海外駐在途中に転職をして帰国してみて思ったのは、「やってみると意外となんてことはないんやな」ってこと。転職もひっくるめていろんなことが。
海外駐在中にアメリカから日本の転職エージェント使ったり、面接のために会社には「従兄弟の結婚式です」って嘘ついて日本に帰ってきたりしてたんですけど、ほんと、なんとかなるもんやな、って。
これでも、転職を考え出してから具体的な転職活動に踏み切るまで、かれこれ5年くらいかかってて。
「ホントに転職するのがいい決断なんかな...?」
とか、
「こんな恵まれた環境で不満を持つなんて、どこに行っても不満を持つんやないかな...?」
とか。
色々考えてたんですよ、僕なりに。
真剣に悩んでたんですよ、僕なりに。
うん、杞憂だったね。
実際にやってみると、条件面もめっちゃ上がったし、今の会社の文化もめっちゃ合ってるし、働く時間は減ったし、反対気味だった親もなんか知らんけど誇らしげやし。
僕はたまたま運が良かっただけかも知れませんが、
5年間悩んでいたことに関しては、
「そんな悩むほどのことでもなかったな」
と今では断言できます。
そして「一回転職をしたことがある」という経験それ自体が、自分にとってものすごくプラスになった。
「転職をした」という経験から学んだこと
最悪、ダメだったら・気に入らなかったら環境を変えたらいいや
と思えるようになったのが、僕にとっては一番の収穫。
物事を俯瞰してみられるようになったというか、少なくとも、会社のこととかあんまり前より気にしなくなりましたね。
前はなんというか、
「自分が納得いかないことも、この会社でうまくやっていくためには納得しないといけないんだ...!」
みたいな葛藤というか苦しみみたいなものがあったんです。
「納得できないこと」って、どこにいっても絶対あると思うんですけど、「一つの会社でずっとやっていくためには、それを納得しなきゃいけない」と勝手に思い込んじゃうんですよね。
そして、その思い込みってものすごく苦しい。
だって、納得できないもんはどうやったって納得できないもん。
転職をする前は、「一つの会社でずっとやっていかなきゃいけない」みたいな思い込みもあって(この思い込み持ってる人、多いんじゃないかな)、でも、どんどんどんどん納得できないことが増えて、それが気になって仕方がない...という負のスパイラルに陥ってました。
明らかに自分より頭の悪い上司にわけのわからない価値観を押し付けられたりとかね。
でも、そういうのも、
「まぁでも嫌やったらそこから離れればそれで終いやん」
て考えると、不思議と全然気にならなくなるんですよね。
実際にそれを頭ではなく経験として知ってると、今まで気になって仕方がなかった「納得できないこと」ってもはや自分ではどうにもできないことではないから。
自分でコントロールの効かないことが一番ストレスやったんやな、と今では思います。
同じような悩みを持っている人に何かを伝えていきたい
ブログも転職に向けてバタバタしていた事情でしばらく何も書いていなかったんですけど、再開してみようかな、と思っています。
僕は、ウダウダと転職について悩んでいた5年間は全然無駄じゃなかったし、むしろその5年間がなかったら今はない、と断言できるんですけど。
それでも、その末に結局転職をせずにズルズルいっていたら、と思うとほんとゾッとする。
実際の行動の記録とかもまた書いていけたらな、と思っています。
そんな感じです。
それでは今日はこんなところで。
never young beachとYogee New Waves にみる邦楽ロックの行方
どうもびずまんです。
アメリカに来て、洋楽を聴く機会が日本にいた時よりも格段に増えたのだが、日本人として邦楽の行方も気になる為、主にYouTubeをソースに最近流行っているっぽい音楽も聴いている。
そんな中、最近気になったバンドがnever young beachとYogee New Waves。
たまたまなのか何かの因果関係があるのか、似たようなバンド名である。
英単語を三つくっつける、と言う手法は少し前のロックバンドがよく使っていた手法であり、過去への回帰であると同時に、ここ最近流行っていた「訳の分からない日本語を羅列する」と言うバンド名に対してのアンチテーゼなのかもしれない。
この二つのバンドが「今後の邦楽ロック」であるとするなら、20年ほど続いた「ギターポップロック」の流れが今まさに転換期にあるような気がしている。
never young beach - 明るい未来(official video)
Yogee New Waves / SAYONARAMATA (Official MV)
BUMP OF CHICKEN、ASIAN KUNG-FU GENERATION、RADWIMPS、サンボマスター、チャットモンチーをはじめとする邦楽ロック(度々「ギターポップロック」と称される)と、それらのバンドもしくはそれらのバンドが影響を受けたであろうバンドに影響を受けたバンドたちの時代がだいたい20年くらい、長らく続いてきていて、僕の青春時代の音楽の歴史もまさにそれだった。
考えようによってはMr. Childrenやスピッツなんてバンドもこの流れの中にいるのかもしれない。
余談ではあるが、このギターポップロックの初期にメロコアバンドも一瞬流行ったが、メインストリームに躍り出る前に衰退してしまったような気がする。(あくまで流行の、という意味で)
ギターポップロックの特徴は、キャッチーさと「バンドっぽさ」かな、と思う。
キー高めのヴォーカル、ドラマチックな曲展開、ギターサウンド主体の構成。
上述したバンドたちが、Oasis、Nirvana、Blur、GREEN DAY、Smashing Pumpkins、Weezer なんかのいわゆる洋楽ロックの影響を受けて育った感性を日本語ロックに昇華させた形が、桑田佳祐や宇多田ヒカルによって「輸入」されていた「洋楽っぽさ」に慣れてきていた当時の音楽シーンにガチッとハマったのだろう。
兎にも角にも、ギターポップロックの時代は、2000年ごろから続いていた。
あまりにもこの流れの中にハマるバンドが多すぎたせいで、僕も、「バンドとはこういうものだ」「曲構成とはこういうものだ」と思い込んでいた。
実際に僕自身が曲を作るときも、なんの疑いもなく、Aメロがあり、Bメロで少し変わったコード進行を使い、サビに移行する、2番のサビが終わった後にはCメロを挟んでもう一度サビに戻る、というありがちな曲構成が当たり前だと思っていたし、サビには当然盛り上がりが必要だと思っていた。
ところがどっこい、never young beachとYogee New Wavesの登場で、ハッとさせられた。
サラッとしたオシャレ感。
それでいてちょっと古臭くダサい感じ。
キーが高過ぎないヴォーカル。
起承転結のハッキリしない曲構成。
ギターというよりはベースとドラムが主体のサウンド。
なんでもない日常を切り取ったような世界観。
なんというか、一言で言うと昭和っぽい。
というか、はっぴぃえんどっぽい。
そして明らかに、今までの音楽シーンの流れを素直にくんでいない感じがする。
やっとこさ音楽シーンに新しい流れができようとしているのかな、と思った。
ファッション業界と音楽業界には、流行のサイクルがあるらしい。
その周期がだいたい20年。
周期が巡るには、十分な月日がすでに流れている。
個人的な見解ではあるが、ギターポップロックは、ある種の虚構の中にドラマを見出していたように思う。
BUMP OF CHICKENの「天体観測」に感動した人のなかに、どれだけ午前二時踏切に望遠鏡を担いでったことがあるだろうか。
そんな経験がないのに「天体観測」に感動してしまうのは、「見えないモノを見ようとした」ことに類似する思いを誰しもが抱えたことがあるからだろう。
その一つの景色を共有するために、「天体観測」というドラマがバンドによって生み出されたという感じがする。
一方で、never young beachとYogee New Wavesの曲は、日常の中にドラマを見出している。
歌詞や世界観を辿れば、なんでもないことの中にドラマがあるのだ、と言わんばかりである。
この世界観は、非常に平成っぽいなぁ、と思った。バブル世代にはこの感覚は分からないだろうな、と思うのだがどうだろうか。
まとめ
この二つのバンドを初めて聴いたときに、かつてギターポップロックを発見した時のような感覚に陥った、つまりすごくハマった、鳥肌が立った、なんてことは決してなかった。
ただ、それにも関わらず、最近ではほぼ毎日この二つのバンドを聴いている。
それがなんなのかはよく分からないにせよ、彼らになんだかよく分からない魅力があることは間違い無いのだろうな、と思う。
僕は日本にいないので、これらのバンドが今どれくらいシーンで流行り始めているのかは肌感覚では分からない。
ただ、今後の音楽シーン20年の流れが、ここから始まるんじゃないかな、なんて言う淡い期待を抱きながらワクワクしているのも事実である。
こんなバンドが現れたのは本当に久しぶりだと思うのだが、これからはどんどんと、新しい音楽シーンを切り開いていくバンドが生まれてきてくれればいいなぁ、と思う。
余談。
最近のバンドのMVは女優さんやモデルさんが起用されてドラマ風に仕立て上げられるのが一般的なようだが、僕にとっては非常に喜ばしい。
Yogee New Waves の SAYONARAMATA に出演している岸井ゆきのさんが顔を洗っているシーンが非常に可愛いので、是非ともそれも観て欲しい。
さらに余談ではあるが、never young beachのヴォーカルの方の実のお兄さんが俳優の高橋一生らしい。似てねーなぁと思いながらMVを観ていると、たまに面影があるもんだから不思議。
殆どの女性が知っていて、殆どの男性が知らない言葉は「○○」である
「女の子がだいたいみんな知っていて、男が全く知らない言葉を捜してみよう」
その昔僕が大学生のときのバイト先の同僚たちとの飲み会で出た話題を、最近ふと思い出した。
今から考えるとなんとも馬鹿なテーマだが、こういう馬鹿な話題は若いときには無駄に盛り上がるし、時間を忘れて議論に興じてしまうものである。
そのとき、飲み会に参加していたのは5人。男女比は男3人女2人だった。
僕以外の男2人、女2人を仮にA太、B夫、C子、D美、としよう。
時間はバイトを夜の11時に上がった後に呑み始めたため深夜1時ごろ。店内も終電が過ぎ喧騒がひと段落はしたものの、金曜日の夜、まだちらほらと落ち着いた盛り上がりを見せている。
場所は掘りごたつを備えた半個室風の「和」の空気漂う、普通のチェーン系の居酒屋だった。
なぜそのような流れになったのかは全く覚えていない。
何はともあれ、そのような馬鹿な議題は、その場にいたみんなで真剣に議論をするのに格好のネタだった。
深夜1時過ぎ、少し眠気や疲れも見え始め、ドリンクは3杯目にさしかかり、A太やB夫は生ビールからハイボールや焼酎にシフトしていた。
C子は徳島県出身の酒豪で、熱燗を飲んでいた。D美はまだ20歳になったばかりのおとなしい女の子で、カシスオレンジをちびちび飲んでいる。
まず、捜索対象に選ばれたのは「化粧品」。
なるほど、理にかなった目の付け所だった。女性はすべからく化粧をするが、男性は化粧などしない。当然知らないワードも出てくるだろう。
よくしゃべるC子が酒を呑み、さらに饒舌になっていた。徳島訛りの混じった口調で、ビューラー、ファンデーション、グロス、チーク、なんてワードを次々と繰り出していく。
当たり前ではあるがこの議論、「女性が知っていて男性が知らない言葉を捜す」というその性質上、基本的には「女性がワードを出す」「男性が知っているかどうかを判定する」という流れにならざるを得ない。
男性陣は繰り出されたワードを次々と判定していった。
出てくるワードのなかには、男性陣3人のなかでひとりかふたりが知らない、という、ものはいくつかあったが、それでも3人のなかのひとりは少なくとも知っているものばかりだった。
化粧品はCMなどをはじめとして、男性の目や耳にも触れる機会が多いため、意外と繰り出される言葉に馴染みがあったのだ。
また、付き合っている彼女が化粧品についてあれこれと話してくる、といったことも、意外と男性陣が化粧品の名称を知っているひとつの要因であった。盲点だった。
一通り「化粧品」ジャンルの捜索が終わった。
犯人、もとい「殆どの女性が知っていて、殆どの男性が知らない言葉」はいまだ見当たらない。
案外、探してみるとないものである。
深夜1時半、疲れとテンションの持続時間が切れてきたことから、「この話題もうそろそろよくない?」という空気が流れ始め、捜索活動の先行きに暗雲が出始めていた。
B夫に至っては次のドリンクと追加のおつまみを探すために、メニューをながめている。
「デニール、とかどうですか?」
それまでおとなしかったD美がぼそっとつぶやいた。
デニール。
聞き慣れない単語がその場を走った。
なんだそれは。
デニール?
デニーロならかろうじて知っている。
「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の初期に(偽者が)よく出ていたやつだ。
しかし、デニールは聞いたこともない。
「なにそれ!?」
男性陣3人が口を揃えた。
「えっ、タイツとかストッキングの濃さの基準ですよ。私は黒タイツなら80デニールが好きですかね。」
D美が控えめに言った。
「えっ!私60くらいかなぁ。若い子とか40とかが普通ちゃうん?」
C子がかぶせてくる。
C子とD美によれば、どうやらタイツの濃さにはだいたい20刻みで数値が付けられ、その数値ごとに分けて商品化されているらしい。
薄ければデニール値は低く、濃ければデニール値は高い。
黒タイツで言えば40デニールはかなり薄めで地肌が透けるレベル、100デニールになるとかなり厚めで真っ黒で暖かいんだとか。
確かにいわれてみれば、黒タイツにも薄ーいのから、まじめな女子高生が穿いているような真っ黒なのまで、みたことはあるのだが、単純な個体差だと思っていた。
そして、C子は60デニール、D美は80デニールを穿いている、という今までバイトの仕事上の関係では絶対に知ることのなかった個人情報も手に入れた。
「それや!絶対にそれ以上の言葉はないやろ!」
捜索隊は歓喜に包まれた。
特に、男性陣はよくわからない興奮にも包まれた。
(僕たちは3人とも黒タイツが好きだった。)
その後も、「何デニールの黒タイツが好きか」とか、「黒タイツデニール別性格診断」なんて話題にも発展し、「デニール」に関する話題は盛り上がり、「デニール」はその日のMVP的存在となった。
なんといっても、男性陣は無駄に「デニール」と言いたかった。
ただ単純に、言いたかった。
そしておそらくみんな「デニーロ」のことを思い浮かべながら言っていたに違いない。
少なくとも僕はそうだった。
深夜三時ごろ、飲み会は終わりを迎えようとしていた。
一生分のデニールを言った僕たちは、なんだかよくわからない充実感に満ちている。
お会計を済ませ、僕たちは席を立った。
先に女性陣が掘りごたつから出てブーツを履き、その後で男性陣が出た。
C子とD美の後ろに男性陣が続いて店の出口に歩いていく。
その日、D美は黒タイツを穿いていた。
掘りごたつでよくは見えなかったが、D美が今日黒タイツを穿いていることは、その場にいたみんなが認識していた。
20歳らしいミニスカートからのぞく黒タイツが、あざとくも可愛らしかった。
店を出る間際、僕はD美にこう言った。
「へぇー、それくらいが80デニールなんかぁ。」
セクハラともとられかねない発言だったかもしれないが、これだけデニールについて語り合ったその日ならOKだろう、と僕は判断したのだ。
「いや、これは60デニールなんですよぉ~。」
いや、80デニールが好きなんちゃうんかい!
と突っ込みたかったが、そのときは「へぇー。」と軽く流した。
女心はよくわからないな、と思った。
同時に、僕は60デニールの厚さを一生忘れないだろうな、と思った。
【M-1グランプリ2017感想】とろサーモンの優勝に思わず涙が出た
こんにちは。びずまんです。
M-1グランプリを今年もみました。
僕はM-1を第1回から観続けてきていて、イチ関西人としては、「笑い」の感度を高く保つためにも開催される限りは毎年必ずみていきたいと思っている番組です。
そんなM-1グランプリの歴史の中でも、僕が忘れられない衝撃は、何と言っても2003年の笑い飯の「奈良県立歴史民俗博物館」のネタ。「M-1といえば?」と質問されれば、必ずこれが最初に浮かぶほどの衝撃でした。
2002年には談志師匠から「お前らここへ出てくる奴じゃない、もういいよ。俺、褒めてんだぜ。わかってるよな?」とテツandトモが言われて会場が凍りついたことや、2003年と2004年に千鳥が2年連続トップバッターで2年連続最下位だったのも思い出深いし(そこから考えれば、今の千鳥のお笑い界での立ち位置は非常に感慨深いものがあります。当時の「さっちゃんとカブトムシを取りに行く」というただただ下ネタで悪ふざけしてるだけのネタをM-1のトップバッターで平然とやってのける千鳥も大好きでした。M-1と言う舞台にもかかわらず一貫して「自分たちのやりたいことをやりたいようにふざける」をやっていたのは千鳥と笑い飯だけだったような気がします。)、2004年の南海キャンディーズの登場、麒麟の田村が発した「頑張れ俺たち!」のアドリブ、過去大会で一番レベルの高かったと言っても過言ではない2005年大会でのブラックマヨネーズの圧巻の優勝、2005年にすでに雰囲気があったチュートリアルがそのスタイルを完璧に完成させて優勝した2006年、いまや知らない人はいない存在となったサンドウィッチマンがその名を世間に轟かせた2007年大会、2008年大会のオードリーのブレイク。
いまざっと思い返しても僕ですらこれだけのことが一気に思い出せるほど、M-1グランプリが濃い大会であることにお笑い好きであれば異論はないと思います。
個人的には2002年〜2006年の大会の空気が好きで、特にクリスマスもしくはクリスマスイブに決勝戦をやっていた大会は、真のお笑い芸人達がしのぎを削りあう姿を街が浮ついているのを横目に家でコタツに入りながら見届ける、と言うあの空気がなんともいえず好きでした。そう言う意味でも、2005年大会(12月25日)はやはり歴代最高の大会だったと思います。
2008年ごろから少し空気が変わってしまったような気がして、特に2015年の復活以降を僕は「第2章」的な捉え方をしていました。
もちろん依然として面白いし、楽しくみていたのですが、2005年や2006年のようなひりつくような熱気が足りなかったと言うか。
中川家礼二のようにM-1世代の漫才師や、博多大吉先生のような現役で雛壇もやるような芸人を審査員として迎えたことは面白いな、と思うし、M-1の顔であった島田紳助の代わりのポジションに入った上沼恵美子もいい味出していますけど。
大会として一つの完成形となった2017年のM-1グランプリ
とはいえ、今回のM-1グランプリの大会形式や審査員は、一つの完成形だったと思います。2008年以降のM-1グランプリの中では一番M-1らしいM-1を観たというか、久しぶりに「M-1を観たなぁ」という感動がありました。
会場が温まりきった状態でネタができることにより、他の本線から勝ち上がってきた決勝進出コンビよりも敗者復活戦の勝者が得をしてしまう(実際、敗者復活戦から勝ち上がったコンビが最終決戦に残る確率は異様に高かった)ことを解消するために考案された「笑神籤(えみくじ)」システム。
毎回1組が終わるごとにくじを引いて次の出演者を決める、と言う方式で、「順番によるメリット」を少しでも平準化しようとした試みで、ネットを見ていると色々と賛否はありますが、個人的には1組目から最終組までを公平にみることができてよかったと思いますし、それもあってか、会場も1組目から温かかったような気がします。
ただ、その分全体的に力が入って観ることになったような気がするというか、疲れてくると言うか、最後の方は若干食傷気味になったところはありますが。(特にミキの2本目はちょっと頭が痛くなった)
観る側からすれば、あらかじめ順番が決まっていた方が番組全体のテンポや構成的にもいいかなぁ、とは思うんですが、賞レースとしてはより公平になったかな、と。出演者側からすればめちゃめちゃキツいんでしょうけど。
そして、審査員のバランスも7人であること、それぞれの審査員の好みや審査基準のバラけ方、なども今までで一番よかったなー、と。
松本人志か博多大吉が「5人の審査員(2016年は5人)はキツい。好みの笑いだから2点足しとこか、と言うような評点ができないから、より審査する目線でみてしまう。」ということをどこかで言っていましたけど、お笑いというのは、「上手さ」や単純な「笑いの量」だけでは割り切れない面白さがあると思いますし、それ以外の部分を評価する審査員の「遊び」の部分があってこそ面白い賞レースが生まれると思うので、今回の審査員はよかったな、と単純に思いました。
最高だったかと言われれば「うーんどうかな。」と答えてしまうとは思うんですが、大会としては非常にまとまりのあるいい大会だったな、と。ある意味、これが大会としての完成形なのかなぁ。
それぞれのコンビに対する感想
せっかくなので、「もし僕が審査員だったら」という点数とともに、個人的な感想も述べていきます。
ゆにばーす(87点)
個人的には川瀬名人のキャラがもともと好き、という色目もありましたが、今までのM-1の一番手で一番面白かったんじゃないかな、と思いました。キャラが強すぎることによってできる変な空気に陥ることもなく、ネタの完成度も高かったのではないでしょうか。ただ、まだ優勝できるほどの実力はないのかなぁ。
カミナリ(83点)
上沼恵美子は褒めていましたが、個人的にはあんまり。2016年の衝撃を上回ることはできなかったかな。間が独特で、何組かまとめて漫才を観るときにはこういうコンビも観たいな、という気持ちがあるんで貴重な存在だとは思うのですが、ネタ自体もそれほどいいものではなかったような。
とろサーモン(86点 / 2本目のネタ 1位)
はっきり言って、一本目のネタは面白くなかったです。何を言っているかわからない部分もあったし。とろサーモン独特の「怖いもの見たさを見ているような感じ」が混じったような空気間もあまり出せてなかったかな。中川家礼二の「とろサーモンの出来は久保田君のテンション次第で決まる」というコメントが的を射過ぎていて、「なるほどな!」と思いました。
それでも2本目のネタは最終決戦進出3組の決戦ネタの中では一番輝いていたと思います。優勝、という結果には文句はありません。
スーパーマラドーナ(85点)
昔から知ってるけど、あまり進歩してないなぁ、と。面白いし上手いんだけど、爆笑したり、「うわぁすごいなぁ!」と唸ったり記憶に残るような漫才をしているところをみたことがないです。面白いんやけどなぁ。少なくとも、昨年までの大会形式で敗者復活戦から勝ち上がって変に盛り上がってしまった結果最終決戦に進んでしまう、ということが起こらなくてよかったな、と思いました。
かまいたち(90点)
もはや貫禄すら出てきましたね。キングオブコントの王者、という肩書きがなければ、最終決戦に残ってもおかしくなかったと思いますが、お客さんや審査員の期待値が高過ぎたのかな。でも、千鳥もかまいたちも関西ローカルの番組で大活躍していたコンビなので、改めて、全国区になって本当によかったな、と思います。
マヂカルラブリー(82点)
上沼恵美子とのバトル(?)がネットニュースになってましたね。個人的にはネタ自体はそこまで悪くなかったな、と思いましたけど。(ネタ後のインタビューと審査員とのやり取りは見てられなかったですけど)
さや香(89点)
知らなかったコンビを知れた、今後売れるかも、という期待を持たせてくれた、という意味では、今大会での特別賞をあげたい存在でした。ネタも面白かったし、コンビ暦や年齢に比べて「巧いなぁ」と思わせると同時に、いい意味での「若さ」もネタに現れててよかったです。一番割り切って楽しんでやってたかな、というのも高評価でした。テレビの前で、ネタが終わった後に思わず拍手しそうになるくらい盛り上がりました。
ミキ(88点 / 2本目のネタ 3位)
手数の多さとテンポの良さ、テンションの高さを武器にする「正統派M-1芸人」のような気がしました。力技でお客さんを笑わせにいくスタイルというか、NON-STYLE、パンクブーブー、トレンディエンジェル、とかこの系統ですよね。(NON-STYLEを漫才スタイルで括ってしまう、というのもおかしな話ですが。)
M-1で実力以上に評価されすぎる傾向があるタイプの漫才コンビだと思うので、個人的にはあまり得意ではないんですよね。面白いけど優勝するほどではない、といつも思ってしまいます。審査員の誰か(松っちゃんかな?)が「一つ一つのボケはそこまで面白くない」と言っていたような気がするんですが、まさにその通りやな、と。
案の定、2本目では見ているのが少ししんどくなってしまいました。(過去のNON-STYLE、パンクブーブー、トレンディエンジェルの時もそう思ってました。)
和牛(94点 / 2本目のネタ 2位)
和牛も、今までは「安定して面白いけど優勝するほどは面白くない」コンビ、という印象があったんですが、決勝1本目のネタはめちゃめちゃ面白かった。今大会で一番笑いました。ネタの完成度や新しいことをやろうとしている感じ、盛り上がり方(最後のスティーブ・ジョブズ風の両親への手紙発表会、は腹抱えて笑った)、どれをとってもすごかったな、と。
その分、2本目のネタがいつもの和牛に戻っていて、勿体無いな、という感じはしましたが、1本目のネタによって、僕の中では和牛に対するイメージが少し変わりました。
また、和牛は今回と前回、予選の第3回戦以降で披露したネタを全て変えてきていた(つまり同じネタは繰り返していなかった)らしいです。他のコンビは一番大事な準決勝と決勝の1本目にいわゆる「勝負ネタ」を披露するのが定石だと思うんですが、同じ賞レースの流れの中で、「同じネタを披露する」ということを彼らの哲学が許さなかったんでしょうか。そう言ったサイドストーリーを楽しめるところも、M-1の面白いところやな、と思うんですよね。
ジャルジャル(92点)
漫才をみせられた、というよりも「一つの完成した芸をみせられた」という感覚に陥りました。よくあのネタを考えついて、あの舞台でやりきったな、と。笑ったというよりは感動した。最終決戦に進めなかったのは、そういったところが良くも悪くも評価されたからかな、と思います。リーダーか巨人師匠が「バカはわからないネタ」と言っていましたが、この「面白み」みたいなものをどこまで噛み砕くか、というのもこのネタの一つの要素かな、という感じなんですよね。
もともとジャルジャルのネタってそれほど好きじゃなかったんですけど、今回のネタはこの大会の中でもある意味光っていてすごくよかったな、と思います。
今大会には、「とろサーモンの優勝」というドラマがあった
その中でも優勝したのはとろサーモンでした。
この優勝に対しては賛否両論当然あるでしょうし、今後売れていくコンビでもないんだろうな、というのが正直な感想なんですけど。
でも、今回の優勝がとろサーモンで本当によかったな、とは思ってるんですよね。
とろサーモンは10年以上前から知っていて、特に2006年〜2008年のとろサーモンはすごかったんです。
- 2005年 オールザッツ漫才 準優勝
- 2006年 第27回ABCお笑い新人グランプリ 最優秀新人賞
- 2006年 オールザッツ漫才 優勝
- 2007年 笑いの超新星 最優秀新人賞
- 2008年 第38回NHK上方漫才コンテスト 最優秀賞
ただ、当時から好き嫌いの分かれるネタをやっていたし、僕自身も、「おもろいなぁ」と思うこともあれば、「なんかあと一息欲しいなぁ」とか「おもんないなぁ」と思うこともある、という不思議な存在でした。
ケンドーコバヤシがボケの久保田のことを「芸人としては100点、人間としては0点」と評していて、その「人間としては0点」の部分がちょいちょいネタに現れてそれが面白いと感じる時もあれば、イラっとする時もあるんですよね。基本的にはイラっとするんですけど。
ただ、そんなとろサーモンが、2017年という彼らの栄光の時代からは長い時を経たM-1の決勝戦という舞台に立った、というところがもうすでにドラマではないか、と思っていたんです。とろサーモンの決勝戦進出が決まった段階で。
そして、下馬評をひっくり返してのまさかの優勝。
とろサーモン、特にボケの久保田からは、「売れたい!売れたい!売れたい!」と心の中で思っているくせに「M-1芸人みんな死んでまえ!」「M-1なんかおもんないねん!」と言ってしまう、という非常に情けない人間性がプンプン漂っているんですが、そんな彼らがM-1という大会で優勝する、というのは展開として非常にドラマチックだったわけです。
だって、とろサーモン久保田なんか面白くなかったらただのクズですからね。そんな彼が面白さで評価されたんだから、それはもうドラマだし、ロックじゃないですか。
現に、彼らの優勝が決まった瞬間、思わず大量の涙が溢れてきました。
「売れていない芸人の悲哀」みたいなものを背負った芸人が優勝する、というのは過去のブラックマヨネーズの時も思いましたが、やっぱり思わず涙が出るものなんだなぁ、と。それまでのコンビの想いなんて全然知らないのに、全て報われたような感覚になってしまうんですよね。
審査員のみんなも号泣していました。上沼恵美子、リーダーはわかるとして、博多大吉先生が泣いている、ていうのは意外で、胸にジーンとくるものがありましたね。
まとめ
総じて、今大会はレベルが高く、安心してみていられる大会でした。
逆に言えばM-1からニュースターが生まれる「爆発力」みたいなものはなく、ある意味でいうと平凡な大会であったようにも思いますが、個人的には、とろサーモンの優勝というドラマで全て持っていかれたいい大会だったなぁ、と。
少なくとも、大会を観終えた感想としては、2008年以降の大会で一番良かったです。
とろサーモン、売れて欲しいような売れて欲しくないようなそんなコンビなんですけど、でも今後も頑張れ!
応援しています。
それではっ!
憧れのGoogle本社とApple本社に行ってきた。意外と普通のオフィスだった。
どうもびずまんです。
先日、ロサンゼルスから北上して、シリコンバレーに行ってきました!
目的は、前々から気になってたことを確かめるため。
そうです。
ITオタク達の憧れの聖地…
GoogleやAppleの本社ってどんな感じなん!?
というわけで、Googleの本社とAppleの本社(新・旧)に行ってきました。
どこにあるの?
Google や Apple をはじめとする多くのIT系企業は、シリコンバレーと呼ばれるエリアに位置しています。
シリコンバレーとは通称で、地域的には、カリフォルニア州サンフランシスコの南に位置するサンノゼという都市の周辺を言います。
僕が住んでいるロサンゼルス(地図右下)からサンノゼまでの距離は約560km(350マイル)で、東京大阪間くらいの距離です。
車で時速120〜130km(75〜80マイル)くらいで高速をぶっぱなして(アメリカなのでそれくらいでみんな走ります)、約6時間の距離てところでしょうか。
ちなみにWikipediaによると、シリコンバレーとは以下のような定義になっています。
シリコンバレー (Silicon Valley) は、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部のサンフランシスコ・ベイエリアの南部に位置しているサンタクララバレーおよびその周辺地域の名称。特定の一箇所を公的に指す地名ではなく、ある程度広い地域一帯の通称として使用される。
名称は、多数の半導体メーカー(半導体の主原料はケイ素、英: Silicon)が集まっていたこと、および地形(渓谷、英: Valley)に由来する。この地域からはアップル、インテル、ナショナル・セミコンダクター、Google、Facebook、Yahoo、アドビシステムズ、シスコシステムズなどに代表されるソフトウェアやインターネット関連企業が多数生まれ、IT企業の一大拠点となっている。
意外と「シリコンバレー」って名前は聞いたことがあっても、どの辺を指すのか、定義は何なのか、って知ってる人少ないんじゃないでしょうか。
サクラメント(上の地図のサンフランシスコの右上、カリフォルニア州の州都)に住んでいたこともあるうちの奥さんですら、「シリコンバレーって具体的にはどこなん?」と言っていたくらいですから。
というかそもそも、僕はロサンゼルスに来るまで、カリフォルニア州がどこかとかロサンゼルスやサンフランシスコがどこかとか、ラスベガスがどこかとか、ほとんど分かってなかったんですけど。
まあ兎にも角にも、サンノゼ(シリコンバレー)にやってきました。
いざ、聖地AppleとGoogleへ!
行く前の期待と実際に行ってみて
GoogleとかAppleの本社って、無駄に凄そうなイメージありませんか?
何と言ってもIT企業の二大巨塔、GoogleとAppleですよ。
すごくないわけがあるだろうか、いやない。(反語)
僕は勝手に宇宙船みたいなオフィスを想像していました。
もちろん社屋のデザインは奇抜。
オフィスの外壁はアーティスティックにデコレーション。
社員はみんなガラス張りのでっかい部屋のコワーキングスペースなんかで仕事したりピンポンしたりビリヤードしたりしてて。
ヘイ!ジョニー!あの新しいプロジェクトのアプリケーションのコードはうまく動いたかい?ムシャムシャゴキュゴキュ。なんつってピザ齧りながらコーク飲んでコーディングについて語り合ったり。
そこで愛が生まれたり生まれなかったり。らじばんだり。
皆さんもだいたいそういう感じのオフィスを想像されていることでしょう。
ええ、僕もそうでしたよ。
そんな憧れの聖地、AppleとGoogleの本社を見よ!どーん!
あれ…めっちゃオフィス…
いや…めっちゃ機能的…
なにこの敗北感。
あたい、こんなのはじめて…。
かろうじて今年に移転したAppleの新社屋が少しだけ宇宙っぽかったですが、あまり近くまで行くことはできませんでした。残念。
ちなみに、Googleの本社キャンパスは大学くらい広いので、いたるところに乗り捨て可能なGoogleカラーのシェアバイシクルがありました。このアイデアは素敵。いいなぁ。日本の大学とかでもやって欲しい。
まぁ僕、大学ほとんど行ってなかったけど。
まとめと感想
まとめるとこんな感じ。
- 思ってるより外観はめっちゃオフィス
- 内観はわからないけど多分思ってるよりめっちゃオフィス
- オフィスキャンパス内を移動できるシェアバイシクルめっちゃ良い
- わざわざこの観光のためにシリコンバレーに来るほどのことはない
今回実際に行ってみて、「世界的な大企業、しかもIT業界という先鋭的な分野の企業の社員でも、こんな普通のオフィスで仕事してるんやなぁ」と思えたことが収穫でした。
ちょっと安心したと言うか。「あ、ちゃんとオフィスやん。」と。
まぁ中身は日本のオフィスと比べて全然違うんでしょうけどね。
今の僕の気持ちを現すとするなら、就活中の女子が、丸の内OLがありえないくらいちっさいカバンだか財布だかを持ってランチにくり出すのに憧れて丸の内OLになってみたはいいけど、意外とみんなお弁当とか持ってきてご飯済ませているんだ、どこにいてもみんな同じなんだね、そうだよね、私たち、人間だもの。という現実に気づいたような感じでしょうか。うん、違いますね。
iPhone の アイコン整理機能が何気にiOS11でアップデートされていた
どうもびずまんです。
2日連続でiPhone絡みの話題です。
仕事疲れたなー、ちょっと気分転換しようかなー、って時は、だいたい外にコーヒー買いに行ったり、散歩しに行ったりするんですが、たまにネットサーフィンしたりもします。その時に読むのは他愛のないことばっかりなんですけれど。
最近のトレンドは、「30代の貯金事情」とか「持ち家派 vs 賃貸派」のやりとりとか、「iPhone」を中心としたガジェット系の記事とかですかね。
一番面白かったのは「持ち家派 vs 賃貸派」の議論@発言小町でした。思わず出社して間も無く朝の貴重な時間を30分も使って読みふけってしまいましたよ。(仕事しろ)
今日はそんな仕事の合間の気分転換に発見したiPhoneのちょっとした新機能について。
iPhoneのアイコン整理機能が地味にアップデートされてた
昔はアップデートがあるためにチヤホヤされていたiPhoneやiOSも、最近ではもうOSや機種そのもののアップデートではそこまで騒がれることもなくなりましたね。
「iOS新機能まとめ」みたいな記事も昔はよく読んでいたけど、最近はなんとなくそんなのも読まなくなって、新機能にはついていけなくなってきたようにも思います。
っていうか、話外れますけどiOSの更新しない女子結構いますよね。しかも大量に。
しつこく迫り来る「iOSの更新が必要です」の通知を無視し続けることのできるメンタルの強さには感服しますけど、そのメンタルの強さなんなんですかね。僕なら2、3回アタックされると、「わかった!わかったから!」と更新しちゃいます。なんならご飯も奢っちゃいます。押しに弱いのです。
iOSの更新をしない女子は、そんな僕をよそ目に、今日もそのメンタルの強さでしつこく迫り来る「今度よかったらご飯行きませんか?」とか「来週の土曜日暇してない?」とかをスルーし続けてるんでしょうね。恐ろしや。
まあそれはいいとして。
iPhone 8 Plus を購入したと同時に、iOSも最新のものにアップデートしたんですけど、どうやらアイコン整理機能に新機能が追加されていた模様。
ホーム画面のアイコンを長押しして、場所を動かしたりフォルダ分けしたりするあの機能なんですけど、どうやらアイコンを一気に動かせるようになったとか!
すげー!無駄にすげー!
今までは一個ずつチマチマやるか、一度フォルダにまとめて一気に動かすかしかできなかったんですが、パソコンのように複数選択できるようになったようです。
そのやり方がこちら。
アイコン一括整理のやり方
1.まずはアイコンのどれかを長押しして、アイコン整理モードにします
2.整理したいアイコンのどれか一つを持ち上げ(?)て、移動させます(右下のアイコン)
3.先ほど持ち上げたアイコンをキープしながら、別の指でまとめたいアイコンをタップします(右下に3つまとまってます)
こんな感じです。やってみると簡単ですよ!
今まではiPhone で指を2本以上使って「同時押し」をしなければいけないアクションってあんまりなかった(ピンチなんかをのぞいて)と思うんですけど、iPhone X の登場で新しいジェスチャが増えてきたようですね。
まとめ
やった!これで楽々ホーム画面の整理ができる!
とか思ったんですけど、よく考えたら最近ホーム画面の整理とかほぼしてないやん。
便利になったことはなったけど、あんまり使わないかもな、というのが正直な感想…。
新しいパソコンとかもそうですけど、最初のうちはちゃんとフォルダ分けして整理してたはずなのに、だんだんとデスクトップにファイルだらけになるの、僕だけですかね?
Siriみたいな行動を学習してくれるデバイスや機能が勝手にフォルダ整理してくれたりすると、かなり便利だと思うんですけどどうでしょう?Appleさん。
それでは!
iPhone 8 Plus が大きすぎるんじゃないかと心配している人へ。マジで1日で慣れます。
(2018/09/13 iPhone XS Maxに関する記述を追加)
どうも、びずまんです。
先日、携帯をiPhone 6 から iPhone 8 Plus に変更しました。
巷で「iPhone 8はコスト的にもアリ。ただ、iPhone 8 Plusを買うくらいならiPhone Xを買ったほうが良い」と言われ、存在意義すら疑われているiPhone 8 Plusを。
という訳で、買う前に気にしていた部分と、買ってからの感想をつらつらと述べてみたいと思います。
iPhone 8 Plus の購入を迷っている人が万が一いたなら、参考になれば良いな。
ちなみに購入したiPhone 8 Plus は、64GBのスペースグレイです。
結論から言うと、購入して約1週間が経ちますが非常に満足しています。
(2018/09/13 追記)
新しく発表されたiPhone XS Max はiPhone 8 Plus とほぼ同サイズです。
iPhone 8 Plus : 158.4(幅)×78.1(奥行き)×7.5(高さ)ミリ、重さ202グラム
iPhone XS Max : 157.5(幅)×77.4(奥行き)×7.7(高さ)ミリ、重さ208グラム
iPhone XS Max をご検討の方も、ぜひ参考にしてみてください。
iPhone 8 Plus を購入する上で検討したこと
ざっと挙げるとこんな感じでした。
- 携帯で良い写真が撮りたい。デュアルカメラとポートレートモードは必須。
- できれば片手で軽く扱えるサイズがいい
- できれば指紋認証は捨てがたい
まず、デュアルカメラとポートレートモードは必須だったので、iPhone 8 Plus かiPhone X のどちらかしか考えていませんでした。
というか、この条件で行くと、iPhone Xしか考えていませんでした、と言った方が正しいでしょうか。アウトカメラだけではなくインカメラにもポートレートモードを搭載し、かつ、サイズは片手で操作できるくらいコンパクト。
最初は僕もiPhone X を購入するつもり満々でした。
が。
色々と購入した人のレビューをみていると、Face ID の認証があまり好評じゃなかったんですよね。
「指紋認証って楽だったよね。」という感想が多く、確かに、iPhoneを顔の正面にいちいち持ってきてロック解除するのメンドくさいなぁ、会議中にこっそりロック解除してメールとかチェックしたいもんなぁ、と。
それじゃあiPhone 8 Plusにするか!と思ったのですが、唯一のネックはサイズでした。
iPhone Xの方が少し縦長ですが、画面サイズはほとんど変わらない(考え方によってはiPhone 8 Plusの方が大きい)し、インカメラのポートレートモードは写真サンプルをみてみたところ、そこまで精度が良さそうではない(というか、インカメラでポートレートモードを撮る機会がおそらくあまりない)、ということを考えると、残る課題はサイズのみ。
iPhoneは4の時から使ってきましたが、iPhone 6 になった時も、「デカイなぁ」と思いましたし、知り合いの人がPlusを持っているのを見るたびに、「下敷きやん!絶対使いにくいやん!」と罵っていました。
「いやいや、意外とそんなことないで!すぐ慣れるで!」と返されるたびに、「何強がってんねんこいつ」と嘲笑っていました。
そんな僕が。
iPhone 8 Plus に手を出す日が来るなんて…っ!
サイズの大きさはびっくりするぐらいすぐ忘れる
僕の手のサイズは、めちゃめちゃ大きい、と言うほどでもなく、男性の手のサイズの平均〜少し大きいくらい、と言う感じです。
購入する前は、片手でサッと操作することができなくなることを恐れていましたが、なんのことはない、普通に片手で操作できます。
たまに無意識に両手操作をしている時もありますが、ちょっとしたメッセージの返信なんかは、片手でパパッと打ち込みできちゃいます。
また、キーボードの設定で、右端(もしくは左端)に寄せることができるので、基本スタイルは右端寄せにしています。こうすることで、利き手である右手での文字入力が簡単になります。
※設定は、左下の地球儀マークを長押しして、出てきたキーボードマークの配置設定を変えるだけ。もちろん、いつでも中央寄せや左端寄せに戻すことも可能。
ただ、大体のズボンのポケットにはスッポリと入るんですが、スーツのジャケットの外側のポケットに入れると、お尻がひょっこり飛び出ます。
ですので、持ち運びする場所は常にズボンのポケットの中に変わりました。
そして、不思議なことに、1日もすれば、iPhone 8 Plus が、元々のiPhone 6 と全く同じサイズに見えてきます。「あれ、これってそんなにデカくないんじゃね?」と思って、奥さんのiPhone 7 と比較するとやっぱりデカイんですけど。
人間の慣れってすごいな、と思いました。
ちょっとくらい「デカイなぁ」と我慢しながら使うことも想定しましたが、要らぬ心配でした。
今の所、iPhone 8 Plus がデカすぎて扱いづらいな、不便だな、と思ったことは全くありません。手の小さな女性はわかりませんが、手が小さくない男性には、マジでiPhone 8 Plusをオススメしたいです。大は小を兼ねるぞ!
デュアルカメラとポートレートモードが想像以上に素晴らしい
これ、本当にこだわって良かったと思います。
iPhone 8 を検討している人は、マジでiPhone 8 Plusを検討対象 に入れてみて下さい。カメラの質がまるで違います。
そして、確実にカメラの質に感動します。
とりあえず、サンノゼのシリコンバレーエリア旅行に行った時にポートレートモードで撮ったカリフォルニアロールの写真を一枚参考まで。
もうね、一眼レフの単焦点レンズカメラ不要なレベル。
人物写真も何枚かポートレートモードで撮ってみましたけど、完成度高すぎてビビります。携帯写真の概念が覆りますよ。
ただ、良いカメラで撮ると、女性からは「顔のシミやシワが鮮明に映るから撮らないで!」と言われがちになるので、注意が必要です。
まとめ
僕の中では、(アウトカメラの)デュアルカメラとポートレートモードは必須、後の部分は使いやすさ重視、だったんですが、iPhone 8 Plus にして、正解だったと思っています。
まぁ、iPhone X にしててもなんだかんだ、「最高!」みたいなことを言ってるんでしょうけど。
iPhone 8 Plus を「サイズがなぁ…」と検討対象から外している方には、是非とも「思ってるより大きくないし、びっくりするくらい一瞬で慣れるよ!」と伝えたいです。
僕も購入前に同じように「iPhone Plus 大きすぎる」みたいな感じで検索をして、いろんな人の意見も見ていたんですが、やっぱり「意外と大きくない」とか「すぐ慣れる」みたいな意見が圧倒的に多かったんですよね。
ただ、購入前はそれでも信じきれず、「強がってるだけじゃないの?」という気持ちが拭いきれませんでした。
でも実際に自分で触れて使ってみると、なるほどやっぱり思っているほど大きくないし使いにくくもない。
ぶっちゃけ使用感はiPhone 6 時代とほとんど変わらないです。
だからこそ。
同じように不安に思っている人達へ。
iPhone 8 Plus は思っているより大きくない!
そして、使っているとマジで一瞬で慣れます!
だからiPhone 8 Plus も購入候補にどうか入れてやってください。
それでは!